今日は何となくフリーな日で久振りに映画に行くことにしました。
昨夜「e-とこ屋」に剣道稽古が終わってから遅くに出かけ、楽しく飲んで来ましたが、すでにマスターは酔っぱらってカウンターでお客と飲んでいました(笑)
この日のバイトの彼女はヤスコさんといって綺麗な熟女さんですが、現役の役者さんでね・・・内縁の旦那は必ずその日はいますね。その彼も熟練の役者です。彼らの公演は僕は時間の許す限りお邪魔していますよ。
中々のベテランの芸達者でいつも感動もらっています。
失礼ながらとても裕福な生活をしているとは思いませんが、どことなく二人には幸せ感感じるのですよね。
で、映画好きのマスター、酔っぱらっていましたが「最近の映画・・どう?」って振るとやっぱり「あまり面白い映画はないなぁ」ときました僕も同感です。
ところが「あーあの映画は面白いかも・・」と気になってるらしく、その映画の名前はと聞くと「ドリームホース」
自分達のいつもの競馬の話とはまた違うようですが・・・。
そう云う僕も元々少し興味があって気になっていた映画なので早速今日観に行くことにしました。
一言・・・素晴らしく良い映画でした。
この映画はある意味、馬が主人公(複雑ですが・・)でもあるのですが、それより全編で織なす夫婦愛や家族愛、自分達が暮らす小さな谷あいの村への思い等々、単なる動物ものというジャンルを越えてね、一言で云えば見てる側が「純粋」になれるという要素がありましたね。動物が主人公というよりその馬を取り巻く人々がよくて、何となくすべての観念的な垣根を越えてしまえるという良さがありましたね。
夢物語みたいですけど実話を元にした映画で、達者な役者揃いと云うこともあってか映画というか脚本として肝心なところは何げにきちんと押さえていたような気がしますね。
更に映画の中で使われる音楽・・サウンドトラックは勿論ですが、舞台であるイギリスのウェールズ地方の国歌を同じウェールズ出身のソプラノ歌手が自身の役で歌ったりとか、はたまたパブで皆で歌うトム・ジョーンズの「デライラ」(後で調べました・・)酷い内容の歌詞ですが(>_<)しかしそれがまた楽しいのですよね。
とにかくいやはや、ホント泣かされましたが、これって本当に純粋な感動の涙なんですよね。
こういう映画ってのがホントは一番いいのかもなァとか思ってね・・。
「映画ってホントに良いですよね」以前、映画評論家の淀川長治さんがよく云ってた言葉ですけどね・・。
話題性とかストーリー性とか脚本の緻密さとか重厚さなどそう云ったものとは別に、ともかく本当の「映画の良さ」と云うものを考えさせられた優れた映画でしたよ。
お陰様で良い時間を過ごせました。
お勧め映画です。「ドリームホース」是非!