Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

暑い!・・・久振りにわんこ達の話題です。

2014-07-27 11:03:04 | 紀州犬

 最近の暑さときたらまったくたちが悪い・・。

異常な感じがするほど暑いです。しかし、毎日が間段なく過ぎ去って行く感はいつも季節は問いませんが・・・・。

  家のわんこ達は相変わらず元気で雄のコクは体重も18kgを超え、その引き締まった体躯と比例してかなりの運動能力が垣間見れるようになりました。例えば別に今始まったことでもないのですが、段々畑跡の最も上の段から全力で下り降りて玄関前の段の土手の直前で急停止できます。更に横っ飛びで1m位飛びます。

これらの能力は運動神経の塊のような母犬の那智の血だと思わざるを得ません、もちろん父犬「第三銀狼」とて生中な紀州犬ではありませんが・・・とにかく那智などそんなことほんの朝飯前ですし、眼前の1m程の柵なら難なく垂直跳びで超えてしまいます。

  最近になって母犬の那智が子供帰りのような様子で、とにかく2匹の我が子達とよく遊びます、と云ってもほとんどが格闘訓練のような遊びで体格では遙かに大きい子犬達をまるで合気道の先生のように転がしてしまいます。見ていて痛快で、この子が実猟に出ていたらさぞかしおもしろかっただろうにと真剣に想像してしまいます。

咬む、もちろん本気咬みではありませんが、その咬む箇所が絶妙で相手がバランスを崩してころっと倒れていくようなところばかり狙います。

那智は今、換毛期で毎年この季節は被毛が抜け落ち見るからにみすぼらしらしく可愛そうなくらいなのですが、普段は厚い被毛に隠れ見えない各所の筋肉の発達度合いが良く判り、まさしく抜群に均整が取れ、日本犬の「枯れ・・・」感のようなものを漂わせています。これは日本犬をよく判った人が使うかなり専門的な表現ですが、何となく僕にもそれが見てとれます。

  早朝5時には起床し、コクとコナそれと那智を大体順番に曳きだします。朝の散歩がどれか1匹の場合は夕方他の1匹を、そしてもう1匹は自宅前の空き地で放犬(放牧・・・見たいですがそんな感じです)大体そのようなローテーションで運動に付き合います。

さて、コナのことですが生まれが一番後で身体も小さかったけど、5匹の子犬達の最も運動能力が高くて云々ということは前にも書きましたが、身体が小さいと云う表現を取り消さなければなりません。

これほど大きくなるとは意外で、まったく想像つきませんでした。今や雄のコクと体格は勝るとも劣りません。その分那智が悲しいほど小さく見えてしまいます。

性格は素直、従順、人なつっこい(これははっきり家族のみですが、他人にはとてもシャイで余り触らせません・・)で、とても飼いやすく、一緒にいて苦にならない犬です。良い子に育ってくれました。

那智の性格やその行動には目を見張るものがありますが、コナはまだその片鱗のようなものを遊びの中でたまに見せる位で本来の抜群の運動能力を発揮するところまで、というかその機会が余りありません。

それにしても「秘めたもの・・」を感じさせる綺麗で大きい斑紀州です。

コクは僕の相棒のようになりました。一人で出張などの時は一緒に連れて行きます。先日も剣道の審査会に出向いた際朝から夕方まで車のトランクルームを開けたままにしその中のゲージでおとなしく寝ていました。

会場の玄関に近く、多くの人達が前を通るので声を掛けられたりのぞき込んだりされていたようですが、そんなことも一向に気にすることもなく、僕が帰るまで静かに伏せていました。

温厚なそれでいて存在感のある、ホントにこいつもいい奴でこれからが楽しみな子です。

特に人に対してはまるで安心な子で、それだけでも飼い主の僕にストレスが掛かりません。

こうして3匹それぞれを慈しみながら毎日生活しています。犬のいない生活は今や考えらなくなってきました。

那智など気が向けばいつの間にやら僕の布団の横で寝ています。

この子だけはいつも室内でもゲージを開けっ放しにして自由にさせています。

何も悪さするどころか不審な物音にも敏感に反応し、家の外にシカやイノシシなどが近づきすぎた時など、いち早くその行動で知らせてくれるし、運悪く床を這う羽目になったクモやムカデなどは一瞬の動きで前足で叩き伏せてしまいます。家内が少しでも大きい声を上げようものならまるで物音もさせずにするするするっとそばに走り寄りその原因を確かめようとします。

まぁ、大事な家族ですね・・・みんな。

そんなことでわんこ達の近況でした。

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梅雨明けを発表します。

2014-07-20 09:09:57 | 随想・・・。

 何だかんだと忙しい昨今で今も京都に来ています。

一昨日は奈良の吉野に出張で、京都を朝早く発ち、現地で仕事を済ませ午後3時頃には帰れましたが、車で往復5時間ほど、もちろん休憩も食事もしてのことですが・・・結構疲れました。

ただ、山の中の大和路は風情があり、少し横道に入れば世界遺産に象徴される様々な見所があり、とても興味深い土地です。もう少し足を伸ばせば尾鷲の裏側にたどり着くところまで行きました。

何も予定を立てずゆっくりと何日かかけ、民宿や古い旅館に泊まりながらぶらぶらとしてみたいようなそんな衝動に駆られました。

京都から滋賀甲賀、そして奈良吉野・・ちょっと行けば紀州がすぐそこで、はるか昔、京の都から吉野や熊野に行幸していた当時の天皇や公家達もここを・・・こんな辺境の地を訪れ様々の伝説や言い伝えともにその足跡を残していったことを考えると何かしら廻りの景色や風景に遠い古の香りのようなものを感じました。

  そして昨日はと云うと、まぁ・・剣道です・・・津まで出向き猛暑の中しっかりと月一回の高段者の稽古会に参加してきました。集中した稽古で結構身体に応えますが、終わった後はとても清々しく、いい気分で帰路につきました。

ただ、水分の補給が大変で身体の欲するまま炭酸飲料やスポーツドリンクなどを飲み過ぎ、更に帰宅直後の缶ビール・・・・・それも2本・・ときてるから・・・胃腸の調子がおかしくなるのも当然で、自分の口卑しさに腹が立ちました。

その後家内と食事に出向いた先でもついまた生ビール・・これもまた2杯・・・・と夏場はビールの量が増えるのは判るのですが・・これに冷酒とくるのですからまさに飲み食いし過ぎで家内にも少々ひんしゅくを買ってしまったようです。

お陰で一晩腹苦しい思いをしましたが、朝一番からわんこ達を順番に連れ出し、1匹ずつ都合3回の自転車散歩で12kmほど走りました。そのせいか・・はたまた生来の胃腸の丈夫さか、朝御飯はちゃんといつも通り美味しく頂きました・・・・・(笑)

良かったです・・ホント・・胃腸の調子が悪いのって一番嫌ですね。食べたいものを美味しく食べられない・・・こんなストレスないですもの。こんな時つくづく健康のありがたさを感じるのですが卑しい自分はつい目の前の欲望に負け、後先考えずに飲み食いにいそしんでしまうわけで・・これからは充分気を付けようと心に誓い・・?ました。

明日は雨で延期になっていた屋上の雨漏りの対策工事があります。多分・・炎天下、立ち合う予定です。

  昨日は酷いカミナリとスコールのような雨がありました。暑さも本格的です。

ここで僕が梅雨明けを発表することにします。

去年もそうでした。気象庁の発表より僕の方が少し早かった記憶があります。

と云うことで本格的な真夏シーズン到来です。

 

 

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那智の子がテレビに出る!

2014-07-08 08:25:46 | 紀州犬

  先日、串本のUさんから連絡があり、なんか「熊野古道と紀州犬・・」というものをテーマにした「遠くに行きたい」という番組の収録に協力することになり、それに自分ところの紀州犬「紀伊」(この子は家の「那智」の子です)を出すことになったと云うことでした。

ところが後日、再度連絡があって、紀州犬とタレントのイマルさんが古道を歩く様子を収録する予定だったのが、和歌山県から古道を犬を連れて歩くのは止めて欲しいと云うような申し出があったらしく、これはおかしな話でどうにかしていると思うのですが・・・・結局、別の場所でイマルさんと紀州犬の「紀伊」がたまたま遭遇するような設定になってしまったとのことでした。

  僕はそれを聞いた時はかなり頭にきてイラツキました。

まったくお役所というのは本質的なことをろくに調べもせず、このところペットブームで愛犬を連れたハイカー達のごく一部が山のマナーを知らずというか常識的なことを守らずにする行為・・その僅かな事象だけを取り上げ「古道を犬を連れて歩くな」とは・・・・まったくもってしょうもないことを言い出す始末で、これにはあきれてものも言えません・・・。

  その前に、行政としてやらなければならないこと・・・そのことに対する、きちんとした調査とその上での理由とその説明・・・更にこまめな指導と啓発行動こそが本来の仕事であり、規制することはずっと後の手段であり、情けないことにこう云ったことが一例で、それが行政の怠慢と云うことの象徴的なことであることに気づいていないと云うことなんですね・・・・まったく・・・。

先日、新聞報道で東京の高尾山を訪れるハイカーが年々増え、中でもペット連れの人達がペットのウンチを片づけずに行くとか、そのオシッコが貴重な植物の成長に被害をもたらしているとか・・・とまぁ、こんなような内容の記事で、ほんのひとつかみのバカな人達の行為が一事が万事のような風潮で語られてしまう訳です。

そして、そのごく一部のバカな連中を対象にして規制や規則でがんじがらめにし、大方を占める常識的な人達をも巻き込み、あたかもそれが正義だと云わんばかり振りかざすのが行政であったり、一部のエキセントリックな共同体であったりする訳です。

情けない・・・実に情けないことです。

  とまぁ、那智の子がテレビに出ることが愉快なことでそれを伝えたかっただけなのですが、ちょっとしたことからイライラと興奮して話が随分と飛んでしまいました・・・お許しを・・・。

※7月13日(日)午前7時30分から放送予定の読売テレビ「遠くに行きたい」(紀州犬に会いたくて・・)旅人:IMARU

 モモ・・・我が家にいる頃はそう呼んでいました・・今は「紀伊」と云います。

例えちらっとでも成長したあの子の様子が見えるのがとても楽しみです。

 

 

 

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昇段審査の顛末。

2014-07-07 17:12:56 | 剣道のこと

 日曜日は津で三重県剣道連盟の中勢地区昇段審査会がありました。

受審者は初段から五段まで約200名で僕の担当はその内の二段と四、五段の部でした。

普段からよく見知った方もいて励ましてもやりたいしアドバイスもしてあげたいのですが、審査員は開場で受審者やその関係者と話をしたりと無闇に接触したりすることは極力避けなければなりません。

不信を抱かれない為で、これはしごく当然のことです。あくまで公正明大でなければなりません。

  そうは云うものの、やはりよく知った方の審査は普段の力が判っているだけに相当意識して見てしまいます。

そんな中、やはりあっ、あの子や・・・という女性がいました。良く見知った二人の女性が五段の受審にきていました。当然僕の担当なのですが・・この二人・・明暗を分けてしまいました。

その内の一人Nさんは一人目の立合が出来が良くなくてこれは今回残念かなぁ、と思っていたのですが、二人目の相手に素晴らしい面を決めまして審査員が「うーん・・」と唸るような面で相手の男性に打ち勝ち、この一本が決め手となり・・僕の場合はです・・。多分他の審査員の方達も同じ感触を持ったのでしょう・・・結果は実技合格でした。

で、もう一人はまだ20代の女性でYさんと云います。この子は稽古の機会があればいつも僕に掛かってきます。

その都度、褒めたりアドバイスをしたりしているので実力も良く判っていて、かなり使える子なのですが、やはりこの年齢で五段を受けに来る男性は相当な力があるわけで、今回は完全に打ち負けてしまい、なかなか短い時間内で「はっ・・」とするような打ちがでず、とうとう力を発揮できませんでした。結果はやはり不合格で、かわいそうなことでしたがこれは仕方がありません・・・。

四、五段は年齢で組み合わせる為男女の区別はありません。不幸にも彼女は二人の相当強い男性に当たってしまいました。

  すべて終わった後で少し声を掛けてやろうと思っていたら、その悔しさも何のその・・・というか、後の稽古会でちゃんと僕の列に並んでくれていました。

その子の番になった時、稽古の前に今日の立合のことを話ましたが、面の中で涙を流しながら話を聞いていました・・・悔しそうでした・・・僕は「今日はもう稽古はこの話で止めておこう・・」と言ったのですが彼女は聞き入れず、結局いつものように厳しく稽古をつけることになりました。

僕は感心したのは、審査で不本意ながらダメな結果になったのにもかかわらず、残って稽古に参加する・・・というこの根性です。

ほとんどと云うか、不合格になった人で稽古に残って参加する・・・そんな人はまずいません・・。悔しいし、腹立たしいし「剣道などやってられるかい・・・!」と思うのが普通です・・・それで良いと僕は思うのですが・・・。

彼女は敢えて稽古に参加していました。

今思うと何故・・っていうことを僕に聞きたかったのだろうと思います。本人は他の女性で合格している人を見て、何故・・自分が・・と思ったようでした。

  そのことはきちんと説明してあげました。彼女は素直にそれを受け入れ、今後の稽古の仕方などのアドバイスを求めたので、僕なりにいつも考えている「女性の剣道というものがどうあるべきか?」と云うことを伝えました。

おのずと女性が若い同年代の稽古充分な男を相手に力勝負やスピード勝負を挑むことが無謀なのは自明です。

そこを勝ち抜いていくには力やスピードに頼るだけでなく「理合(専門的な言葉ですが・・)」の稽古を心がけなくてはダメなこと詳しく説明してやりました。彼女は頭の良い子でそれが判ったようでした。

  次の審査・・・12月にあります。多分また僕が見ることになる可能性は高いですが・・・その時はその成果を期待し嬉しい結果になることを心から期待しているものです。

そんなことがあり、とても残念だけれどもとても印象に残った審査会でした。

因みにNさんは破顔しながら嬉しそうに挨拶に来てくれていました・・Yさんとニアミスで少し気まずい気がして・・その結末の悲喜に僕自身も人ごとではない忸怩たる思いが重なりました。

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アンダースローで「櫻の園」を観ました・・・。

2014-07-07 13:42:09 | 京都のこと

 初めて近くの劇場「アンダースロー」に行ってきました。

この2、3日外食ばかりで何となく落ち着かなかったのですが、その日は早めに夕食を済ませようと神楽岡の「キハラ」にお邪魔して軽く飲んで食事をして、まだ明るい7時過ぎには家に戻りました。

少し買い物があったので再びスーパーに出向いたのですが、その隣の劇場の入り口に4、5人の人が立って居たので、そう言えば土曜日のこの時間だしと思い、その中の一人に訊ねてみたらやはり8時から上演されるとのことなのでこれは丁度よいタイミングと思い、ほんの今、開場になったばかりのその劇場に初めて足を踏み入れました。

そこには完全に外の空気とは異なる別の空間がありました。これが良いんですよ、この異次元化のようなものが・・・。

  演目はチェーホフの「櫻の園」という戯曲で、僕はその内容についての知識はありませんが、このロシアの有名な劇作家の最晩年の作品らしいことが後で判りました。

僕はそのこと、いわゆる演目自体にあまり興味はなく、それより演じている人、役者達のその生の演技を観るのが結構好きなんですと云うより、それよりこの日常とかけ離れた別世界そのものに魅力を感じているのかもしれません。

そんなんで約1時間半くらいかなぁ、途中で少し眠くなってきましたが(これも許されることだと自分流に解釈しています・・)それなりに生々しい迫力の演技を堪能してきました。2000円は高くはないですねぇ・・・。

  相当の稽古をしているらしいことは充分伝わってきたし、それよりやっぱりというか、役者の声と云うものは凄いですね。男性も女性も相当な迫力の声でまるでオペラを鑑賞しているような感覚になった場面もありました。このこと久し振りに再認識しました。

おもしろいですねやっぱり。この劇場はチェーホフが好きなようで以前にも「かもめ」「ワーニャ伯父さん」などもやっていたことがあります。また今度眠くならずに興奮するような演劇も観たいものです。

  話は変わりますが「能」これも凄いですね、僕は必ず途中で眠くなりますが(薪能ではそんな余裕はない・・・始めの頃はまだ日差しが暑くて・・・)後で聞いたらそれも良いとのことでした。幽玄をさまようようなそんな感じですかね・・・ある時など僕がウトウトしながら舞台上を眺めていたら後ろの謡い手の人も自分の出番がない時にウトウトとしていましたもの・・・。

だから、それも良しなんですかね、主人公の仕手の面から見る光景はとても滑稽なこともあるようで、あいつ寝てるわ・・・っていうのが良く見えておもしろいらしいです、ある有名な能楽師が言っていました(笑・・)

余計なことでした。と云うことで久し振りの演劇鑑賞のお話です。

 

 

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