最近の暑さときたらまったくたちが悪い・・。
異常な感じがするほど暑いです。しかし、毎日が間段なく過ぎ去って行く感はいつも季節は問いませんが・・・・。
家のわんこ達は相変わらず元気で雄のコクは体重も18kgを超え、その引き締まった体躯と比例してかなりの運動能力が垣間見れるようになりました。例えば別に今始まったことでもないのですが、段々畑跡の最も上の段から全力で下り降りて玄関前の段の土手の直前で急停止できます。更に横っ飛びで1m位飛びます。
これらの能力は運動神経の塊のような母犬の那智の血だと思わざるを得ません、もちろん父犬「第三銀狼」とて生中な紀州犬ではありませんが・・・とにかく那智などそんなことほんの朝飯前ですし、眼前の1m程の柵なら難なく垂直跳びで超えてしまいます。
最近になって母犬の那智が子供帰りのような様子で、とにかく2匹の我が子達とよく遊びます、と云ってもほとんどが格闘訓練のような遊びで体格では遙かに大きい子犬達をまるで合気道の先生のように転がしてしまいます。見ていて痛快で、この子が実猟に出ていたらさぞかしおもしろかっただろうにと真剣に想像してしまいます。
咬む、もちろん本気咬みではありませんが、その咬む箇所が絶妙で相手がバランスを崩してころっと倒れていくようなところばかり狙います。
那智は今、換毛期で毎年この季節は被毛が抜け落ち見るからにみすぼらしらしく可愛そうなくらいなのですが、普段は厚い被毛に隠れ見えない各所の筋肉の発達度合いが良く判り、まさしく抜群に均整が取れ、日本犬の「枯れ・・・」感のようなものを漂わせています。これは日本犬をよく判った人が使うかなり専門的な表現ですが、何となく僕にもそれが見てとれます。
早朝5時には起床し、コクとコナそれと那智を大体順番に曳きだします。朝の散歩がどれか1匹の場合は夕方他の1匹を、そしてもう1匹は自宅前の空き地で放犬(放牧・・・見たいですがそんな感じです)大体そのようなローテーションで運動に付き合います。
さて、コナのことですが生まれが一番後で身体も小さかったけど、5匹の子犬達の最も運動能力が高くて云々ということは前にも書きましたが、身体が小さいと云う表現を取り消さなければなりません。
これほど大きくなるとは意外で、まったく想像つきませんでした。今や雄のコクと体格は勝るとも劣りません。その分那智が悲しいほど小さく見えてしまいます。
性格は素直、従順、人なつっこい(これははっきり家族のみですが、他人にはとてもシャイで余り触らせません・・)で、とても飼いやすく、一緒にいて苦にならない犬です。良い子に育ってくれました。
那智の性格やその行動には目を見張るものがありますが、コナはまだその片鱗のようなものを遊びの中でたまに見せる位で本来の抜群の運動能力を発揮するところまで、というかその機会が余りありません。
それにしても「秘めたもの・・」を感じさせる綺麗で大きい斑紀州です。
コクは僕の相棒のようになりました。一人で出張などの時は一緒に連れて行きます。先日も剣道の審査会に出向いた際朝から夕方まで車のトランクルームを開けたままにしその中のゲージでおとなしく寝ていました。
会場の玄関に近く、多くの人達が前を通るので声を掛けられたりのぞき込んだりされていたようですが、そんなことも一向に気にすることもなく、僕が帰るまで静かに伏せていました。
温厚なそれでいて存在感のある、ホントにこいつもいい奴でこれからが楽しみな子です。
特に人に対してはまるで安心な子で、それだけでも飼い主の僕にストレスが掛かりません。
こうして3匹それぞれを慈しみながら毎日生活しています。犬のいない生活は今や考えらなくなってきました。
那智など気が向けばいつの間にやら僕の布団の横で寝ています。
この子だけはいつも室内でもゲージを開けっ放しにして自由にさせています。
何も悪さするどころか不審な物音にも敏感に反応し、家の外にシカやイノシシなどが近づきすぎた時など、いち早くその行動で知らせてくれるし、運悪く床を這う羽目になったクモやムカデなどは一瞬の動きで前足で叩き伏せてしまいます。家内が少しでも大きい声を上げようものならまるで物音もさせずにするするするっとそばに走り寄りその原因を確かめようとします。
まぁ、大事な家族ですね・・・みんな。