野となれ山となれ...アホとなれ じょんのじょんなラン日記

1年近くお休みしましたが、100万PVを越えて自由気ままに書こうと思い、気の向くままに更新していきます

ひわさうみがめトライアスロンレースレポート~

2013-07-15 21:17:18 | トライアスロン

さて、一夜明け頭の中でレースを整理したのでレポートを綴って行きます

朝6時前

大浜海岸に着きました

朝日を見つつ散歩

今日のレースは「潰れる覚悟」で挑む決意をしつつ

アップとバイクの準備にかかりました


天候は晴れ

きっと暑くなります

バイクには1.3リットルほど水を積みました


トランジットで準備していると

仲間たちと記念撮影~

香川も若手が育ってきています負けられない!とまた気合いが入りました



そうこうしているうちに入水チェックの時間

軽く400mほど泳いで状態をチェック

「なんか良すぎて怖い・・・」この予想は当ります(笑)


さあ9時に大浜海岸をスタートしますが

コンディション・・・波はちょいあり(太平洋だからね)うねり有り、潮流速し・・・コース取りで何とかなる?

コースを計算しつつ頭にインプット

ではスタートです


浜から一斉に飛び込みますが

自分バトル嫌いなので~

今回も上手く回避しつつ一番いいラインを取ります

スタート100mで自分の位置を確保

ここからは前にいる選手のストリームに入って

コバンザメ作戦です

まあ500mくらいまでは無理している選手も多く

着いては抜き

着いては抜きの繰り返し

そしてちょうどいい選手が見つかったのが600m辺り

4人の集団を捕まえてそこにくっ付いて行きます


でもここでちょいバトルが発生・・・・苦手なんだよ~とか思いつつ

スイムキャップが頭数発パンチされて飛んで行きました(笑)

まあいいやってことでそのまま泳ぎます

ラスト400m辺りで浜を確認し始めます

まだ誰も上がっていない

200m付近

上陸している人を発見

「え???見えなかっただけ?」そう思うのは自分のいつものスイムなら5分くらいは先頭から離されます

しかもこのうねりの中です

そしてスイムアップ

25分半くらい?スイムラップ25分24秒15位でスイムアップ

いつも通りじゃんって思ったのはその時だけ

目の前にホフマンだけでなくスイカさんも・・・・

「やっちまった~オーバーペースだ・・・」

とにかくバイクへ!と走ります



トランジットはいつもよりスムーズに移行出来ました

さあバイクで勝負だ!!そう思ってスタートするも・・・

なんか全然スピードに乗らないバイク・・・

スタート2kmでホフマン君をパスし

前を追います

3台4台と抜くには抜けますが全然ダメ・・・


最初のヒルクライムへ入りますが

登りはまあ何とかなりました

でも下りが全然伸びない

なんで?

そう思いつつ

往路は1台だけ抜かれ(抜いた人に抜き返されただけだけど)

前との距離を折り返しで確認します

おそらく3分差

予定範囲内!!

そこで気付きます・・・・

「リアのブレーキがホイールに当たっている・・・」

折り返しと同時にブレーキのアーチを開きリアブレーキを使えなくしました

でもこれで少しは伸びるようになっても

スイムのオーバーペースで使い切った体幹の筋肉が悲鳴を上げている事にレース後の分析でわかりました・・・

ペダルに体重が乗らず

バイクはぶれ

体は左右に揺れ

ペダリングのペの字もない

不細工な乗り方・・・

やっさんが華麗なダンシングで抜いて行きます

自分は数分着いて行きましたが乗れていない今の状況ではどうしようもない

25km過ぎ

右ふくらはぎが痙攣開始・・・ふくらはぎは無視できます

その先30kmで

左の腹筋と大腿直筋も痙攣・・・これも無視可能

ラスト5kmは惰性でも乗れるのでダウンヒルをブレーキ掛けず下りますが

後続に一台抜かれます「なんで??」とか思いつつ

バイクパートを終えましたが

ラスト500mで香川の学連選手に抜かれました・・・

「香川県3位はまずい・・・」そう思いつつ

ランのトランジットへ

バイク降車時

ん~完全に脚が終わっています・・・脚全部痙攣してるんですど・・・まあそんなことは無視してランへ移行します

バイクラップ1時間17分33秒で17位  なんじゃこりゃ??

とにかく諦めずランへ入りますが

バイクでボトルの水全部飲み干すくらい暑い・・・

もうランは何とかなるでしょ?

って思いつつ最初の1kmはスローペースで入りますが

1km過ぎから

左ハムストリングの痙攣の前兆が

ハムストリングが攣ると走ることは出来ません脚で最も攣ってはいけない筋肉なんです

「まずい・・・でも止まると国体の可能性はない、攣るか攣らんか出たとこ勝負!」そう想い走るも

数百mで見事痙攣・・・

激痛に悶絶し立ち止まります。

マーシャルの方が心配して観てくれていますが

必死で耐え痙攣が治まるのを待ちます

2分か2分半か?

走りだそうとしてはまた痙攣し

止まっては治すという繰り返し

その時です

「おい頑張れ!!」って知らない選手がケツを叩いてくれました

何故か私の痙攣は別の刺激をくれたら治ります

2年前もビックレイクのヨッシーさんが背中を叩いてくれて治りました

「はい頑張ります!」そう言ってまた走り始めました

多分ですが背中にスイッチがあるんですよきっと(笑)今度からここ押してね♪ユニホームに書いておきます(笑)

他の箇所の痙攣はおさまっていませんが走るのが不可能な痙攣は取れました

とにかく前へ!!そう想い

自分にもアクシデントがあるんだから香川県のトップ選手にも起こりえる!そう想い諦めず追いかけます

折り返し手前で差が確認出来ますがすでに7分差・・・

ゴールするまでわからない!

そう想いつつトライスーツの中はエイドでもらった氷だらけ(笑)

少しでも体温を下げ痙攣を抑えると共にもうフラフラで頭痛がしっぱなしの熱中症の体を少しでも冷やしていきます

熱中症にはなれているので問題有りませんが冷やした方がパフォーマンスが上がるので冷やしていきます

エイドの水は毎回取りました

自分も折り返しに差しかかり

折り返します

沿道でプログラム片手に名前で応援してくれるボランティアの方の声援が嬉しくて

仲間のことを想い浮かべつつ「こんな不甲斐ない走りですみません」そう想う自分がいました

折り返し手前で香川県2位の選手の差と

ホフマンが猛追してきているのがわかり

「勝負はラスト2km、それまでに脚がこれ以上痙攣しないことと熱中症を悪化させないこと」それがこれから3kmの課題になりました

7km手前のエイドで

「水下さい~」って声をかけたら「水、水~」って他の人に声をかけ探してくれるボランティアの方

「ドリンクでもいいのですよ」って言いつつ止まる時間もなく通過しその先の人が持っているスポンジがあるのに気付き

「スポンジ2個下さい!!ありがとうございます」


スポンジを体にかけるために使うんじゃありません

この水分はラスト1kmに効きます

取らなかった終わり

スポンジを絞り口に当てます

一口二口くらいの水分は取れました

ラスト2kmの表示が見え

後ろ40mにはホフマン君・・・

「勝負かけるしかない・・・脚よもう一度大きな痙攣をおこしたら終わりだ・・・そんときは諦めるけどそれまで頼む!」

2kmでペースアップ

エイドも取りません

一人抜き

二人抜き

ラスト1500m

「後500mでラスト1km、いつもインターバルしている距離、どうなっても走りきれる!!」

「心臓ももう限界かな?でも死んでもいいからもう1つ前に行かせてくれ!!」そう念じ

頭の中にあるリミッターを切ります

「いくぞ!」

ラスト1km

ホフマン君との差は5秒

前の学生とは5秒??


心拍計に目をやると195bpm

「死ぬかも?でも行こう!どうなるか知らんし、もう脚は終わっている、頼るのは心臓だけ!」

3段式のスパートで2段目を点火

「ラスト400mでもう一回行くぞ!」そう決めて

必死で前を追います

香川県2位を捉え

抜き去る時は一瞬で!という駆け引きの鉄則に習い

少し速いけど3段目のスパートをラスト450mくらいでかけました

「もう30歳になるおっさんやけどまだ後輩に負けるわけにはいかん!」


別の選手をもう一人抜き

ラストの100mでサングラスとサンバイザーを取り

フィニッシュ


44分17秒 ランラップ26位

2時間27分15秒  総合11位

30-35歳エイジ別2位


バイク心拍データ


ラン心拍データ



良いレース展開とは言えない最初のスイムから無理してみたレースでしたが

いろいろ自分に足りない部分があり

完全に潰れてしまいました

でもそれは同時にいくつかのことを教えてくれました


まだまだ努力が足りないこと

自分をまだ理解していないこと

補わないといけない部分があること


どれとは具体的に言いませんが

これらのヒントを得れただけで大収穫です


今年の国体はまた行けませんでしたが

また来年チャレンジします

まだまだ自分は強くなれます



だってさ

特に収穫だったのは

無理すりゃ15位でスイムアップ出来た

3%以内の順位で上がってこれたんです

自分が最も苦手なスイムが3%以内で行ければ

3%、2%、2%という理想的な展開が出来る可能性があります

それを見つけれたら

また頑張れそうです



今一度自分を見直し

次につなげていけます


今年もこの壇上に上がれたことを感謝しつつ

悔しさをばねに頑張っていきますね

たくさんの応援ありがうございました



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