モーセはイスラエル人の裁判人たちに、イスラエル人の起こす問題の裁きは正しく裁かなければならないことを命じたことが、記されていました。引き続きモーセは神エホバに命じられた通り民に伝えていましたが、偵察を命じた12人が神エホバの指示に背いたことを次のように記録しています。
「私たちはエホバに命じられた通り、ホレブを出発して、アモリ人の山地へ向かう途中で、皆さんが見たあの広大で恐ろしい荒野を進みました。やがてカデシュ・バルネアに着きました。私は言いました。「皆さん(イスラエル人)はアモリ人の山地に、私たちの神エホバが与えてくださる所に来ました。さあ、エホバ神はこの土地を皆さんに渡しました。上がっていって、父祖たちの神エホバが告げた通りに土地を取得しなさい。(神エホバの御意志を行うことに)おそれたりおびえたりしてはなりません」。
しかし、皆さん(イスラエル人)は私(モーセ)の所に来て言いました。「先に人を遣わしましょう。その土地を調べさせ、どの道を通るのがよいか、どんな町と戦うことになるかを報告してもらうのです」。それは良い提案に思えたので、皆さんのうちから12人、部族ごとに1人を選びました。その人たちは山地に上っていって、エシュコルの谷に着き、偵察しました。そして土地の果物をいくらか取って、私たちの所に持ち帰り、こう報告しました。「私たちの神エホバが与えてくださる土地は良い所です」。ところが、登って行こうとせず、エホバ神の指示に背きました。皆さんは天幕の中で不満をつぶやき続け、こう言いました。「エホバは私たちを憎んでいる。それでエジプトから連れ出してアモリ人に渡し、私たちを全滅させようとしているのだ。私たちはどんな所に行くのだろうか。兄弟(12人の偵察者)たちは「私たちより大きく背の高い民、大きくて天に届く城壁に囲まれた町、それにアナク人の子たちを見た」と言って、私たち(イスラエル人)の心をくじいた」」(申命記1:19~28)。
上の聖句に記されている通り、神エホバが与えると約束されている土地に、12人の偵察隊が行き、その報告をした時、神エホバに背いたことが記されています。それは、12人の偵察者たちは、神エホバが与えると約束した土地を偵察した時、その土地には大きく背の高い民が、高い城壁に囲まれた町に住んでいることから、神エホバがイスラエル人を全滅させようとしている、と偽りを述べ、イスラエル人の心をくじいたことが記されています。
さて、モーセはどのように対応するでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
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台風の 過ぎ去りし川 サギの立つ 今日の一句
台風の過ぎ去った須賀川に立つ「アオサギ」
ー 3m位に近づき写真が撮れました ー