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朝に一善だけ 朝に一杯のみ

2022-10-02 15:26:05 | 日記

 聞くところによると、コーヒーに限りませんお茶もカカオも煙草の葉ももとをただすと虫に食われるのが嫌さにカフェインなりニコチンなりを自分の体内に合成し、それを喰った虫の中枢神経をマヒさせるというではありませんか。ちょうどフグの毒のようなもので、自分を守ろうとする志は尊いけれど周りに迷惑かけることは何とも思ってない行動です。しかしなかなかの高等戦術で植物の中でも相当進化した賢い植物というべきです。

 フグは毒を持ってることをいいことになんぼでも自分の身をおいしくして「フグは食いたし、命は惜しし」の状態を作りました。同じようにコーヒーやお茶は毒をもっていることをいいことにいくらでもわが身をおいしくしたと考えられます。すなわち「コーヒーは飲みたし、安眠はしたい」の状態になっています。

 そこで私は「朝に一善だけ 朝に一杯のみ」の標語を掲げ一善の方はしたことありませんが一杯の方は結構守っています。

 

 資本主義とコーヒーに限りませんカフェインは相性のいいものと考えられます。資本主義の勃興期には労働者に朝から元気に働いてもらう必要があるので、コーヒーなり紅茶を安価に大量に提供する必要がありまたそれを飲むことがいいことだと奨励されました。これがアヘン戦争の原因になったのですからカフェインの害は体だけではありません。またこのことから類推して、千利休がお茶を創始したころは日本の初期資本主義の時代ではなかったかと疑っています。