項羽がケインズを知っていたらよかったのに④
せっかく天下を取ったのに、都市流入民や戦争捕虜のために仕事を作ってあげるなんてあほらしと思うようでは王様は勤まりません。お祭りのようにして自分の墓を建設しないといけなかったと考えられます。豊臣秀吉は、にぎやかに大阪城を建設したと言います。そこで必要ならもう少し大きな公共工事をやればいいのにああ面倒くさいこいつら戦争で滅ぼしてやろうと朝鮮討ち入りなんてことをやったもんで、自らの政権の命も縮めたし、のちの世の評判もダダ下がりになってしまった。
ここで、古代の農民は税金払って皇帝はそれを都市流入民に流したんですから農民が損してるように見えるけど、皇帝の威徳によって耕す土地が保証されかつ天に祈ってくれるので作物の出来がいいとされているのでまあ丸損というわけでもない。都市流入民はタダでもらってるわけでもないので丸儲けではもちろんない。皇帝はいい思いもしたかもしれないが孤独で時には危ない目に合う、なにより不作になるとお前のせいだとひどいお叱りを受ける。
一番得なのは、盗掘した奴と後代それを博物館や美術館で鑑賞する人か。