神が宿るところ

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坐禅石(茨城県日立市)

2019-10-19 23:22:17 | 名石・奇岩・怪岩
坐禅石(ざぜんいし)。別名:南極寿星の座禅石、天狗の布団石。
場所:茨城県日立市宮田町。茨城県道36号線(日立山方線)「白銀町歩道橋」交差点から北西へ約2.9km。宮田川の中、山側にある。駐車場なし。
「坐禅石」は、5億年前にできた火成岩の一種・斑岩(ポーフィリー)の巨石。大きさは7.5m×6m×3m、重量約1千トンともいわれる。その名の由来は、次の通り。
文明2年(1470年)、武蔵国南足柄(現・神奈川県足柄市)の曹洞宗「大雄山 最乗寺」の南極寿星(なんきょくじゅしょう)禅師が常陸国に法流を広めようと「度志観音」(日立市田尻町)に参籠したとき、観音の霊夢があり、現れた白馬に乗ると当地に導かれた。現・JX金属日立精錬所の辺りに庵を結び、この巨石の上で座禅修行をした。禅師の徳風を慕った山尾城(現・日立市十王町友部)の城主・小野崎朝通が土地を寄進し、寺院を建立した。これが曹洞宗「天童山 大雄院」(現住所:日立市宮田町5-6-15)の創建であるという。
また、この巨石の上で天狗が寝ていたという伝説もあり、別名「天狗の布団石」ともいうとのこと。


曹洞宗天童山大雄院のHP


写真1:「坐禅石」


写真2:同上
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