どれ位、かー君のお家に通っていたか覚えがないのですが、アサガオの押し花の思い出とか、おやつのシュークリームやプリンの思い出、読書やジグゾーなどのパズル、可愛い日本犬の子犬、そんなことを覚えています。
押し花は夏休みの自由研究、何かで押し花がダメになったとか、帰路で見つけたアサガオが咲くお家から貰って来て上げた事がありました。夏休みですよね、多分。
おやつのシュークリームやプリンは、かー君のお母さんの手作りで、訪問し始めてかなり早い時期におやつに出していただきました。
私はこれらのお菓子はお菓子屋で買って来る物だとばかり思っていたので、かー君のお母さんが手作り出来る事に驚き、尊敬してしまいました。味も美味しく自慢出来る出来栄えでした。
私もこんな風に美味しいお菓子を手作りできるお母さんになりたいと憧れたものです。理想のお母さまでした。
実は家の母はお世辞にも料理が上手だと言えず、無理とは思いましたが、かー君のお母さんにお菓子を習って来たらと言ってみたものです
。お母さんの手作りお菓子が食べたい
からと。
母は習いに行ったのかどうか、家では一度も作ってもらった記憶がありません。習う途中で挫折したんじゃないでしょうか。
読書は沢山本があったので読ませていただきました。パズルも暇つぶしにしていたものです。
やはりか―君もおー君と同じように机に向かうと、長時間せっせと学習に取り組んでいました。
この頃になると、皆勉強に時間を割いて大変な努力をしているのだと私にも分かるようになって来ました。
それで、かー君の勉強中は邪魔しないよう読書かパズルをしていたのです。
思えばおー君の家でも同じ事でした。
過去の私の言動を思い出すと、明らかにおー君
の勉強の邪魔になっていたと分かるのでした。
おー君に悪い事をした、そうはっきり思うのでした。
そう分かってくると、かー君の邪魔になっていない訳がありません。
早々に退散する事にして長居しないようにしていたと思います。
そうだったと思うんですけど、どうだったでしょう。思案投げ首といったところです
。
この頃だったでしょうか、私は家で父に呼ばれ、真顔でお説教されました。
そこに座りなさいという感じです。
「お前は不美人だ、不美人だから勉強しなさい。勉強で身を立てなさい。ちゃらちゃら外を歩き回るんじゃない!」
と言われました。
確かうーちゃんに、笑うとブスになると言われてからそう遠くない日でした。
2人の言葉が重なって相当嫌な気分になりました。
腹が立たない訳は無かったのですが、言ったのが父の事です。一理あるのかなと真面目に考えてしまいました。
優秀な同級生が学習に相当な時間を掛け、真面目に取り組んでいるのも分かって来ました。
そう、おー君もかなり勉強が出来る子でした。
家に居なければならないのでは無く、遊びに行く事が他の人に迷惑なのかもしれない。
そんな風に結論を出しました。
以降は家でゴロゴロ、していてもしょうがないので
、
特に習い物をしていない私は学校の宿題以外するが無いのです。
思いっきりよく図書館へ行ってきますと出かけるのでした。
そうして、もうおー君の家に行くことは無いのでした。
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