Jun日記(さと さとみの世界)

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牧歌の郷

2017-10-07 15:25:37 | 日記

 私にとって、1つの鬼門の場所を離れました。しかし、2日後の朝を思うと不安な気持ちがします。又あの様な暗澹たる気持ちを胸に持つ事になるのでしょうか、自分でも予測できない未来に憂鬱になりそうでした。

 しかし今は一般的な人もそうであるように、気分の弾む旅行中であるという事が、私にも精神的な高揚感をもたらしているのではないか。その事がプラスに働いている分、感情面が落ち込むマイナス面が軽減されるのではないか、そうかもしれないと楽観的に考えると、私はそんな微かな期待を当てにする事にしたのでした。そう考えると胸に希望を抱いて微笑んでみるのでした。

  (ノーフォークラベンダーでの買い物レシート。絵葉書やティタオルを買ったことがわかります。7月18日の17:59の打刻があります。)

 (パンフレットを開いてみると、農園の見取り図が広くありました。この当時の農園の様子が分かります。)

  バスは一路その日の宿泊先、ヒルトン・ノ―リッジに向かいました。如何やら無事に観光を終えた事で、私はバスのシートにもたれ込みながらホーと安堵の溜め息を漏らしました。後はゆっくりと車内で休むだけです。この日宿泊先ホテルではレクチャーが予定されていました。

 メモによると、「イラクサ、ネトル(ネットル)。夜、パースニップ食べる、スイートポテトのよう。」とあります。

 この日のホテルの夕飯で、私達は講師の方お奨めのパースニップを頂きました。確か私はこの日の日中に、何処でであったかは忘れましたが、歩きながら講師の先生から、パースニップがこの地方の特産品であり、この機会にぜひ賞味出来たらいいのだが、というような話を聞いていました。それが夕食に料理の付け合わせとして出て来たのです。(先生がお願いして出していただいたという話であったかもしれません。)

 「皆に味わってもらえてよかった。」

食卓に着いた先生が満足げに笑顔でそうおっしゃったのが印象的でした。どうやら先生もお気に入りの野菜であったようです。

  現在になってパースニップを調べてみると、セリ科のニンジンに似た根菜で、別名アメリカボウフウ、シロニンジン、サトウニンジン。 ヨーロッパ原産。 とあります。欧米では、野菜としてだけでなく薬用としても重宝されて来たものだそうです。抗酸化作用が高い。糖分が多いので食べ過ぎに注意とあります。

 講師の先生も、甘い、サツマイモに似た味というような事を仰っておられましたが、カブのような食感とサツマイモのような甘みのある味という記事もあります。

「葉や茎の汁はフラノクマリンを含むため光線過敏を引き起こす。このため取り扱いには注意が必要」とあります。やはり何でも慣れない植物、よく知らない植物には注意が必要ですね。

 実際に当時私が食べた感じでは、色は薄く黄色がかって、食感はややしょりっとした瑞々しさを感じさせる感じで、味はやはり甘みがある物でした。

 この日の最後に、ホテルでのレクチャーの事を書いておきます。私の手元には銀色の確りした紙製ファイルが残っています。表には「HILTON MEETINGS」と白文字の印刷。裏には同じく白文字の印刷で、「HILTON DIRECT WORLDWIDE」とあります。一段下がってカッコ書きがあり❛Call us on 0800 856 8100 or email hilton.direct@hiLton.com for all your meeting and conference requirements❜ とあります。

 ファイルを開くと、中には罫線掛けの白いレポート用紙が7枚入っています。私は半枚程しか書き込みがありませんが、アーモンドについてのレクチャーであった事が分かります。原産地、花の特徴、効能、保存の仕方などが書いてあるようです。他にホテルからの外線電話の繋ぎ方、添乗員さんへの緊急連絡電話番号、明日のモーニングコールの時間5:30、出発6:30、荷物5:45、朝食5:30のメモの端書もあります。

 さて、この銀色のファイルの中には、半折になった白い紙が入っていました。その白い紙はクリップで留められていました。今現在このクリップを紙から取ろうとすると、かなりきつくなり錆付いた感じで容易には抜けませんでした。漸く引っ張り抜いて紙を開いてみると、「MIX AND MINGLE」の題字があります。Dearの文字の横にMs と私の苗字があります。読んでみると、pre-dinner drinks and canape's への招待状です。時間はと言うと、between6:30㏘ and 7:30㏘とあります。

 招待状なんてとても嬉しい話です。心情的にもぜひ参加したいものでした。でも、レクチャーの時間は午後7時頃から1時間程だったと思うので、時間的に参加は無理だったと思います。実際、私は内心30%ほど残念に思いながら講師の方のレクチャーを受けていました。その後、夕飯をレクチャーの後、皆で共に午後8時頃の会食でいただいたと思います。

 私はこの時の招待状が余程嬉しかったのでしょう。こうやってレクチャーのファイルの中に一緒に綴じ込んであるのですから。私は過去にパーティのような物に招待された事が殆ど無かったのです。


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