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東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ナンバンギセルとミズトンボ

2022-08-20 | 季節の花

  ナンバンギセルが咲いたよ~とTwitterで、
  ほいほいと早速行ってみました。
  真夏の花、花とも言えない花だけど
  私にとってはやっぱり季節を感じる花です。

 

   ナンバンギセル(南蛮煙管)  ハマウツボ科ナンバンギセル属。
   ススキなどイネ科の植物の根に寄生していて
   葉緑素が無く、寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育します。

 

 

   花の姿を南蛮渡来の煙管(キセル)に見立てたもので
   万葉集にも「尾花(ススキ)」と一緒に「思い草」の名で登場しています。

   「道の辺の尾花が下(もと)の思い草
   今さらになぞ物か思はむ」 (万葉集)
   道端の尾花(ススキ)の下の陰にある思い草のように、
   あなただけを思っているのに、
   今さら何を思い迷うことがあるでしょうか。
   「忍ぶ恋」を象徴した歌です。

 

 

   一時姿を消していたノウゼンカズラが
   ここへ来たまた姿を現しました、
   見飽きたはずだけど再び見るとまた新鮮でした。

 

 

   タカサゴユリの三重連?、
   いま園内はタカサゴユリで真っ白と言ってもいいくらい咲いています。

 

 

   タムケヤマ(手向山).
   山モミジの園芸品種になります。
   「このたびは急な旅で、神様にささげる幣を用意できませんでした、
   代わりに、手向山の錦のような紅葉をお受け取りください」。
   百人一首にある菅原道真の歌からの命名です。

 

 

   入り口のギャラリー?に珍しい花が。
   ミズトンボ、初めて見る花です。

 

 

   ミズトンボ(水蜻蛉) ラン科ミズトンボ属。
   「水気のある場所に生え、花の形状がトンボを連想させる草」の意でしょうね。

 

 

   北海道南端から九州の日当たりの良い湿地に生えるようで、
   あのサギソウと同じ仲間だそうです。
   サギソウと一緒に咲いている姿も見られるとか。

 

 

   園芸・営利目的の盗掘・採集も少なからず
   環境省が絶滅危惧Ⅱ類の植物に指定しています。
   こんな姿を見ればやっぱり手元に置きたいのは分かるけど
   せいぜい写真で楽しむとかにして貰いたいですね。

 

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影  8月9日  向島百花園

          

コメント (2)
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