さて晩香廬を離れ公園に戻ってみましょう。
いやしくも"飛鳥山"と名乗っているので
高いところから見下ろしてみましょう。
いろいろな"絶景"を見ることができます。
晩香廬から一度下に降りてみます、
道路は本郷通り、旧岩槻街道で将軍家が日光参拝のおり
通った道、緩やかな坂になっていて「六石坂(ろっこくざか)」の名が。
坂の上の田んぼに対して六石の税が課せらていたとあります。
公園に戻って見たのは難読、読めないことで有名な「飛鳥山の碑」。
近寄って見ても古いのと難解な漢字で全く読めません。
「八代将軍・吉宗がここ飛鳥山を整備して一般公開した、
王子・飛鳥山・音無川の地名の由来や
吉宗が花木の植樹を行い王子権現に寄進した」と。
最後にやっぱり読めないよ~と記されています。
飛鳥山の上にさらに山が、
この日はお天気がよく朝からたくさんの家族連れなどが来ていました。
見晴らしがいいところへやってきました。
右上へ音無橋を通って旧岩槻街道、日光へのお成道。
下を流れるのは音無川、別れた支流は山谷堀となって吉原を抜け隅田川に注ぎます。
吉宗の故郷、紀州を流れる音無川に似ているとこの名をつけました。
撮り鉄にちょっとだけ人気があるJR王子駅、
下を都電、上にはJR京浜東北線、さらにその上に新幹線と
うまくタイミングが合うと一度に3つ以上の電車が撮れるところです。
何年前になるだろう25.4mの山を登るのがめんどいという人のために
モノレールが設置されました。
かわいいモノレールには「アスカルゴ」という愛称が、
飛鳥山とエスカルゴをくっつけた造語ですね。
アスカルゴが登っていきます、上に見えるのが山頂駅。
私はこれに乗ること自体がめんどいので乗ったことはありません、
自分の足で歩いた方が早い。
いろいろな"登山口"があるので景色を見ながらのんびりとね。
飛鳥山公園にはもう一つ目玉があります、
ついでなのでそっちの方にも回ってみましょう。
data: EOS70D/EF17-40mm 1:4 。 撮影 2月21日 北区・飛鳥山公園