東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

弥生3月始めました

2019-03-01 | 季節の花
  早くも3月に入りましたね、
  先月はお尻をちょっと端折ったもので、、、。
  農業公園の梅も大体咲きそろってきました、
  目立った花を数点ピックアップしてみました。


  

     「鶯宿(おうしゅく)」、この梅には面白い話が伝わっています。

     時は平安時代、村上天皇の頃平安京の清涼殿にあった梅の木が枯れてしまった。
     村上天皇はすぐに替わりの木を探させたところ、西の京のどこそこの家に、
     色濃く咲いて大変美しい枝ぶりの梅の木が見つかった。

     遣いの者が家の主人に事情を話し、さっそく梅の木は掘り返されて清涼殿へ運ばれた。
     が、その木には、家の主人からの文が短冊にして結びつけられていた。
     「勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問はば いかが答へん」
     帝の勅命なれば畏れ多く、もちろん梅の木は献上いたしますが、
     毎年梅の木に来ていたウグイスに「私の宿はどこへ」と聞かれたら、
     私はどう答えたらよいのでしょうか?

     見事な歌にただならぬものを感じられ、すぐに『どこの者の家か』と確認させると、
     そこは紀 貫之(きのつらゆき)の娘・紀内侍(きのないし)の住まいであった。
     その梅は、父の形見だったのだ。
     それを知った天皇は「何とも済まない事をしてしまったものだ」と
     すぐに元の場所へ梅を返されたという。
     =拾遺集・大鏡などにみえる故事。=




  

     「朱鷺の舞(ときのまい)」
     花びらの真ん中だけ朱鷺色に染まってとてもきれいなんだけど
     この花はまだ色がついてないみたい。
     中国ではこのような色の付き方を「傅粉」(紅をさした花)と呼ぶという、
     裏淡紅の華やかな花で人気が高い花です。




  

     「玉英(ぎょくえい)」
     梅干しに使われる梅、南高梅と共に超有名。
     花は青みがかかった白、赤いシベが透けてとてもきれい。




  

     「豊後(ぶんご)」
     梅とアンズの中間くらいの、でもやっぱり梅らしいです、
     つぼみはすっかりアンズですね。
     アンズを色濃く受け継いでいるので花もアンズが咲くころ、
     桜の少し前くらいに咲く。
     この花は間違って咲いたのかな、
     他の木の花はまだつぼみが硬くやっぱり桜の直前でしょうね。

     もっとたくさん用意したんだけど
     トップの「鶯宿」でかなり字数を使ったのでここまでにします。
     また機会があったら続きなどを。
     アンズを待っているけどまだ咲きそうもない、
     アンズが咲くとすっかり春、待ち遠しいです。

          data: EOS70D/TAMURON SP 90mm f2.8 MACRO 1:1。 撮影 2月24日 都市農業公園
          

コメント (2)
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