東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

閻魔詣り

2019-01-18 | イベント
  足立区北千住にある「勝専寺」、閻魔様で有名ですが。
  そもそもは隅田川から引き上げた「千手観音」が祀られ
  「千住」の名の起こりと言われています。
  1月と7月の15,16日は縁日、閻魔様がご開帳されるので行ってみました。


  

     北千住、日光街道(国道4号線)の一本東側に旧日光街道があります。
     勝専寺の表参道はその旧日光街道から続いていて露店がずらり、
     昼前なのでまだがらんとしています、やっぱり夜なんでしょうか人出は。




  

     山門までやってきました。
     朱色に塗られたこの山門は有名でここは別名「赤門寺」と呼ばれています、
     ただこの日は縁日の露店に隠されて外側からは朱色の門は見られません。




  

     小さな寺、山門を潜るとすぐに本堂があります。
     この寺は鎌倉時代1,260年創造とされ、
     徳川秀忠、家光、家綱ら将軍の来臨があったという。
     また旧日光街道沿いのため当時の高僧なども泊ったと言われています。




  

     本堂はインドの寺院を模して明治39年に建造されたもの、
     コンクリート製でレンガ張り建築となっている。
     正面の賽銭箱には三つ葉葵の紋所が。




  

     鐘楼は1775年に建築され千住地区の時の鐘として役立っていたが
     明治になって破損し、明治24年に再建されました。
     しかし昭和20年戦時中の金属供出で失われ、
     その後昭和34年檀家や地元有志の募金で再鋳
     今でも朝晩と除夜の鐘を撞いているそうです。




  

     その鐘楼の下で露店を開いていたお二人さん、大丈夫かなぁ・・・。




  

     "赤門"を内側から見てみました、
     きれいですね、露店がなかったら、邪魔がなかったらもっときれいでしょうね。
     山門は江戸末期の建造、この寺の通称「赤門寺」は
     この門に由来し、日頃は閉じているが閻魔開きの際に開かれます。




  

     これも内側から参道を。
     縁日って、お祭りっていいですね、心うきうきです。




  

     さて閻魔堂、
     ここは下町らしく地口行灯がずらり、閻魔様が奥からギョロリ。




  

     閻魔大王堂には1789年に開眼された閻魔様が鎮座されています、
     足立区の登録文化財に指定されました。




  

     一度抜け出して千住の「宿場町通り」を歩いてきました、
     これは次回載せようと・・・。
     帰りに再び訪れてみるとお店もすっかり整いお客さんを待っています。

     地獄の釜の蓋が開くと言われる1月15,16日、7月15,16日に
     焔魔堂の扉が開かれ閻魔大王像が開帳されます。
     この日はいわゆる「やぶいり」と称され江戸の商家の
     丁稚たちには年に2回の休暇が与えられました。
     丁稚たちもこんな風景を見たのでしょうか。

     江戸時代にはここでも酉の市が立ちました。
     花畑大鷲神社が一の酉、勝専寺が二の酉、
     浅草の鷲神社が三の酉とされていたけど
     ここ勝専寺の方は明治になって廃れてしまったようです。

     次回は「宿場町通り」を歩いてみます、
     足立区が、北千住が一発で分かるハチャメチャぶりですよ。

          data:   EOS70D/EF17-40mm 1:4 L USM。 撮影1月16日 北千住・勝専寺
          

コメント (5)
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