
図は、産経新聞から。 白黒写真は映画「サイコ」から拝借。
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原始時代でもハイテク時代になっても、いつの時代でも “騙す人、騙される人” というものは無くならない。 それは人々の欲望がある限り、それにつけ込んでうまい汁を吸って逃げようという人も無くならないからだ。 では欲望を無くせば、詐欺も無くなるのか?
欲望が無くなったら 詐欺以前に、人々の発展も無くなってしまうだろう。 これが人間と他の動物との違いです。 動物は食欲が満たされれば、それ以上は食べません。 食いだめにも胃の大きさという限度があるからです。
疑似餌を水面上に振りまく鳥がいます。 エサに見えるゴミを水面に浮かせるのです。 それをエサと間違って食いつく魚を待って、鳥が魚を捕えます。 見方によっては、その鳥は詐欺を働いてるのかも。 しかし その鳥も満腹すれば、疑似餌を振りまくのは止めるでしょう。
人間は欲望に切りがなく、詐欺に引っかかってくる人からはとことん絞り取ろうとします。 詐欺師は “もうここでやめとこう” なんて考えないものです (想像ですが)。 だから被害者は被害額がどんどん膨らみ、気が付いた頃には被害額がバクダイなものになってしまうのでしょう。
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冷静に考えれば、どこかおかしいと気づくはずなんですが、欲望が大きいとその不審を打ち消してしまうのでしょう。 大体 うまい話し、簡単に欲望が満たされる話し、オイシイ話し、自分だけが得する話し、などがそうそう転がっているはずがありません。 私にも始終 “おかしなメール” が届きますが、タイトルだけ読んでおかしいと思ったら、”本文は読まずに即削除” です。 これで困ったことは一度もありません。
まともなサイトが勧誘文言として、「こうすると××円 オトク!」というものはよく見ます。 これがワンコイン程度だったなら、私は “まともだと判断” しています。 それは運営企業が勧誘キャンペーンとして、予算を計上して その予算の範囲内で勧誘しているからなのです。 それらは一般見込み客が応募し易いように、応募条件は簡単なことが多いものです。
これが面倒な、長ったらしい条件にすると一般客は面倒くさがって応募しないでしょう。 逆に そのニンジンが大きい__数万円もの製品が当たるなどの__ものだと、応募条件は ”面倒な、長ったらしいもの” になることが多い。 つまり 応募者の住所氏名はもちろん、好みや、趣味、勤め先、友人や紹介先など 細かく記入しなくてはいけないものになっていることが多い。
応募条件の長さと対価の金額はある程度 比例しています。 それが普通なのです。 ですから、簡単な応募条件で “対価が大きい” ことはありえないのです。 詐欺師は常に “疑似餌” をネットに振りまいています。 詐欺に引っかからず 賢く生きるためには用心深く対応することが肝要です。 それが唯一の防御策です。
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「サクラサイト:”詐欺にあたる” と賠償命令 … 東京高裁」(6月19日 毎日新聞) _ ※追加1へ
「芸能人を名乗り詐欺容疑 116億円 37万人被害か 9人逮捕」(6月14日 産経新聞) _ ※追加2へ
「サクラサイト商法 なぜ騙される?」(5月22日 榎並紀行/やじろべえ/R25) _ ※追加3へ
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以上
※追加1_ 出会い系サイトを利用した50代男性が、客を装った「サクラ」にだまされて法外な利用料を支払わされたとして、サイト運営会社に約 2000万円 の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は19日 請求を棄却した1審・横浜地裁判決 (2012年6月) を取り消し、会社側に請求額全額の支払いを命じる男性側の逆転勝訴をいい渡した。 滝沢泉裁判長は「詐欺にあたる」と批判した。
判決によると、男性は09~10年、「フロンティア 21」(横浜市) のサイトを利用。 社長や資産家を名乗る14人の女性の名前で、「祖父が裕福で会ってくれれば数千万円あげる」「性交渉すれば高額な現金を支払う」などと書いてくるメールに返信を繰り返し、約 2000万円を支払った。
会社側は、サクラを否定。 だが 男性側の弁護士が複数の名義でサイトを利用したところ、同じ名前の相手から同じメッセージが届いたことなどから、滝沢裁判長はサクラと判断した。
メール1通の送受信の利用料は 500~700円。 男性は消費者金融から借金しており、「『お金をあげる』という言葉にだまされた」と話しているという。 会社側の弁護士は「特にコメントはありません」としている。
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※追加2_ ■ あっちゃんが悩んでる、相談乗って
アイドルグループ「AKB 48」元メンバーの前田敦子さんらを装い、出会い系サイトの利用料金をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、詐欺容疑で、サイト運営会社「ウイングネット」(東京都新宿区) 元役員、山中孝浩容疑者 (34)=同区西早稲田=ら9人を逮捕した。 22サイトを運営し、2010年2月~12年6月に 116億円 を稼いでいたとみられる。
同課によると 山中容疑者ら5人は、「担当していないので分からない」と容疑を否認、4人は認めている。 同容疑で犯行を主導したとみられる社長の男 (40) の逮捕状を取り、行方を追っている。
利用者は男性6万人、女性31万人。 フェイスブックなどのインターネット交流サイト (SNS) を通じて「相談に乗ってほしい」などと持ちかけ、サイトに誘導。 サイトではメッセージの送受信で1回 500円 ずつ課金し、「連絡先を教える」などと期待を抱かせ、繰り返し使わせていた。
逮捕容疑は、昨年4~5月 前田さんやマネジャーらを装い、フェイスブックで埼玉県の男性 (40) に接触。「敦子が悩んでいる。 相談に乗って」と偽り、出会い系サイトでメッセージを2千回以上送受信させ、計約 136万円 を詐取したとしている。
男性には人妻や霊能者、女性にはアイドルグループ「嵐」や音楽グループ「EXILE」のメンバーらになりすましていたという。
■ サクラ 170人 サイト誘導
「握手会終わりました。 いろいろいわれたけど、今まで考えてきたことを保ちつつ成長していこうと思います」。「前田敦子さん」は、実際に AKB 48 の握手会が開かれた日、埼玉県の男性会社員にこんなメールを送ってきた。
最初は「マネジャー」からのメールだった。「彼女は悩んでいる。 連絡先を教えるので相談に乗ってもらえませんか」。 直前にフェイスブックで男性の連絡先を聞き出していた。 今度は「上司」から「マネジャーが勝手にやって申し訳ない。 本人の連絡先は教えられないので、このサイトで連絡を取ってほしい」。 指定されたのは、ウイング社のサイトだった。
メッセージのやり取りは1回 500円 だったが、すぐに 100万円 以上に膨れあがった。 男性は「全然気付かなかった」という。
ウイング社は 170人の「サクラ」を抱え、12時間交代で常時 50人にメッセージを送らせた。 押収されたマニュアルには芸能人を演出する「相談」の具体例が並べられ、交代時には「今日はこんな相談をした」と引き継ぎをしていた。
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※追加3_ 異性や芸能人などになりすました「サクラ」を使って悪質サイトに会員登録させ、利用者に多額の金銭を使わせる、いわゆる「サクラサイト商法」。 社会問題として、その手口も広く知られているが、いまだに被害者はあとを絶たない。 消費者庁によると、2012年、全国の消費生活センターに寄せられたサクラサイト関連の被害相談は約2.3万件、被害総額は約 90億円 (推定) にも上るという。
その多くは、不特定多数宛に勧誘メールを送付、有料のメッセージ交換サービスなどを通じて継続的に課金させ続けるというものだが、なかでも20代男性がひっかかりやすいのは「異性との出会い」。 以下は、全国の消費生活センターに寄せられた実際の相談事例だ。
●携帯に「女性」からメールが入り、誘導された「サイト」を通じてやり取りをするように。 無料期間中に会おうといわれ待ち合わせをしたが、ポイント不足で連絡が取れなくなり 会えずじまい。
●「サイト」を通した付き合いではなく普通にメールをしたいと尋ねたが、拒否。 逆に「今まで私があなたのために使ったポイント代 125万円 を返して」と返事があった。
サクラは “会う約束” をエサに男性を誘い込む。 男性は、相手とやり取りするために高額の “ポイント” を何度も購入するハメになるが、いつまでも相手には会えないまま。 気づいたときには多額のカネを吸い取られているわけだ。 なかには、消費者金融から借金して、支払う男性もいるという。 この他、「芸能人との出会い」をにおわせたり、「チーム制の対戦ゲーム」に勧誘したり、サクラの誘い文句は多様化し続けている。 いずれもメッセージのやりとりやゲーム継続のためにポイントを購入させるのが目的だ。 メールだけでなく SNS や無料通話アプリなどから誘導する手口も確認されているという。
「誘い文句は非常に巧妙。 なかには『返事をしないといけないのでは』と思わせる脅迫的なメッセ―ジが送られてくることもあります。 とくに若い人の場合、自分は騙されるはずがないと過信しがち。 サクラはそんな心の隙間を狙ってきます。 メールなどで繰り返し挑発・脅迫されても、心あたりのない相手からの誘いには絶対に応じてはいけません」(消費者庁消費者政策課の大和田亮太さん)
では、仮にサイトに登録してしまった場合はどうすればいいのか?
「課金をしつこく勧められるなど不審な点を感じたら、毅然と関係を絶ちましょう。 もし 支払ってしまった場合はメールのやり取りや支払い記録などを保存し、カード会社や金融機関に事情を伝えたうえで、速やかに各地の消費生活センター、警察にご連絡ください」(同)
場合によってはクレジットカード会社などを通じて請求を取り消すことも可能だという。 とにかく おかしいと思ったらすぐに相談してみよう。
以上
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原始時代でもハイテク時代になっても、いつの時代でも “騙す人、騙される人” というものは無くならない。 それは人々の欲望がある限り、それにつけ込んでうまい汁を吸って逃げようという人も無くならないからだ。 では欲望を無くせば、詐欺も無くなるのか?
欲望が無くなったら 詐欺以前に、人々の発展も無くなってしまうだろう。 これが人間と他の動物との違いです。 動物は食欲が満たされれば、それ以上は食べません。 食いだめにも胃の大きさという限度があるからです。
疑似餌を水面上に振りまく鳥がいます。 エサに見えるゴミを水面に浮かせるのです。 それをエサと間違って食いつく魚を待って、鳥が魚を捕えます。 見方によっては、その鳥は詐欺を働いてるのかも。 しかし その鳥も満腹すれば、疑似餌を振りまくのは止めるでしょう。
人間は欲望に切りがなく、詐欺に引っかかってくる人からはとことん絞り取ろうとします。 詐欺師は “もうここでやめとこう” なんて考えないものです (想像ですが)。 だから被害者は被害額がどんどん膨らみ、気が付いた頃には被害額がバクダイなものになってしまうのでしょう。
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冷静に考えれば、どこかおかしいと気づくはずなんですが、欲望が大きいとその不審を打ち消してしまうのでしょう。 大体 うまい話し、簡単に欲望が満たされる話し、オイシイ話し、自分だけが得する話し、などがそうそう転がっているはずがありません。 私にも始終 “おかしなメール” が届きますが、タイトルだけ読んでおかしいと思ったら、”本文は読まずに即削除” です。 これで困ったことは一度もありません。
まともなサイトが勧誘文言として、「こうすると××円 オトク!」というものはよく見ます。 これがワンコイン程度だったなら、私は “まともだと判断” しています。 それは運営企業が勧誘キャンペーンとして、予算を計上して その予算の範囲内で勧誘しているからなのです。 それらは一般見込み客が応募し易いように、応募条件は簡単なことが多いものです。
これが面倒な、長ったらしい条件にすると一般客は面倒くさがって応募しないでしょう。 逆に そのニンジンが大きい__数万円もの製品が当たるなどの__ものだと、応募条件は ”面倒な、長ったらしいもの” になることが多い。 つまり 応募者の住所氏名はもちろん、好みや、趣味、勤め先、友人や紹介先など 細かく記入しなくてはいけないものになっていることが多い。
応募条件の長さと対価の金額はある程度 比例しています。 それが普通なのです。 ですから、簡単な応募条件で “対価が大きい” ことはありえないのです。 詐欺師は常に “疑似餌” をネットに振りまいています。 詐欺に引っかからず 賢く生きるためには用心深く対応することが肝要です。 それが唯一の防御策です。
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「サクラサイト:”詐欺にあたる” と賠償命令 … 東京高裁」(6月19日 毎日新聞) _ ※追加1へ
「芸能人を名乗り詐欺容疑 116億円 37万人被害か 9人逮捕」(6月14日 産経新聞) _ ※追加2へ
「サクラサイト商法 なぜ騙される?」(5月22日 榎並紀行/やじろべえ/R25) _ ※追加3へ
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※追加1_ 出会い系サイトを利用した50代男性が、客を装った「サクラ」にだまされて法外な利用料を支払わされたとして、サイト運営会社に約 2000万円 の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は19日 請求を棄却した1審・横浜地裁判決 (2012年6月) を取り消し、会社側に請求額全額の支払いを命じる男性側の逆転勝訴をいい渡した。 滝沢泉裁判長は「詐欺にあたる」と批判した。
判決によると、男性は09~10年、「フロンティア 21」(横浜市) のサイトを利用。 社長や資産家を名乗る14人の女性の名前で、「祖父が裕福で会ってくれれば数千万円あげる」「性交渉すれば高額な現金を支払う」などと書いてくるメールに返信を繰り返し、約 2000万円を支払った。
会社側は、サクラを否定。 だが 男性側の弁護士が複数の名義でサイトを利用したところ、同じ名前の相手から同じメッセージが届いたことなどから、滝沢裁判長はサクラと判断した。
メール1通の送受信の利用料は 500~700円。 男性は消費者金融から借金しており、「『お金をあげる』という言葉にだまされた」と話しているという。 会社側の弁護士は「特にコメントはありません」としている。
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※追加2_ ■ あっちゃんが悩んでる、相談乗って
アイドルグループ「AKB 48」元メンバーの前田敦子さんらを装い、出会い系サイトの利用料金をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、詐欺容疑で、サイト運営会社「ウイングネット」(東京都新宿区) 元役員、山中孝浩容疑者 (34)=同区西早稲田=ら9人を逮捕した。 22サイトを運営し、2010年2月~12年6月に 116億円 を稼いでいたとみられる。
同課によると 山中容疑者ら5人は、「担当していないので分からない」と容疑を否認、4人は認めている。 同容疑で犯行を主導したとみられる社長の男 (40) の逮捕状を取り、行方を追っている。
利用者は男性6万人、女性31万人。 フェイスブックなどのインターネット交流サイト (SNS) を通じて「相談に乗ってほしい」などと持ちかけ、サイトに誘導。 サイトではメッセージの送受信で1回 500円 ずつ課金し、「連絡先を教える」などと期待を抱かせ、繰り返し使わせていた。
逮捕容疑は、昨年4~5月 前田さんやマネジャーらを装い、フェイスブックで埼玉県の男性 (40) に接触。「敦子が悩んでいる。 相談に乗って」と偽り、出会い系サイトでメッセージを2千回以上送受信させ、計約 136万円 を詐取したとしている。
男性には人妻や霊能者、女性にはアイドルグループ「嵐」や音楽グループ「EXILE」のメンバーらになりすましていたという。
■ サクラ 170人 サイト誘導
「握手会終わりました。 いろいろいわれたけど、今まで考えてきたことを保ちつつ成長していこうと思います」。「前田敦子さん」は、実際に AKB 48 の握手会が開かれた日、埼玉県の男性会社員にこんなメールを送ってきた。
最初は「マネジャー」からのメールだった。「彼女は悩んでいる。 連絡先を教えるので相談に乗ってもらえませんか」。 直前にフェイスブックで男性の連絡先を聞き出していた。 今度は「上司」から「マネジャーが勝手にやって申し訳ない。 本人の連絡先は教えられないので、このサイトで連絡を取ってほしい」。 指定されたのは、ウイング社のサイトだった。
メッセージのやり取りは1回 500円 だったが、すぐに 100万円 以上に膨れあがった。 男性は「全然気付かなかった」という。
ウイング社は 170人の「サクラ」を抱え、12時間交代で常時 50人にメッセージを送らせた。 押収されたマニュアルには芸能人を演出する「相談」の具体例が並べられ、交代時には「今日はこんな相談をした」と引き継ぎをしていた。
…………………………………………………………
※追加3_ 異性や芸能人などになりすました「サクラ」を使って悪質サイトに会員登録させ、利用者に多額の金銭を使わせる、いわゆる「サクラサイト商法」。 社会問題として、その手口も広く知られているが、いまだに被害者はあとを絶たない。 消費者庁によると、2012年、全国の消費生活センターに寄せられたサクラサイト関連の被害相談は約2.3万件、被害総額は約 90億円 (推定) にも上るという。
その多くは、不特定多数宛に勧誘メールを送付、有料のメッセージ交換サービスなどを通じて継続的に課金させ続けるというものだが、なかでも20代男性がひっかかりやすいのは「異性との出会い」。 以下は、全国の消費生活センターに寄せられた実際の相談事例だ。
●携帯に「女性」からメールが入り、誘導された「サイト」を通じてやり取りをするように。 無料期間中に会おうといわれ待ち合わせをしたが、ポイント不足で連絡が取れなくなり 会えずじまい。
●「サイト」を通した付き合いではなく普通にメールをしたいと尋ねたが、拒否。 逆に「今まで私があなたのために使ったポイント代 125万円 を返して」と返事があった。
サクラは “会う約束” をエサに男性を誘い込む。 男性は、相手とやり取りするために高額の “ポイント” を何度も購入するハメになるが、いつまでも相手には会えないまま。 気づいたときには多額のカネを吸い取られているわけだ。 なかには、消費者金融から借金して、支払う男性もいるという。 この他、「芸能人との出会い」をにおわせたり、「チーム制の対戦ゲーム」に勧誘したり、サクラの誘い文句は多様化し続けている。 いずれもメッセージのやりとりやゲーム継続のためにポイントを購入させるのが目的だ。 メールだけでなく SNS や無料通話アプリなどから誘導する手口も確認されているという。
「誘い文句は非常に巧妙。 なかには『返事をしないといけないのでは』と思わせる脅迫的なメッセ―ジが送られてくることもあります。 とくに若い人の場合、自分は騙されるはずがないと過信しがち。 サクラはそんな心の隙間を狙ってきます。 メールなどで繰り返し挑発・脅迫されても、心あたりのない相手からの誘いには絶対に応じてはいけません」(消費者庁消費者政策課の大和田亮太さん)
では、仮にサイトに登録してしまった場合はどうすればいいのか?
「課金をしつこく勧められるなど不審な点を感じたら、毅然と関係を絶ちましょう。 もし 支払ってしまった場合はメールのやり取りや支払い記録などを保存し、カード会社や金融機関に事情を伝えたうえで、速やかに各地の消費生活センター、警察にご連絡ください」(同)
場合によってはクレジットカード会社などを通じて請求を取り消すことも可能だという。 とにかく おかしいと思ったらすぐに相談してみよう。
以上