シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

人口減少の影響の一つか

2007年10月18日 | 経済あーだこーだ
期せずして、日本の自動車市場の減少を別々の側面から捕えた記事が出ました。
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「自動車業界の今、足元の日本市場がぐらついている」(10月15日 日経 BP net 桐原 涼=経営評論家)_

◇ 低迷する自動車販売_ 日本自動車販売協会連合会のデータによると、今年上期の新車販売台数は前年同期比 8.1% 減の 248万台 だった。 これは1980年以来、27年ぶりの低水準である。 ブランド別の実績を見ても、穏やかならぬ数値が並んでいる。 トヨタの販売実績は前年比 7.7% 減、ホンダにいたっては 15.8% の減少である。

景気が回復局面にあるにもかかわらず、自動車販売は低迷している。 新車販売台数は、06年度から前年実績を割り続けている。 そして今年度はさらに下げ足を速めているのだ。

新車投入やモデルチェンジなどの需要喚起策も手詰まり状態だ。 消費者の感心は、車から離れてしまったように感じられる (※追加1へ続く)。
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「これはエンジニアの陰謀か?」(10月16日 Tech On! 川口盛之助)_ 自動車業界全体の好調ぶりは、皆さんご案内の通りだと思います。 しかし手放しで喜べないのは、国内市場での売上が伸び悩んでいる点でしょうか。 特に 将来の市場を担うべき若者のクルマ離れが進んでいることが、業界に暗い影を落としているのです。 特に都会でこの傾向が顕著なのだとか。「周囲の若者はみなクルマ好き」という環境で育った私のような中年世代には、とても違和感のある話ですが (※追加2へ続く)。
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人口が減少すると、需要が減って様々な分野に影響が出てきます。 日本経済を牽引してきた産業で、電機電子と並ぶ二大車輪の一つ 自動車業界もその影響から逃れることは出来ないようですね。

だけど、悲観することはないでしょう。 人口の減少と共に産業構造が変わり、需要が増える分野が必ずある筈ですから、その増える分野へ産業を転換させればいいだけの話しですね。

日本の GDP はここ十数年 横ばいというか微増ですから、減ってはいません。 人口構成がピラミッド型から釣り鐘型へ、いわゆる新興国型から成熟国型に変わっています。

家庭の収入が増えれば、子だくさんから小数子になり、少なく生んで大事に育てる家庭が増えるのは避けられません。 すると、教育が活発になり 教育関連産業にオカネを投資するようになるでしょう。

これから団塊の世代といわれる 第二次大戦後に生まれた人達が、大量に退職する時期を迎えます。 いわゆる「2007年問題」ですね。 すると退職金を手にした人達がどっと増えますから、その退職金の運用先 金融関連産業にオカネが集中します。

退職した人達は余暇が増えますから、旅行や娯楽 趣味などに費やすと考えられ、これらに関連する産業が活発になるでしょう。

また老齢化と共に、体力も弱くなりますから、医療関連産業が大流行りとなるでしょう。 葬式も増えますから、冠婚葬祭の後ろの部分も忙しくなりそうです。

__と、いわゆる欧州型の産業に構造転換が進むことになります。 すると、全体としては年2~3%の低成長経済が続く、安定型発展の国に向かうと想像します。

しかし、失業率や消費税が10%を越えるのも、欧州型の特徴ですから、これも避けられないでしょう … 今後の日本も、好むと好まざるに関わらず。
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「これはエンジニアの陰謀か?」は、若い男性にとって「どうしたら女にもてるか」は、最大の関心事で、車が女にアピールする道具として機能しなくなってきている、という観点から持論を展開しています。

結論は、「縦列駐車はモニター画面で簡単化」「坂道発進での半クラッチ操作は AT 車で簡単化」「田舎から首都高速道路に出てきて降りられなくなってグルグル周回はカーナビの出現でなくなる」など、かっこいい男をアピールする場がなくなっている。

また「モテる」という基準も変わってきて、同世代が好感を持つタイプの男子の筆頭は「他人に配慮ができる人」で、逆に嫌いなタイプは「場の空気が読めない人」と、コミュニケーション能力が若者にとって最も重要な評価基準となっているそうです。

いやはや、今どきの若い独身男性も大変ですね。

以上 (※追加1_ ※追加2_ は長過ぎるので略しました)

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