シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

残された LP の買取手が登場

2017年05月19日 | オーディオの今は
写真はサル顔 (?) のラン。
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父が遺した千枚もの LP レコードの処分について。 新宿の専門店 (D. U.) に訊いたら、専用の段ボールを5つ送るから、お試しに出してはどうか?というので、送ってもらいました。

内封されていた説明書によると、依頼者の現住所以外の地から発送すると 古物営業法により住民票 (コピー不可) が必要になるというのです。 住民票は市役所で取ると@¥300 しますから、それだけで LP 買取値の 30枚分にもなってしまいます。

1箱 70枚の LP が入る箱ということですから、送られた段ボールを組み立ててみました。 意外と大きくないですから、これなら私のコンパクトカーでも5箱は積めそうです。 実家で 300〜350枚の LP を詰めて、現住所へ持ち帰り、そこで宅配の引き取り便を頼めばよさそうです。
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5月中旬 実家に帰省した折 オーディオ店に出向いて、おしゃべり仲間の3人 (ABC) に声を掛け、1人10枚を限度にタダで遺産の LP を譲るから実家にこないかと誘いました。 やってきた2人 (AB) はそれぞれ10枚ほどを選び、ポップス好きの1人はポップスを1枚選びました。

オーディオ室にある父の遺影を見てもらったら、はっきりと記憶している人はいませんでしたが、3人とも焼香してくれました。 その部屋に残されたスピーカーの話しをしているうちに、2組のスピーカーもタダであげると持ちかけたら、2人 (AC) が引き受けてくれました。

スピーカーを運び出すと、その奥のキャビネットが目に付き、まだここに LP が残ってるんじゃないかと思い出し、開けてみると4段もの LP が鎮座しています。 う〜ん まだ千枚ほどもあったか、と唸 (うな) ってしまいましたね。 地下を掘れば、もっと お宝が埋まっているかも … 冗談です。

その晩8時頃 10枚引き取った方の1人 (B) から電話があり、中古屋に1枚 10円 で出すのなら、100枚 1万円 で引き取るから、明日お邪魔したいとの申し出です。 どっちにしろ 手放す選択肢しかないので、2つ返事で承諾しました。
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それから そのキャビネットの千枚ほどをアルファベット順に並べて整理しましたが、夜中の12時になっても終わりません。 その日は風呂やシャワーを諦め 寝てしまいましたが、重い LP 整理も体力勝負だなと感じましたね (年取ったら出来ないでしょう)。 また LP 整理は結構と手が汚れるので、ビニール手袋をしながらです (でないと指が荒れてしまいます)。

翌朝も1時間ほどかけて整理して待つと買取希望の方 (B) が現れ、1時間半ほどかけて 138枚もの LP を選んでいました。 「そんなに引き取ると聴き通すのが大変ですよ」というと、「10年かけて聴きます」とおっしゃってました。
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その日の夕方 再びオーディオ店に行くと、10枚引き取った方のもう1人 (A) から「もっと引き取りたいのですが …」との申し出です。 更に 当日来店していた Aの友人 (D) にも話したらしく、その方と2人 (AD) で何枚か引き取りたいというのです。

「昨日 引き取った LP を夜に全部聴いたら、全部1回でもカートリッジを降ろしたのかなと、傷もなく新品同様でびっくりした」(A) らしいので、もっと欲しくなったようです。 同席していたBも全然 LP は傷んでなかったですよとおっしゃってくれました __ そうだったから 100枚更に … となったのでしょう。

急な展開で どうしようかと迷いましたが、同じ申し出にA〜Dの方々に差をつけるべきではないと思い、「営業的な話しをするようで悪いですが、1枚 100円 で良ければ、今週木曜 (18日) に実家から自宅に帰るので、その前に … もう 中古店に送り出す準備をしていますから」というと、水曜午前10時にAD2人が来宅することになりました。

父が残した遺産 LP が、欲しがってくれる愛好家に渡って役立つと想像すると、ちょっぴり嬉しかったですね。 ただ 2人ともあまりクラシックには詳しそうもない、にわかファンらしいので 何を渡したらいいのか__

まずは標準的な名曲中心の ベートーヴェンやブラームス、ドヴォルザーク、チャイコフスキーの交響曲、ストラヴィンスキーのバレー曲、メンデルスゾーンやベートーヴェン、ブラームス、シベリウス、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェン、グリーグ、シューマン、チャイコフスキーのピアノ協奏曲、ロッシーニやJ. シュトラウスなどの管弦楽曲、あと 付け加えるならショパンのピアノ曲、様々な作曲家のヴァイオリン小品曲などでしょう。

オーディオ店でAD2人は来宅するといったら、Bも合流することになり、なにやら買い付けデーの様相です。 私は、「段ボール箱を幾つか用意してきたらいいですよ」と付け加えました。
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17日当日 朝、久しぶりに実家を掃除し、板張りのところは雑巾がけしました。 その間に 脱衣場にある棚をどけると、棚と壁の間にガラスの割れたものが詰まっており、それを取り除いたりしていると1時間強も掛かってしまいましたね。

クラシック初心者 (D) の為に上記の曲を揃え、20〜30枚ほどを準備していると、ABDの3人がお見えになり、Dの方などは明日お宝に巡り会えると期待心が嵩じて、興奮してよく眠れなかったらしいです。

Aはあまり選り好みせず、キャビネットの棚ごと段ボール箱に突っ込み、二百数十枚を車に積んで一旦家に運んで、また戻ってきました。 Dの方は「私はまだよく知らないので、三百枚ざっと選んで下さい」と鷹揚な申し出ですが、あまり古い録音やジャケットが汚れているもの、有名でない演奏家のはなるべく避けて選んでお渡ししました。

結局 なんやかんやで3人で 500枚前後は積み込んだのではないでしょうか。 LP も愛好家の手に渡って愛でられれば、価値があるというものです。 お陰で中古屋に送るものが不足してしまうんじゃないかと思うほど、キャビネットや棚がガラガラになりました。 3人の車を見送ったら、午後1時でした。 3時間も やぁやぁいいながら選んでいたんですね。 お陰で 午後の金融機関訪問予定2件が迫っていて、ランチ抜きで出かけざるを得なくなりました。

以上

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