ヤッセンボの七目八目 (By 鈴木ジョージ)

情報・通信の世界に半世紀以上います。擬科学の横行には??です。世情の動きにも切歯扼腕することがあります。

現代ビジネスに通じるか 江戸時代の地本問屋 蔦屋重三郎 の仕事

2017-05-12 19:57:51 | Weblog
江戸時代の、出版社?として、“蔦屋重三郎”の名は知っていたので
「蔦重の教え(車 浮代著)」を借りた。著者は初見である。

広告代理店で、自分では貢献したと思っている課長が、早期退職に追い込まれる。引導を渡された夜に倒れ、江戸時代にタイムスリップした物語である。

救ってくれたのが、蔦屋重三郎で、彼の仕事ぶり、企画力、才能のある人を育てる、当時の料理法の工夫・・など、現代の事業にも通じる話である。

彼が育てる絵描きに、歌麿、後の北斎・写楽などが出てくる。浮世絵の見識がスゴイと思った。著者は、江戸文化、浮世絵に詳しく、国際浮世絵学員とか。ナットク。

タイムスリップものとして、荒唐無稽なだけではなく、浮世絵解説的な要素もあり興味深く読んだ。

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