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「木の命 木の心 木の愛」
西岡常一さんは宮大工の棟梁
1300年ぶりといわれる法隆寺で
昭和の大修理を取り仕切りました
彼の言葉に感動しました
五重塔の軒を見られたらわかりますけど
きちんと天に向かって一直線になっていますのや
千三百年たってもその姿に乱れがないんです
千年を過ぎた木がまだ生きているんです
塔の瓦をはずして下の土を除きますと
しだいに屋根の反りが戻ってきますし
鉋をかければ今でも品のいい檜の香りがしますのや
これが檜の命の長さです
この寿命をまっとうするだけ生かすのが大工の役目ですわ
千年の木やったら、少なくとも千年生きるようにせな
木に申し訳がたちませんわ
生きてきただけの耐用年数に木を生かして使うというのは
自然に対する人間の当然の義務でっせ
『木のいのち木のこころ 天』より
2013年1月12日
笠原 道夫
西岡常一さんは宮大工の棟梁
1300年ぶりといわれる法隆寺で
昭和の大修理を取り仕切りました
彼の言葉に感動しました
五重塔の軒を見られたらわかりますけど
きちんと天に向かって一直線になっていますのや
千三百年たってもその姿に乱れがないんです
千年を過ぎた木がまだ生きているんです
塔の瓦をはずして下の土を除きますと
しだいに屋根の反りが戻ってきますし
鉋をかければ今でも品のいい檜の香りがしますのや
これが檜の命の長さです
この寿命をまっとうするだけ生かすのが大工の役目ですわ
千年の木やったら、少なくとも千年生きるようにせな
木に申し訳がたちませんわ
生きてきただけの耐用年数に木を生かして使うというのは
自然に対する人間の当然の義務でっせ
『木のいのち木のこころ 天』より
2013年1月12日
笠原 道夫