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台湾 台北 訪問紀

2006年11月04日 | 団塊世代
先日、台湾の台北を訪れる機会があり、中正紀念堂に圧倒されました。少し調べて見ました。
いろいろな意味が込められているのですね!

中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)とは、中華民国(台湾)の台北市中正区にある中国の伝統的な宮殿陵墓式の建築物。中華民国の初代総統である蒋介石の死を偲んで1980年に建設された。なお、建築名にある「中正」は蒋介石の本名であり、介石は彼の字(あざな)である。

建物の高さが70メートルにも及ぶ本堂には巨大な蒋介石の銅像が安置されています。
像の上方には蒋介石の基本政治理念であった「倫理、民主、科学」という三民主義の本質が掲げられています。

像の土台には「生活の目的は人類全体の生活を向上させるためであり、生命の意義は宇宙が継承する生命を創造することである」という蒋介石の言葉がそれぞれ記されています。
フロアの天井の最上部には国章である「青天白日」の徽章が描かれています。

建物にも様々な意味・思想がこめられているのですね

本堂の屋根は八角形で、「忠、孝、仁、愛、信、義、和、平」の八徳を象徴している。また、「人」の字が重なって天に達するように見える設計もされており、これによって「天人合一(天と人が一つになる)」という中国の思想を反映している。その他にも、頂の黄金色が栄光ある昇華を象徴している。

階段―本堂の三方には花崗岩の階段が84段あるが、正面の階段にある5段を加えると89段になるので、これによって蒋介石の享年である89を表わしている。また、正面階段の中央には国徽(国の象徴)であることを示す「御路」(中国の伝統建築において、宮殿や廟堂にのみ用いられる参拝路)がある他、三層ある階段によって蒋介石と中華民国が奉ずる三民主義の「民権、民族、民生」を表わしている。

基礎―三層からなる本堂の広い基礎部分は全て正方形であり、これによって蒋介石の本名である「中正」を象徴している。

外装―本堂の外装は屋根瓦として用いられている青色の瑠璃瓦、壁に用いられている白色の大理石によって中華民国の国章である「青天白日」を表している。更には、紀念堂前の伝統図案による花壇も含めることによって、「自由、平等、博愛」を象徴する青天白日満地紅(中華民国の国旗の図柄)を表すような配慮もされている。ちなみに、「青天白日」は蒋介石が所属していた中国国民党の党章でもある。

2006年10月21日訪問
笠原 道夫

コメント
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