原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

第7章 メルトダウン再び ※12回目の紹介

2015-04-21 22:00:00 | 【東京ブラックアウト】

*『東京ブラックアウト』著者:若杉冽

第7章 メルトダウン再びを複数回に分け紹介します。12回目の紹介

 

Amazon カスタマーレビュー )から
恐ろしい本です。小説という体裁はとっていますが、帯に「95%ノンフィクション」とあるように、限りなく現実に近い話でしょう。これを読んでも、原発再稼働に賛成と言えるでしょうか。一人でも多くの国民に読んでほしい本です。

作中に登場する資源エネルギー庁次長の日村直史は、経産官僚の今井尚哉氏だと、国会議員の河野太郎氏がTwitterで言及しています。現在、安倍首相の政務秘書官を務めている人物です。

 

( 「東京ブラックアウト」)から
「バ、バカ野郎!おまえは知っているのか? かつて新潟県の泉田知事が、たった400人を対象に避難訓練をしただけでも、その地域には大渋滞が起こったんだぞ!・・・あと数時間で、東京の都市機能は失われるっ。いいか、これは命令だ・・・」
・・・玲子は絶句した。いつも冷静でクールな夫が、15年の結婚生活で初めて見せる取り乱しぶりだったからだ。


過去に紹介した記事(【原発ホワイトアウト】終章 爆弾低気圧(45) )から

救いがあるとすれば著者・若杉冽氏の次の言葉だ。
「まだまだ驚くべき事実はたくさんあるのです。
こうした情報が国民に届けば、きっと世論のうねりが起きる。
私が役所に残り続け、素性を明かさないのは、情報をとり続けるためです。
さらに第二、第三の『若杉冽』を世に送り出すためにも」

 

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**『東京ブラックアウト』著書 「第7章 メルトダウン再び」の紹介

前回の話:第7章 メルトダウン再び ※11回目の紹介

「そうだとすると、リークしているわけですから、爆発は避けられる可能性が高いですね」

 ・・・関東電力の人間はなぜかほっとした様子だ。この会社の人間には、職責という言葉が理解できるのであろうか。

 その時点で判明している事象だけで、原子力工学の世界で合理的に説明がつく範囲で、推論を働かせる ー 原子力規制委員会委員と関東電力原子力事業部の両者は、こうした正常化バイアスに陥っていた。真に必要なことは、その時点で判明していないけれども、その背後で何が起きているのかを想像し、別の推論を働かせることだ。

「で、どうなんだ? 放っておいたら、格納容器が爆発するのか、しないのか、どっちなんだ?」

 と官房長官が、ギロリと原子力規制委員長を一瞥した。

「周辺線量から見て、多少のリークが起きていますから、爆発にまで至る可能性は低いと思います」

 そう原子力規制委員長が答える。しかし、格納容器の内圧が、フクシマのときのように減少せず、最高使用圧力を越えたままで高止まりしていることについて、内心かすかなわだかまりを感じていた。

 ・・・原子力規制委員長が官房長官に答えた、その瞬間だった。

 ド、ドッ、ドーン!! という激しい大音響と振動が、テレビ会議システムを通じて伝わってきた。

 官邸のオペレーションルーム自体が激しく振動したような臨場感である。

「た、大変です、大変です。いま、ものすごい衝撃が起きました。6号機か7号機かは、ちょっとわからないんですけど・・・」

 所長代理が免震重要棟から叫んでいる。

 新崎原発が常時公表しているモニタリングデータが明らかに跳ね上がっている。

「線量が急上昇しています!」

 関東電力原子力事業部長が叫ぶ。格納容器の圧は急激に低下している。

「おいっ、格納容器は爆発しないんじゃなかったのか!?」

 官房長官が鬼のような形相で原子力規制委員長をにらみける。

「アチャー」

 原子力規制委員長は、頭を抱えた。椅子から崩れ落ち、床を両手で叩きながら、のたうちまわっている。発作でも起こしたようだ。

続き第7章 メルトダウン再び」は、4/22(水)22:00投稿予定です。

東京ブラックアウト(若杉冽)

原発ホワイトアウト(若杉冽)

 


4月20日(月)のつぶやき

2015-04-21 02:47:20 | つぶやき

2013-02-13
福島在住 事故後1年

職場
3人、首リンパ異常
10代、甲状腺手術
先輩、内蔵が痛いとうずくまり早退
先輩、太腿に腫れ物、破裂出血
上司50代、突然胸が苦しくなりうずくまり早退

亡くなった
知人20代、急性の癌で
友人祖父
友人父、脳梗塞で
近所老人

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<数値を低く出すことが目的?!>

土壌汚染の測定は1Kg当たりの汚染数値で

世界基準:土壌表面をすき取り(1~3cm深)

日本(3/11以降):5cmの筒掘りして地表部分は除いて測定するように

※以前は世界基準で測定していた
blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/19dc7…

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【福島原発事故 その時私は】
[3・12]双葉病院長「役場を見に行くと、人の気配がない。置いていかれたと思った」
blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/396e2…

夜になって自衛隊員が来て「明日には車を手配できる」と
翌日、救助は来ませんでした。その夜、衰弱で一人目の患者が亡くなり

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【福島原発事故 その時私は】
blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/366b3…

閉め切った玄関ガラス扉の前に
六人の自衛隊員がぼうぜんと立っていた

1人は血が。隊員は3号機の爆発に巻込まれ
線量計近づけると毎時1mSV

切捨てた服の線量計が次々に鳴った
警報の設定値は20mSV

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【福島原発事故 その時私は】
blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/ed221…

◆防護服の自衛隊「原発爆発する」
驚いたのは、14日のことです。
夜10時頃、防護服を着た自衛隊員が小走りで庁舎に入ってきて
「原発が爆発するから、百キロ以上離れて」って大声で説明しはじめたんです。

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【福島原発事故 その時私は】
blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/662a9…
福島第二原発1、2号機共用の中央制御室で
中性子の量を測る計器の調整作業をしていた。

燃料を補給する移送ポンプが水に漬かり
冷却用の海水を取る配管の継ぎ目から水が噴き出ていた。
その時は危ないと思った。

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【福島原発事故 その時私は】
blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/d9c75…

専門家の人たちに「これってどうなってるの」と聞いても
「はい」って返事はするけど、固まって動かない。
・・こういうのが頭が真っ白って言うんだと。

原子力を扱う人間にストレステストを課さなきゃだめです。


2011/10/26
【放射線測定】栃木県 塩谷郡 塩谷町 40μSv/h(観光地)
youtube.com/watch?v=lMXbFX…

某ドライブインの?雨樋下を計測
観光客は普通に歩いているし、店員は普通に働いていた。

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2011.10.30
原発から100キロの栃木県北部在住

娘が通う幼稚園 除染前は0.7μ、除染後は0.15μ

那須塩原市は
原発から100~130キロ、郡山市と同じくらいの線量

那須塩原市の実家の線量は
土の上50cmで0.7μ。雨どいは17μ

隣接する大田原市も同じ

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