原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

放射能、2ルートで関東に セシウム汚染図12都県分

2012-01-26 23:32:33 | 未分類

放射能、2ルートで関東に セシウム汚染図12都県分

図:放射性雲の二つの流れ拡大放射性雲の二つの流れ

 

 東京電力福島第一原発事故で飛散した放射性物質について、文部科学省による12都県分の汚染マップが公表された。関東地方では、栃木、群馬の北部、茨城南部などで比較的、汚染度が高い地域がある一方で、東京、神奈川の首都汚染はごく一部にとどまった。この違いには天候や風向きが深くかかわっていた。

 朝日新聞の集計では、被曝(ひばく)線量が年1ミリシーベルト以上の地域は約1万3千平方キロ(日本の面積の約3%)に及ぶ。福島県が約8千平方キロと大半で、群馬、栃木両県で計約3800平方キロになる。群馬と栃木の汚染地域を土壌の放射性セシウム蓄積量で見ると、北部の山間部が多い。宇都宮市、前橋市、高崎市など、人口の多い南部は比較的少なめだ。

 山沢弘実・名古屋大教授(環境放射能)は、放射性物質が集まる放射性プルーム(放射性雲)によって主に二つの経路で汚染が広がったという。

 第一の経路は、2号機の炉心露出などで放射性物質の放出が深刻だった3月14日深夜~15日午後。プルームは関東平野にかけて広域に時計回りに流れる状況が15日未明まで続き、午後には北西へ向きを変えた。

 気象庁によると、15日夜~16日未明、福島、栃木、群馬で雨が降った。山沢教授は「プルームが雨や雪で地表に落ち、汚染された可能性が高い」と指摘する。埼玉西部や東京西部の一部も汚染された可能性があるという。

 第二の経路は21日夜~22日未明。プルームは茨城沿岸から千葉を通り南下した。関東地方は広い範囲で雨が降り、茨城では沿岸や南部周辺に、千葉では柏市周辺に「ホットスポット」をもたらした疑いがある。

 だがプルームは都心の手前で南下し海へ流れた。

 山沢教授は「低気圧が房総半島の南にあり、そこに向かって風が流れたため」と推測。このため2200万人が住む東京と神奈川の汚染は、東京東部(葛飾区周辺)など一部だった。

 三上岳彦・帝京大教授(気候学)は「発達していない低気圧だったため、弱い雨だった。より内陸に接近していたら都心の汚染状況はもう少し深刻だったのかもしれない」と話す。

 首都圏では、汚染マップでは見えない局所的なホットスポットが市民らにより見つかっている。文科省は千葉、東京などで地上の測定を拡大、西日本の汚染マップもつくる方針だ。(石塚広志、佐藤久恵)

(朝日新聞 2011年10月24)http://www.asahi.com/national/update/1023/TKY201110230360.html


1万5千テラベクレルが海に流出 東電発表の約3倍

2012-01-26 23:16:38 | 未分類

1万5千テラベクレルが海に流出 東電発表の約3倍

 東京電力福島第1原発事故で、3月21日から4月30日までに海に流出した放射性物質の量は1万5千テラベクレル(テラは1兆)に達するとの試算を日本原子力研究開発機構などのグループが8日までにまとめた。

 東電は4月1~6日に2号機取水口付近から海に流出した高濃度汚染水に含まれる放射性物質(ヨウ素とセシウム)を4700テラベクレルと発表していた。もとになる期間が異なるが、今回の試算は約3倍に上り、原子力機構の小林卓也研究副主幹は「ほかのルートからも放射性物質が流れ出ていた可能性を示すものだ」と指摘している。

(共同通信 2011/09/08 13:24)

http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090801000397.html

 

 

【原発問題】1万5000兆ベクレルの放射性物質が海へ流出していた事が判明 東電発表の3倍★2

1 :そーきそばΦ ★:2011/09/08(木) 22:56:49.45 ID:???0
福島第一原発では4月に高濃度の汚染水が海に漏れ出たことがわかっていますが、日本原子力研究開発機構がまとめた試算で、
海に漏れ出た放射性物質の量は1万5000兆ベクレルにのぼることが新たにわかりました。

この調査結果は日本原子力研究開発機構が東京電力のモニタリングデータなどをもとに試算したものです。
海水から初めて放射性物質が検出された3月21日から4月30日までの期間で放射性物質の海への放出量を試算したところ、
およそ1万5000兆ベクレルにのぼることがわかりました。この量は1年間かけて放出しても問題ないとされる規定量の6万倍にあたり、
詳細は19日から北九州市で開かれる日本原子力学会で発表される予定です。

東京電力は4月上旬の数日間に海に放出した放射性物質の量について4700兆ベクレルと推定していますが、
「今のところ、放出量について見直す必要があるとは思っていない」と説明しています。(08日20:25)

ソース TBS

東京電力“ドロ船”若手社員が大量退職!会社も“メルトダウン”か

2012-01-26 12:31:44 | 未分類

東京電力“ドロ船”若手社員が大量退職!会社も“メルトダウン”か

 東京電力福島第1原発事故後、東電の人材流出が深刻化している。昨年末までの退職者は、約330人に達した模様で、事故後は例年の3倍程度のペースで辞めていっているという。優秀な若手が見切りをつけたり、ヘッドハンティングされて転出したりするケースもあるようだ。

 退職者の年齢層は29歳以下が約半数を占め、中には昨春採用の新卒者も含まれる。東電では「震災以降、(退職者が)例年の3倍程度のペース」(広報部)と話す。

 退職理由については「公開していない」(同)とするが、同社関係者によると、年収のカットや将来への不安、優秀な技術系社員がヘッドハンティングで移っていくケースもあるという。

 東電では賠償資金などを捻出するためリストラを徹底させている。管理職で約25%、一般社員で約20%の年収カットを実施し、13年度末までに本社で3600人、グループ全体で約7400人を削減する予定。

 定期採用も12年春に続き13年春も見送る方針を決め、14年春の見通しも立っていない。

 東電内からは「定期採用が見送られるなか、若手を中心とした計画外の人材流出が続けば、内部崩壊しかねない」(別の関係者)と危ぶむ声も出ている。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120125/dms1201251538010-n1.htm


伊達市 「年10ミリシーベルト超」33​人 「年20ミリシーベルト超」2人 伊達市が勧奨地点調査

2012-01-26 12:27:21 | 未分類

伊達市 「年10ミリシーベルト超」33​人 「年20ミリシーベルト超」2人 伊達市が勧奨地点調査

「年10ミリシーベルト超」33人 伊達市が勧奨地点調査

 一部が高線量の特定避難勧奨地点に指定されている伊達市は24日、市内の15歳以下の子どもと妊産婦、同勧奨地点の住民を対象に配布した、小型線量計(ガラスバッジ)で計測した被ばく放射線量の結果をまとめた。回収した9443人中、0.3%に当たる33人が年間推定10ミリシーベルトを超え、うち2人は20ミリシーベルトを超えることが分かった。
 調査は2回目で、昨年9~11月の3カ月分。年間推定10ミリシーベルト超の33人は、同勧奨地点がある霊山町と月舘町相葭(あいよし)の住民。市は、1回目の調査で高い数値が出た対象者が、バッジを正しく使っていなかった例があるため、使い方や生活実態の調査をしていくという。
(2012年1月25日 福島民友ニュース)

http://www.minyu-net.com/news/news/0125/news7.html


セシウム樹木内部に浸透

2012-01-26 12:11:05 | 未分類

 セシウム樹木内部に浸透

東京電力福島第一原発から放出された放射性物質が森林に及ぼす影響について説明する会合が相馬市で開かれ、放射性セシウムが樹木の内部にまで浸透していたとする調査結果などが報告されました。

この会合は林業経営の今後の参考にするため、相馬地方森林組合が24日に開いたもので、相馬市などの山林の所有者およそ100人が参加しました。

講師に招かれた東京農業大学の林隆久教授は相馬市や南相馬市などの山林を調査した結果、標高4百メートル以上の山のふもとで放射性物質による汚染が悪化する傾向があると報告しました。

そして、採取したスギやヒノキなどを詳しく調べたところ、表面の樹皮にとどまらず、樹木の内部にまで放射性セシウムが浸透し、濃度は数百から数千ベクレルに達したことなどを説明していました。

参加者からはどのような種類の木が放射性物質を多く吸収するのかといった質問が寄せられ、林教授は「樹木の種類による吸収量の違いなどはわかっていません。サンプルがあれば、測定して結果をお知らせします」などと答えていました。

参加した78歳の男性は「山林経営を続け、子や孫に継いでもらいたいと考えている。国や東京電力には山林の除染にも力を入れてもらいたい」と話していました。
cs137
(NHK ONLINE)