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囲碁七転八倒

縄文人と申します
50の手習いで始めた囲碁、
何とか初段の壁を越えたがここから苦難の道が待ち受ける

石の強弱について考えるの巻

2019-12-24 00:08:26 | 棋理

 

クリスマスのイラスト作ってみました^^

 

縄文人です

 

石の強弱が碁で最優先されるのは基本です

 

ではこの石の強弱とは何でしょうか?

 

 

2眼あること

これは絶対に取られません

囲われたとしても同時に二手打てないのだから取れないのです

白黒交互に打つという規則からの基礎事項です 

この一団は絶対的に強く攻めることはできません

 

このブロックは単独で強く周りの相手の石の状態には作用されません

 

つまり自立して強いと言えます

 

 

 

では石の折衝で考えてみます

 

星の黒に白がかかった場面

どちらも根拠がなく弱い石です

 

黒が❸と受けると根拠らしきものができ

強さらしきものが出てきます

白はほっておくと挟まれたりして攻められるリスクが出てきました

それで④にすべり自分も強度を増します

この時点では根拠は確定しておらず折衝が続行されます

 

黒も白も根拠を持ちました

二眼作りやすい形となりました

完全ではないですが攻められても受けたり攻め返していけば

ほぼ活きられることになります

 

これは定石の流れで白黒の折衝の中でお互い根拠を持ち

強い石同士になりました

 

縄文人は石の強弱は白黒の相対的な関係によるという

感覚でしたが最初の図のように

単独で絶対的な強さが確保される場合もあります

相対的な関係は石のやりとりの中でお互いの強弱をけん制しあっっていると言えると思います

 

ちなみに

白石勇一先生の碁の本質で

石を強くする4手法は

①根拠を作つ

②頭を出す

③弱い石同士をつながる

④ゆったりさせる

 

①は二眼できた形なので絶対的に強いですが

②③④は二眼できたわけではないので攻められる可能性は残っています

でもかなり攻めにくく大体は活きてしまう・・・かな?ですね

 

①~④は強くなりやすくする手段で強さが確定した訳ではない

 

ほぼ強くなりかけた石を囮に手数をかけさせて振り替わり等もあるわけで二眼確保されるまでは

いろいろあると思います

 

流れの中でカス石になり外から利かしたり

取りを強要し自らは利益を得る捨て石戦法もあります

 

 

 

 


対局の時に気をつけていることの巻

2019-12-11 00:16:12 | 棋理
 
こんばんは
 
縄文人です
 
対局の時に気をつけていることです


1.       石の強弱に関わる所は最優先(碁の本質)

2.       活きている石の近くは小さいので打たない(基本棋理)

3.       カス石にこだわる手を打たない(目先の欲、非常に小さい手)

4.       石の方向は相手の石を外側から包囲する方向で(働きが大きい)

5.       連打されて困らないなら手抜きして大きいところに打つ(石音のしない方に打つ)

6.       読み合いになったら納得できるまで読んで着手を決める(考えること、ヨミ、イメージ)


縄文人はカスイシ欲しがり病がなかなか治らなくて大変でした
 
自分のカス石を助ける
 
相手のカス石を取りにいくです
 
今でも不調の時はそんな手を打ってしまうこともあります
 
 
この1~6は豆腐の角先生から再三言われていることです
 
しかし実戦ではなかなかできずよく指摘を受けます
 
強い人ほど基本に忠実な自然な手を打てるそうです
 
なかなか難しいことですが努力していきたいと思います


一貫した方針と石の強弱の巻

2019-12-10 20:44:33 | 棋理

 

こんばんは

縄文人です

 

囲碁について考えてきましたが

二つの基本に帰着しました

 

 

  1. 石の強弱
  2. 一貫した方針

 多くは考えずこの二つに集中します

どれだけ自然に基本に忠実に打てるかは

その人の習熟度によりますが

いろんなファクターはこの二つに収斂されます

 

石の強弱は石の命に係わる所を打つ!

方針は実利か厚みでいくか二通りです

 

相手の序盤の出方とそれへの対応で決まっていきます

 

ロジックはありますが身体が素直に動くかがポイントです

総合的なので言葉では言い切れないのです

 

それには毎日の練習で体得するしかありません

 

縄文人は盤面全体をみる心がけが欠けることがあり気をつけたいと思います

 

 

 

 


弱い石がなくなったらどこ打とうの巻

2019-12-05 19:40:22 | 棋理

 

 

こんばんは

縄文人です!

 

序盤はとにかく

石の強弱関係で打ちます

 

白石勇一七段の「碁の本質」より

石の強弱に関する戦術です

 

◇自分の弱い石はなくす

・根拠を作る

・頭を出す

・弱い石同士をつなげる

・ゆったりする

 

◇相手の弱い石を攻める

・根拠を奪う

・閉じ込める

・分断する

・迫る

 

さて盤面に弱い石がなくなりました

 

次は?

 

好きな所に打つ・・・なのですが

 

豆腐の角先生曰く・・・

1.     石の強弱で打つ

2.     自分の地しか増えないところは小さい

3.     攻めるときはハザマを作らない。つながって打つ・・・手筋の形にする

4.     ハザマを作る時は弱い時にサバク

5.     ハザマを作る時はさかれた後の対策ができていること

6.     2間開きの飛びは状況次第。閉じ込められ相手が厚みを作って困る状況か。



次にすごく大きいのは!


自分が増えて相手が減る所は大きい

→自分の地と相手の地が入れ替わるとこです!

 


石の強弱について考えるの巻

2019-12-02 12:26:11 | 棋理

 

『碁の本質』白石勇一 著

2016年11月に
1回目通読しました。

この時は驚きました!
石の強弱が地を取るより重要でありプロはそれを考えて打っている。

骨子は
□自分の石をしっかり守る。
①閉じ込められないよう頭を出す
②弱い石をつなげる
③根拠を確保する
④ゆとりを持たせる


□相手の石を攻める
①閉じ込める
②分断する
③根拠を奪う
④迫る

4つの基本定理により石の強弱を考えながら打つ戦術は
非常に明快です。
並行して詰碁の力、読みの力を鍛える必要があるとのこと

3年前に石の強弱が最重要と知ったのだが

このことは実は大変奥が深いと思っています。

例えば形勢判断により捨てた方が良い場合は強弱に関係なく

捨てたり

ワザと弱い石を作り、それを囮に成型したり

石を強くすればよいとも限らない戦略もありそうです。

縄文人は単純に自分の石は強く、相手の石は弱くなればよいのかと思っていましたが

序盤は確かにそうあるべきだが、中盤以降はいろんな駆け引きもあるなあとも

思っています。

様子見とか、相手の出方で戦術を決めようとしていて、

強弱だけで説明できるのかどうかわかりません。

 

石の強弱を念頭に置きながら、どうすれば形勢がよくなるか

戦略を練るとこに醍醐味がありそうですねえ。