こんばんは
縄文人です
厚味模様の碁では相手の弱い石を攻めるのがポイントです
その時、攻めながら自分の利益を上げなければ意味がありません
困るのは相手のある程度大きくなった石が追いかけても捕まらないし
利益を上げにくい局面です
豆腐の角先生の
「待ち伏せ作戦」をご紹介します
豆腐の角先生白番です
左下からの応接です
黒は頭を出し白は根拠を作りました
白は左辺の壁を使うべく左上に構え模様を広げます
黒は模様をそのまままとまられると大きいので
打ち込みです
これを白は嵩にかかって攻めにいきます
黒は眼がないまま中央に向かいます
その間に白は上辺を稼ぎます
黒も頭を出してきてなかなか捕まえにくい状況になっています
黒は出ていく先で構えておこうと考え右上しまりました
ここがポイントです
白は右上に策動していきます
「待ち伏せ作戦」です
左から右に向かう黒の行き先に待ち構える形を整えました
56の飛びに右辺を守った瞬間
〇の位置にカタツキ!
黒に猛攻をしかけます
黒の△の一団は包囲された中もがくことに!
左辺にも出ようとしますがうまくいきません
ぎりぎり二眼確保できました
しかしもがいたおかげで白の壁は鉄壁となりました
この時点で白黒共、弱い石はなくなりました
次は大場を打っていくことになります
幅の広いとこにかかりです
右辺の攻防
〇の置きが厳しい
右上白は突き抜けることに成功
黒は右辺を分断された格好です
黒△ 一眼はあるものの脱出するか二眼作るかしかない
もがきます
黒は閉じ込められてしまったので
二眼確保
先程作った白の鉄壁の反対側が働いた流れになっています
これが壁の効果です
背中側へ作用します
120では右下の黒の様子も聞いています
新たに攻めたおかげでまた壁が出来ましたので
左下の△の黒の一団の出口がなくなっている
もたれながらの
絡み攻めです
最も強烈な攻めと言われています
どこかがやられてしまうからです
下辺の黒石をGET
左下の黒も死に投了です
以上見たように
待ち伏せ作戦を起点に壁を作り
もたれ
絡み
複層的に攻めていきました
大石はそれなりにダメが多くなっているので
一直線に攻めてもうまくいきません
待ち伏せ作戦を試してみてください
例え活きられても地はつかず
攻めによりできた自分の壁が反対方向に強さを発揮し
絡み攻めの流れができていきます
と豆腐の角先生は芸術的に打たれますが
我々は取り逃がした末に相手に中央で大いばりで地を作られたり
反逆され逆に取られてしまったりすることでしょう
盤面全体を見て石の強弱を見極めて攻めて行ければ
勝機は訪れるでしよう
こんばんは
縄文人です
縄文人は豆腐の角先生から
二連星を主に習っています
模様と厚みの碁です
高川ほんいんぼうの白番の碁ですが
盤面を細かく割っていってます
これは実利の碁の特徴です
地を広げますよ!
そうはさせませんよ!
の応酬に見えます
これは形勢判断を常にやって細かく出入りを計算しながらってことなのかなあ
なんかよくわかりません
棋譜並べして何とか雰囲気をつかめればとおもいますがなかなかピンときませんねえ
藤沢秀行先生は、厚みの碁も実利の碁も打てたらしいです
上に上がるには実利の碁も打てた方がよいと思います
相手の出方により方針を一貫させて打つのは必須だからです
こんにちは!
縄文人です^^
勝負の決め方です!
豆腐の角先生曰く
1. 中盤決めるべきか緩んでよいか形勢判断をする。
2. おおざっぱでよいので掛け算を使って形勢判断をする。図形でとらえる。足し算は間違いやすい。
3. やらないと高段になってもやれるようにはならない。
4. 10列を基本とすると分かりよい。19列×3=57も目安。中央でも掛け算にすると早い。
5. 一段落したところで想定図により目算。
6. 三連星は確定地にあらず。
7. 石の強弱に関係しない生きている石の近くは小さい。お互い生きているところからの取り合いは小さい。ただしヨセ段階では白地、黒地が入れ替わるところなので大きい。
8. 大きい順番 ①石の強弱に関する所②石の地が入れ替わる所③自分の地だけ着く所
9. 形勢判断~一段落したら
①目算と石の強弱の判断をやる。②弱い石がなくなったら地が入れ替わる所を打つ。
10. 形勢判断のうまさで強さが決まる。
11. 対局では主に形勢判断の練習をしていると言える。他のことは対局しなくても学べる。
12. 模様の碁では身長で負けてはいけない。
13. 打ち込み先制攻撃が守りになる。
14. とがめる力さえつけばあっさり勝てるようになる。守るばかりだと勝てない。
最近、発見したこと・・・
そして研究中なこと・・・
どう打ち進めるか構図=プランを思い描くこと
これに対し相手の批判が入る
私はしのそのプランに反発しますとか、邪魔しますとか・・・
そこで練り直す
自分と相手のどちらの構図がよかったか?
で勝負がつく
戦術にはいろいろあり
相手の出方により柔軟に対応すべきところ
そこが囲碁が手談と言われる所以ですね^^