襟裳の～春は～～～～～

拓郎聴きながら、あれこれ用事済ませてます。
２０時前に帰ってこられると、いろいろやることができて良いなぁ。

今、流れてるのは「襟裳岬」。

えりもの～～～、　春は～～～～
何も　ない～～　春です～～～～


確かに何もなかった襟裳岬。

あの夏、合宿で北海道を歩き始めて３日目。
「フリー」と呼ばれる日だった。
いつもは、パーティーで山と同じように、２年生がトップ、
１年生が２番手、リーダーが一番後ろを歩く。
行動食は共同装備。
買い食いも無し。水も２リットルのポリタンを回しのみ。

でも、この「フリー」の日は、一日、１人で行動し、夕方決められた時間に
目的地に着けばよくて、途中、何を食べても、どういう経路で歩いても、
どういうペースで歩いても良いというルールになっていた。

この日の通過点、襟裳岬についてみると、９月頭の平日のそこは、
ほとんど誰もいなく、風が強く吹いていた。
望遠鏡に１００円玉を投入し、海に浮かぶゼニガタアザラシの群れを眺めて
みたり、岬をうろついたりしてる間に、
じりじり照らす太陽と、吹き付ける風にすっかり体温調節機能をやられ、
ついには熱が出てしまった。

そして、合宿の行程はここで打ち切り。
尻に花火を挟み、はしゃぐ先輩たちを見ながら、テントで横になり自己嫌悪に
陥ったっけ。
今年の夏山でも、熱を出して行程を打ち切ってもらったとき、このときの
合宿を思い出したな～。

あれから１０年以上たったけど、やってることも人間的にもちっとも成長
できとらんな～。うーん。