「我輩は猫魔導師である４」 猫神信仰研究会

「私の中の守銭奴が『この案件はおいしいぞ』って囁くんです！」
　次期宮廷魔導師にほぼ内定しているアイシャだが、ルークに仕えてリーデルハイン領でトマト作っている方が絶対楽しいと言い張っている。

　トマト様の下僕であるルークは今日も大忙し。ネルク王国の王位継承争いを穏便に解決に導き、国王暗殺を阻止し、帝都を滅ぼさんとする魔族を制圧し、無法に監禁されている夫婦を救出しつつも、メインはあくまでトマト様の啓蒙と普及である。
　なにかあっても「ネコですから」と言い張って、リーデルハイン家のペットに過ぎないと主張するのだ。亜神なのに……。

　またあんまり今回の大イベントとはかけ離れた表紙イラストです。拳闘大会の激闘とか、新王のパレードとか、魔族との戦いとか、ハルフール王の崩御からの一連とか他にいくらでも、この巻を象徴するシーンもあろうに。せめて、美味しそうにハンバーガーとコーラを食すところで良かったのよ？
　ソフトクリームか？　ソフトクリームがこの回の山場なのかっ?!

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