付け焼き刃の覚え書き

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「白洲正子自伝」 白洲正子

2007-08-29 | 伝記・ノンフィクション
 『白洲正子自伝』を読む。
 年代順に語っているわけでもなく、時代も場所も頻繁に飛ぶし、本人いうところのつまらないこと(イヤなこと)は無視するんで、自伝というより日本文化の語りべとして知られる著者の回想録。だって、本当に結婚以後の自分のことって何も書いてないもんなあ。
 そういうわけで、ほとんど書き飛ばしている白洲次郎との結婚以後の(おおよそ)後半より、示現流の薩摩隼人の家に生まれ育った少女が見た、樺山資紀(日清戦争での海軍軍令部長)と川村純義(海軍大将・昭和天皇の養育係)という2人の祖父の素描の方が興味深い。
 黄海海戦は海軍軍令部長自らが殴り込みをかけるような戦いだったのですか?

「白洲正子自伝」★★★

【日本文化】【日清戦争】

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