
獣人族一の我儘者と呼ばれてきた彼女は、格の違いを遙に見せつけられてしまう。
独裁者と化した教皇が支配する教国は腐敗しきっていて、教会関係者は司祭から騎士まで財をかき集めては庶民を虐げ酒池肉林に溺れるばかり。その教皇が鎮座する大聖堂へ偵察のために潜入を開始した遥だったが、JKたちが予想していたとおり、教会軍と軍事拠点を叩き潰しては、武器も食料もすべて落とし物として拾って回っていた。ぜんぜん偵察でも潜入でもなかった。
本来は地下の大迷宮を封じ込めるため、聖者ザッシモフが築いた反転迷宮こと大聖堂の護持力が激減した原因、その魔力を吸い取って自分勝手に使い、人々を護り続けた者を陥れ、人間以外の種族を差別し、誤った教えを教義、真理として広めていった陰謀の黒幕を誰も許す気はなかった。
彼らが立てこもった要塞にメテオの雨が降り注ぐが、これはとりあえずの挨拶代わり。要塞に立てこもって勝てるわけがないのだ……。
大聖堂を蹂躙しての地下迷宮攻略からの、第三の迷宮皇さんこんにちはの回。
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