現代日本にニンジャやサムライがいないように、アラブにだって豪奢な石油王はいないのだ。
ひょんなことから「中東」「アラブ」でビジネスをすることになり、ついイスラムの常識も知らずに、あるいはステレオタイプなイメージで進出しようとする企業へのアドバイスや仲介を生業としてしまった著者が、その発端から現状までを軽妙な語り口で描くアラブの日常。
2021年刊行。
「オレのボスであるサウジアラビアの王子が、あなたに会いたいと言っている」などという怪しげな1本のメールから、あれよあれよという間にチケットが送られてきて、空港にはリムジンが待ち構えていて……などというエピソードからうかがい知れるように、あちらではサウジアラビアの王族や中東有数の財閥子息たちに限らず、テレビ取材でも何でもいつでも突然なのだ。突然呼びだし、呼んでおいて待たせ、予定もないのに行事や取材を突っ込むのがスタイル。そんなスタイルに馴染めないと大変で、そんな社会だからこそコーディネイトの意味が生まれるのですね。
【私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか?】【鷹鳥屋明】【星海社新書】【“中東きっての有名日本人”の稀有な実体験から知る、私たちの知らないアラブ世界】【UFOロボ・グレンダイザー】【水木一郎】
ひょんなことから「中東」「アラブ」でビジネスをすることになり、ついイスラムの常識も知らずに、あるいはステレオタイプなイメージで進出しようとする企業へのアドバイスや仲介を生業としてしまった著者が、その発端から現状までを軽妙な語り口で描くアラブの日常。
2021年刊行。
「オレのボスであるサウジアラビアの王子が、あなたに会いたいと言っている」などという怪しげな1本のメールから、あれよあれよという間にチケットが送られてきて、空港にはリムジンが待ち構えていて……などというエピソードからうかがい知れるように、あちらではサウジアラビアの王族や中東有数の財閥子息たちに限らず、テレビ取材でも何でもいつでも突然なのだ。突然呼びだし、呼んでおいて待たせ、予定もないのに行事や取材を突っ込むのがスタイル。そんなスタイルに馴染めないと大変で、そんな社会だからこそコーディネイトの意味が生まれるのですね。
【私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか?】【鷹鳥屋明】【星海社新書】【“中東きっての有名日本人”の稀有な実体験から知る、私たちの知らないアラブ世界】【UFOロボ・グレンダイザー】【水木一郎】