
ついにエルフたちの祖国奪還の戦いが始まった。
ユタカは軍資金を確保するため、全世界に散らばるエルフたちに資金提供の依頼をおこないつつ戦争準備を始めるが、購入した兵器が届かないうちにウファルム先遣隊が全滅の危機に陥った……。
ウファルムをめぐる各国の思惑が交錯して、単なる異世界冒険ミリタリーファンタジーというより、汚い大人たちの外交戦が中心に話が推移してます。戦場も最初はぐだぐだ。「あのさ、アタシ、もしかしてディアムト防衛司令官なの?」「良かった! いつそのことに気がつくんだろうっておもってたのよ」というくらい、装備も組織も不十分な中での蜂起です。
その中で主人公が中心となって(各国の思惑を利用して)武器を調達し、兵士を育て、戦術を組み立て……と真っ当な戦争を始めてます。ただ、エルフが巨乳でもともと種族として男女比が偏っているハーレムありきの社会構造という設定に、主人公がいつの間にかモテモテという展開はちょっとあざといなと思わないでもありません。
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