渋谷駅再開発工事に伴う東急東横百貨店の解体工事も進み銀座線のホーム部分に架かる部分だけが残りました。
昭和13年12月20日に東京メトロの前々身になる2つの地下鉄会社の1つ東京高速鉄道の渋谷駅として東横百貨店の3回に乗り入れる形で開業しました。
渋谷は名前の通り谷間になり谷底の渋谷川（暗渠）と並行してJRの駅が有ります。
銀座線はJR線と垂直方向に交わり表参道駅から宮益坂沿いに坂を下ってしまうと当時の電車では坂を登るモーターの性能が無く、そのまま真っすぐ進み谷から線路が飛び出す形になり明治通りを高架橋で横断し東横百貨店の3階の駅に入線していました。
後の昭和53年に開業した半蔵門線は車両のモーター性能が向上し宮益坂の坂を下って谷底の地下に駅が有ります。
渋谷駅の再開発で東横百貨店を解体してしまうと銀座線のホームが使えなくなってしまうので令和2年1月に明治通り側に駅を新設で移設し東横百貨店の解体工事が本格化しました。
スクランブルスクエアから見ると銀座線の東横百貨店に架かる部分が奇麗に残っています。
銀座線は奥の渋谷マークシティ内に車庫が有るので出入庫する電車は今でも旧渋谷駅を通過するので電車を止めないで工事をする必要が有ります。
この部分は時間をかけての解体になりそうですね。
西口の歩道橋からはこんな感じで見えます。旧渋谷駅の断面構造が良く解る状態です。
ハチ公広場からはこんな感じに見えます。以前は東急東横店の建物が目の前に有りましたが解体されて有りません。
よく見ると旧渋谷駅の改札口部分が解るように残っています。柱のタイルは開業当時からの物でしょうか？
この貴重な光景を見られるのもあと少しの時間になるでしょう。
