ジャカルタへ①

恒例のジャカルタへやって来ました。
今回も現地の日本人の方に見学許可を頂きPT.KAIのマンガライ
工場を見学させていただきました。
インドネシアの鉄道は国鉄から民営化されたPT.KAIとジャカルタ
周辺の通勤輸送に特化したPT.KCJの2社からなっていて首都ジャ
カルタはKCJが運行を管理しKAIの中長距離列車がその間を
優先的に走行して行きます。
日本でいう大宮駅的なジャンクション駅がマンガライ駅でその脇
には大宮車両センターと同じようにKAIのマンガライ工場が隣接
します。
マンガライ工場は中長距離列車で使用する客車のほかに以前は
首都圏の電車も整備していましたが、電車がKCJに完全に移管され
た事によって現在は電車整備施設をKCJに貸してデポック車両
基地では整備しきれない車両数に膨れ上がった電車を整備する
様になりました。

マンガライ工場では2年に1度の全般検査を受け持ち、クーラーや
コンプレッサーなどの日本ではメーカー持ち帰りの点検作業も一貫
して整備を行います。整備は日本の鉄道会社で研修を終えた技術
者が指導・整備を行い日本と同様での整備を行います。


中古の電車と熱帯の気候によ故障の頻度を鑑みて全般検査も2年
周期と短めに設定されています。今回はKAIの第1管区長様から
見学許可を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。

午後はデポックバル～ボゴール間で電車に乗りました。
今回は往きがJR203系で還りがメトロ6000系チョッパ車でした。
この203系後日の日記で書きますがとんでもない事になっていま
した。が、乗車時は全く気が付いていません（笑）

ボゴール駅では車庫の入り口から数枚撮影させていただきました。
メトロ5000系・東洋1000系も赤帯に変わりました。
今まではボゴールに入庫しなかったJR205系の姿も有りました。

ボゴール駅で撮影しようかと数枚撮影した処でスコールになって
しまい撮影は強制終了になりました。