英国婆

台湾国鉄で電化当初から使用されているイギリス製特急電車
EMU100が基隆で行われた旧正月のラバーダッグ展示イベントで
臨時自強号が運行されました。導入当初は「英国淑女」と称され
ていましたが長年の使用による老朽化は激しく「英国婆」と揶揄され
るようになりました。近年では部品の確保もままならず釣り掛け駆動
１M4Tの2編成に部品を集約して自走可能となっています。
　昨日は飛行機が予定よりも早く着いたので空港から板橋駅まで
行って基隆駅まで乗車しました。特急用車両なので起動時加速は
遅く、中速からの加速で釣り掛けモーターの高らかな駆動音を楽し
めました。この臨時自強号は各駅停車の区間車料金で樹林駅～基隆駅間を1.5往復（樹林行き1本、基隆行き2本）します。
　1本目の基隆行きは折り返し時間まで近くの七猪駅の車両基地
まで清掃整備のため折り返しは回送で一旦入庫します。
その基隆駅発の回送列車を隣の三坑駅から延びる商店街まで
伸びる長い連絡通路から撮影できました。

七猪駅から再出庫の回送は八猪～三坑間のトンネルを出てくる
場所で。

ここは折り返しの樹林行き臨時自強号がカーブで撮影できます。

この後は基隆行きで折り返してくるので八猪駅周辺で撮影でき
ないかと歩いて撮影地を探しましたがいい場所がなく先ほどの
場所へ。光線を考えて視点を下げた場所で撮影しました。
このカーブは8両までは架線柱がかからずに撮影できます。
5両編成×2編成で10両編成の英国婆は最後尾が架線柱
しまいます。編成の長さは充分表現できたかな？

帰りは行きも見学したラバーダックを見て台鐡で台北のホテルへ。
夕焼けだったので汐止駅で途中下車して増備が進むプユマ号を
撮影しました。