讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

ALINCOのSW電源_DM-330MVが熱暴走したようだ。

2022-01-14 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 こないだ、福岡県内の某市に行った時、7MHzのCWでも出てみるかということで、車のルーフサイドにダイヤモンドアンテナのモービルホイップ、HF40FXを取り付けたのである。

 だいたい、10~20局くらいQSOできれば御の字なのだが、その時はコンディションが良かったのか、ロケーションが比較的良かったのか、しばらく呼ばれ続けたのである。リグはFT-747GX(50W改)で、既定のフルパワーで送信していた。多くの局は、Sメーターをリアルに9まで振って入感する。


 調子よくQSOしていたら30分を過ぎたころだろうか、ばふっという音とともにリグの電源が落ちたのである。ちなみに9月の中旬で、残暑厳しい晴れの日だった。

「なんで?、どうして?」

 リグの電源コードをチェックしたが問題ないようだったので、大元の電源が落ちた可能性がある。ということで、リアトランクの電源DM-330MVをチェックしてみたら、出力がないようです。車はハイブリッド車で、純正のDC/ACコンバータを搭載しているので、AC100Vを直接取ることができます。このAC100Vは、仕様上1500WまでOKなので、無線機の運用には十分余裕があります。


 電源が止まった時は、リアトランクのさらに下の部分に押し込んでいたので、放熱が悪くて熱暴走が起こり保護回路が働いて出力がシャットダウンされたようです。すぐに電源を取り出し、風通しの良い場所に移動してトランクを開け放しました。

 電源はOFF/ONにより復旧しているので、すぐに無線機をONにして運用を続けました。まだまだパイルアップは続いており、さらに5分ほど経つと再びばふっという音とともに、無線機の電源が落ちました。どうやら、電源自体が十分に冷え切らないうちに運用を再開したためと思われます。

 いやいや、待っている人もいるのになぁ、もう少し頑張ってくれ。クーラーボックスに保冷剤が入っていることを思い出し、緊急に冷やすため保冷剤をいくつか電源に乗せて復旧させました。

 結局1時間ほど呼ばれ続け、58QSOをなんとかこなし、呼ばれなくなった時点で終了しました。電源の保護回路が働く前は、サイドトーンが濁ったような音になり若干パワーダウンするので、そろそろ来るかなという事は分かります。おそらく、送信波のトーンも濁り出したと思います。

 保冷剤の効果は抜群で、それ以降のシャットダウンは免れました。DM-330MVは最大32A定格となっており、FT-747の50W送信だと消費電流は12A程度と思われるので、タカをくくって大丈夫と判断したのが甘かったようです。周辺温度が高い場合は、要注意です。

【教訓】
①電源の最大容量にかかわらず、放熱には注意しろ。
②一度保護回路が働くと、しばらく放置して機器を十分に冷やさないと、すぐに再発する可能性がある。
③保冷剤は有効だった。
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 追記
 ア〇ゾンで、中華製のファンを買いました。


 USB給電で風量切り替え付という、今回の目的にぴったりです。


 電源には、100均で買ったゴムベルトを使って取り付けてみました。DM-330MVには、シガープラグ用のコネクタがあるので、そこにDC12V⇒DC5V_USBのシガーソケットを取り付けました。通常、V/UHF機(TM-V708)でワッチしている時が多いので、風量は弱にしておきます。HFで運用する場合に、中または強にしようかと思います。


 これで、しばらくは様子見とします。
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 さらに追記
 空気の流れが良くなるように、かまぼこ板を切ってファンを少し浮かしてみました。
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4 コメント

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Unknown (かいちょうだべさ)
2022-01-14 20:52:22
すごい過酷な現場?が目に浮かぶようです。

いくらスイッチング電源とは言えこれだけ電流が流れて狭い場所での連続運用だとやはりキツいですね。

冷却ファンは効果抜群ですよね。

全然異なる分野の【冷却】の話しを思い出しました。

ディーゼル機関車で一番負荷がかかる運用はラッセル車だそうで、長大編成の貨物とかではないそうです。

ごく低速で雪の壁に向かって先頭に付けた雪かきのヘッドで体当たりして、ジワジワと雪の壁を崩しながら押し出して行くのです。

さらに先端にロータリーカッターの付いた物だと、それを駆動する強力なオイルポンプを回しながら前進するのです。

これらの作業時の負荷は大変に大きく、湿った雪だと時にはエンジンがオーバーヒートするそうです。

ごく低速、というのも関係してるそうで、ラジエーターが走行風で冷えにくいというのも理由だとか。

クルマとかだったらボンネット開けてアイドリングで冷やせ、と教習所で教わりますが、除雪機関車の場合は、エンジンルームを開けて、エンジンはアイドリング、そこにスコップで雪を投げ入れるそうです。

するとみるみるうちに冷却水温度が下がるとか。

クルマだったらディーゼルでも電線などがショートするだろうし、高温のエンジンブロックに亀裂が入るのでは?と思います。

でも鉄道用というか産業用エンジンはやはり耐久性が桁外れなんですね。
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冷却 (ブログ主)
2022-01-14 21:32:07
 ファンによる強制空冷は効果抜群で、以後電源がシャットダウンすることはなくなりました。

 昔の車は、良くオーバーヒートをすることがあり、子供のころ親の車で遠出している時に、何度か経験しました。今の車は性能がいいので、そういう状況に陥ったことはありません。

 ラッセル車は、冬の北海道での鉄道旅行時に、何度かお世話になりました。寒い中なので、ラッセル車のオーバーヒートなんて、想像もつきませんでした。いろいろいと、苦労があるのですね。
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オマケ(追記) (かいちょうだべさ)
2022-01-14 23:07:26
書き忘れた事がありました。
一応知っておいた方がよい知識です。
(以下をもしご存知でしたらご容赦下さい。)


電子部品(回路)、機構部品、電池、油脂類を頼りに動く機械などは全て温度依存性があります。
これはご存知だと思います。

例として今回の電源のように、一定以上の温度だと保護回路が働く、壊れる、一定以下だと出力低下など性能発揮出来ない、などです。

このように全ての温度依存性のあるものは、「温度が10度上昇すると故障率が2倍になる」という法則があります。

アレニウスの法則って言うのですが、その逆もあって10度下げると故障率が半分になります。

民生用機器はあまりこれを考えられていませんが、やはり温度を低めで使うのがベストなのです。寿命にモロに効いて来るのです。

また車に限らず全てのエンジンは負荷を10%下げて使い続けると寿命は30%伸びます。
(多分ジェットエンジンとかは別だと思うが)

負荷を下げるというのは急加速をしない、普段使う回転数を低く抑えるなどで達成出来ます。


以上豆知識ですが、所有物を長く使うコツでした。
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温度管理は難しい (ブログ主)
2022-01-15 14:28:18
 今回の事象は、発熱するDC電源をトランクに押し込んだため、温度が予想以上に高くなってしまったものです。人はエアコンが効いた車内で快適に過ごしていましたが、電源の事は考えていなかったのが敗因です。

 無線機本体は車内に設置していますが、夏の駐車場ではかなりの高温になるので、心配と言えば心配です。かといっていちいち降ろすのも面倒くさいので、壊れても惜しくない古い無線機を車内に設置ということで、割り切っています。(壊れたら悲しいが)

 人も機械も快適な温度がいいのでしょうね。
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