北海道旅行記は完結しましたが、アマチュア無線の実績についてもデータを残しておきます。
【運用期間】
2023年6月1日~26日
【使用機材】
無線機
①YAESU:FT-991AM HF~430MHz 50W FT8で使用 (今回の移動運用のために搭載)
②KENWOOD TM-V708 144/430MHz FM 20W モービルトランシーバー (通常セットしている)
アンテナ
①Diamond HF80FX (モービルホイップ) 使用せず
② 〃 HF40FX(7MHz モービルホイップ ベースローディング) 今回の主力
③ 〃 HF40CL(7MHz モービルホイップ センターローディング) 予備のため使用せず
④ 〃 HF16FX(18MHz モービルホイップ ベースローディング) 少々使用
➄ 〃 HF15CL(21Hz モービルホイップ センターローディング) 少々使用
⑥ 〃 HF10FX(28MHz モービルホイップ ベースローディング) 使用せず
⑦NAGOYAアンテナ(台湾メーーカー 50MHz モービルホイップ ベースローディング) そこそこ使用した
⑧RAK(メーカー廃業)50MHz 1/2λ伸縮式ダイポールアンテナ 使用せず
⑨コメット 50MHz 2ele HB9CVアンテナ 使用せず
⑩Diamond 144/430MHz ノンラジアルモービルホイップアンテナ(通常、車に取り付けている。型番忘れた)
⑪ 〃 NR-22L 144MHz ノンラジアル 5/8λ2段、高利得モービルホイップアンテナ FT8用に持参した。
その他の機材
①伸縮ポール 使用せず
②同軸ケーブル 使用せず
③MFJ アンテナアナライザー 活躍した(必須です)
【交信実績】
合計延べ430局
7MHz:365局
18MHz:8局
21MHz:8局
50MHz:38局
144MHz:5局
430MHz:6局
FT8:421局
FM:9局
【考察】
①すべてのアンテナは、事前にアンテナアナライザーで調整をするものの、移動先では設置条件の違いから再調整が必要になることがある。特にモービルホイップは、車のキャリアにルーフボックスを搭載したので調整点がずれた。天候によっても調整点が移動する。
↓ シエンタにルーフボックス搭載
②せっかく遠くまで移動するから、あれもこれもと欲張って積んだが、結局使わなかった機材が多かった。(反省)
③50MHz はHB9CVクラスを設置すると、かなり飛ぶと思って持って行ったのですが、観光主体となるとアンテナ設置場所を見つけるのが困難である。また、無線主体とすると観光する時間が削られる。結局、お手軽モービルホイップが一番活躍した。
④国内交信の主力は、夜間・早朝の7MHzでした。昼間は電離層の関係で、近距離伝搬のみとなるので呼ばれないし、概して信号は弱い。
➄18MHz以上の周波数は国内が開いているものの、海外DXも聞こえているので国内移動はあまり相手にされない。
⑥50MHzは国内が開けると、そこそこ呼んでもらえるが、海外DXが聞こえ始めるとお呼びじゃない状態になる。そういう時は、50.303MHzの国内専用周波数に移ったが、あまり呼ばれない。
⑦50MHzのNAGOYAアンテナ製モービルホイップは、非力である。短縮型で調整できる周波数幅が狭く、FT8の周波数ではSWRが1.6くらいだった。といって、DPやHB9CVを組み立てるのは大変なので、効率の良いモービルホイップがあるといいな。DiamondのHF6CL(1/2λノンラジアルセンターローディング)が次回の候補である。(口コミでは良さげ)
⑧FT8を運用すると、CWがおろそかになる。電鍵とヘッドフォンを持っていたのだが、FT8で運用すると呼ばれるので、CWを運用しなくてもいいかとなった。
⑨昔の車(ガイヤ)だと、50W連続運用すると車のバッテリーが不安だったが、シエンタだとAC100Vが直接とれるのでバッテリーを心配する必要がないのは楽である。ハイブリッド車なので、バッテリーが減ると自動でエンジンがかかり充電する⇒十分に充電がなされるとエンジンが停止するを繰り返す。ハイブリッドノイズも気にならない。
⑩安定化電源は、ALINCOのスイッチング電源DM-330MVを車後部の収納ボックスに設置した。20A定格なるも、以前50W CWで連続運転した時、熱で電源が不安定になり、ぴょーという不安定なCW信号を出してしまった。今回は、電源の上にボックスファンを設置して強制空冷にしたところ、50WのFT8連続運用でも問題はなかった。
⑪FMは、通常車に設置しているKENWOODのTMV-708での交信です。移動中は、常に144/430MHzのメインチャンネルをワッチしています。地元の局や、やはり北海道旅行をしている移動局と楽しいQSOができました。
⑫144MHz FT8は2局のみだが、遠距離交信ができた。NR-22L使用
自局運用地点⇔相手局運用地点
・鳥取市佐治(4エリア)⇔香川県小豆郡土庄町(5エリア) (北海道上陸前)
・北海道小樽市天狗山(8エリア)⇔岩手県久慈市(7エリア)
⑬小樽市天狗山からの交信実績 144MHz FM 20W TM-V708と、通常使いのモービルホイップ 海上伝搬になるので、フェージングはあるが問題なく交信できた。
・稚内市固定
・礼文島移動
⑭430MHz FT8 は、何か所かでCQを出してみたが応答なし
【QSL】
2023年6月北海度ツアーの記念QSLをプリンターで印刷しました。天候が悪い日が続いたのですが、奇跡的に晴れた日の旧士幌線タウシュベツ橋梁の写真を使用しました。