讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

梅の香うどん「お石茶屋」福岡県太宰府市

2022-05-05 20:00:00 | うどん・らーめん
 こないだ、大宰府の「お石茶屋」に行ったのである。ここは、「うどんマップ」で紹介されたので、事前に情報は掴んでいた。大宰府は何度か訪れていて勝手知ったる場所かと思いきや、本殿を超えてさらに奥に進むと、茶屋がいくつかある。人も少なく、こんなところがあったのかと、改めて発見した気分である。


 メニュー載せておきます。まず、レジで食券を買います。


「梅の香うどん下さい」(ここの名物みたいだし、珍しい)
「はい、席は店内にしますか、それとも外でもいいですよ」
「じゃ、外で」
「お名前は?」
「N村です」(うどんを運んでくるときの確認のため)


 お茶は、持ってきてくれます。


「N村さま~」
「あ、ここです」

 大きな梅が乗ってます。(梅の香うどんだからな)


 太くて平たい独特の麺です。出汁は・・あれ、梅の味しかせんぞ。(それはそれで珍しい)


 お石茶屋の近くには「お石トンネル」があり、このトンネルの由来があります。(※1)(多少脚色しています)お石茶屋で働く「お石さん※2」はめっちゃ美人だったそうです。自宅から勤務先のお石茶屋に通うには山を迂回しなければならず大変だったので、それを知った筑豊の炭鉱王麻生太吉が「そりゃ難儀じゃのう、どれわしがトンネルを掘ってあげよう」ということで、作られたそうです。(美人は得だな)しかし、本当は大宰府から竈門神社や宝満山へ行くのに便利なように掘られたということです。(諸説あります)確かに、このトンネルを通ると大宰府⇔竈門神社間はショートカットできるので便利です。


 お石茶屋は、もともと大宰府の境内で営業をしており「茶興」という屋号だったのだが、「イシ」がその店を継いだ時に「お石茶屋」と改めました。めっちゃ美人で評判が立ち「おイシしゃんの店」と呼ばれ、政治家・財界人の大物や文化人、芸能人、学生たちが次々に訪れました。(美人は得だな。商売繁盛だ)

 元首相の故佐藤栄作氏も、たびたび訪れたそうです。(店内に、佐藤栄作氏の写真がありました)彼は、旧国鉄で二日市駅の駅長も務めたので、二日市駅にも写真があります。

 そういう歴史あるお石茶屋で、梅の香うどんをいただきました。もちろん完食です。返却はセルフなので、返却用テーブルに持っていきます。


 梅の香うどん:550円(税込み)
 福岡県太宰府市宰府4-7-43 Pなし 近くの有料へ

 ※1:出典はお石茶屋で配布していた資料による。


 ※2お石さんの本名は、江崎イシです。大宰府で造り酒屋を営む江崎家の長女である。実際の写真は茶屋内に展示されているので、興味ある方は訪問下さい。
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