with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

青空散歩...

2017年12月21日 | 02. カメラライフ

天気が続いてます、

きれいな青空が広がってます。​

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いつの強風でこんなになってしまったんでしょうか・・・セイタカアワダチソウ、

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道端に花もなく少し寂しい季節に入ったのでCobbyと難波田城公園にでも行ってみましょうか...

やはりこっちは色んな花が植えられて、着く前にもしっかり見られます...まずはスイセンから、

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こちらの農家さんはいつも代るがわるきれいな花を道沿いに植えてくれて通る人の目を楽しませてくれてます、とてもありがたいですね。敷地の入口に昔からあるミツマタも花をつけ始めました...

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公園近くの家にも大きなナツミカン?の木があり実がたわわになっています。

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ナツミカンって晩秋に色づくんですねえ、春先は酸味が強く食するには向かないが初夏に向けて酸味が減じてくるんだそうです。

さて難波田城公園に着きました、入り口から周囲を囲む垣根を大工さんが新しい竹に取り替える作業をしています。すっかり葉が落ちたコブシの木の前には垣根沿いに、ツバキと思ったらサザンカのようですね。沢山の花が...つぼみも一杯ついてます。

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ここからはいつものようにCobbyのために古民家~城址のお堀沿いをぐるっと一周です。たくさんのワンコが来るんでしょうねえ、Cobbyは匂いを嗅ぎまくっています(笑)。カエデやモミジもすっかり葉を落とし最後に紅を演出していたドウダンツツジでさえ残り少ない葉を残しもうハダカ同然、こちらもいよいよ冬景色ですね。

そのかわりお堀には今まで見ないコサギなどが訪れています...餌を探しているんでしょうね。片足を浅い水の中に突っ込んではかき回し、中から小魚や虫が出てくるところを狙っているんですね。

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普段このお堀にはたくさんの睡蓮が敷き詰められたようになっているんですが、今はご覧のようにほぼ水面すべてが見渡せる状態です。2時過ぎに家を出ましたがもう4時過ぎ、Cobbyとこのコースへ来るととても時間がかかるんです。私は写真を、Cobbyは匂い狩りを楽しみますから(笑)。

こちらのお堀周りは低い笹のような草で覆われていますが、ついこの間までは青々していたのが今は白のほうが目立ちます。色んなところで季節を感じられますね。

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​もう陽が随分と落ちてきました、目の高さと言ってもいいくらい低くなって周りも素敵なひかりの当たり方に変わります。

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低い太陽が斜面に作る大きな影も素敵な模様のように映ります...

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ようやく一周してCobbyくんお楽しみのおやつの時間、ベンチに着くとすでにチンチンで催促されます(笑)。

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閉園前の4時過ぎくらいになるとほとんど人はいません、Cobbyと静かに縁台に座ってオレンジ色に変わる空を眺めたり風にそよぐ枝を眺めたりとのんびり過ごすリラックスタイムになります。

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さて公園内のCobbyの散歩の次は私の時間、古民家の旧大澤家住宅~旧金子家住宅と周ります。

レンズのテイスティングといった趣ですね^^。

必ず撮るものばかりです、でもこちらでは居間の家具の配置を定期的に変えるようで私としては比較できなくて少し困りものなんですね、まあこちらの事情ですが(笑)。

☆ 五右衛門風呂 ☆

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f/4.0で撮ってしまいました、ほんとは開放f/2.8でテストだったんですが・・・慌てて取り直しで構図が違ってしまうミスを・・・トホホ。狭い部屋なのでf/4.0ではボケずにけっこう奥までしっかり写りますね。残念ながら質感はZeissには負けますね。

☆ 広場の遊具 ☆

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なぜかこの日はベーゴマやコマがなく、これも比較しにくいのですがちょっと時間が遅すぎましたね、色が沈んでしまいます。

☆ 古民家の居間 ☆

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これもやはり肝心のちゃぶ台のある部屋に光が足りなかったですが、どうでしょう...障子を通した柔らかい光に当たるミシンとその奥の引き戸の木目模様などゾクッとするような美しさがありますね。再チャレンジしたいところです。

こちらは垣根のツバキか...

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サザンカと見分けがつきにくいですが、葉の質感(こちらは少し硬そう)が違うかな・・・間違っていたらごめんなさい。

☆ 旧大澤家住宅入り口(門) ☆

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☆ 旧金子家住宅 ☆

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先日の晩秋の公園の落ち葉・黄葉写真もそうでしたが、こういう建物を撮って見ると露出を明るめにするか暗めにするかで仕上がりが予想以上に違ってきます。今回は少しだけアンダー目かつコントラスト弱めに仕上げたのですが、木の枝の立体感(大澤家の写真など0.1EVの違いで大きく変わります)や建物の質感がとてもきれいに浮き出てきます。日没前ということもあるでしょうが、今回は青に転ばなかったり・・・このレンズ一筋縄ではいかないなという感じで今までにないパターンです。

それだけに使っていて面白いレンズでもありますね・・・。


 ※ カメラ: Sony α7II

   レンズ: Voigtlandar Heliar 40mm f/2.8 Aspherical



Carl Zeiss Distagon T* 1.4/35

2017年12月21日 | 00. 愛用カメラ機材

​誠に渋いレンズですね、SIGMAのArtシリーズよろしく大きく重たいレンズです。

フードも含め筐体が金属で9群11枚のレンズでどっしりと830g、α7IIより200gほど重いです。

Cosina 「Carl Zeiss Distagon T* 1.4/35 ZF.2」

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ヘリコイドの絶妙なトルクもさすがですね、そしてこのレンズ私としては一番ピントの山が掴みやすいレンズでもあります。同じF値のplanar T*1.4/50も使いやすいですが、このレンズのピントのつかみと比べるとやはりDistagonのほうがが頭一つ出ている感じですね。

お恥ずかしい話まだまだ使いこなしには至っておらず現在進行形なので、一番美味しい場面というのがこれだといえないのが辛いところです(笑)。でも愛犬を撮っているとこのレンズが何故か一番ピッタリきます。

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(f/2.0、1/1500、ISO200:D700)

木の葉にきらめく点光源の出方も柔らかくて良いですし、ピシッと決まったピントピークから背景にかけてのなだらかなボケ方が嫌味なく主役に目を向けさせてくれていますよね。f/2.0で撮っているんですがしっかり周りの状況を説明できてると思います^^。

室内でもクリアないい雰囲気で描いてくれます...

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(f/2.8、1/90、ISO800:D700)

夏の暑い日で散歩前のCobbyです。ブラシを掛けてから撮ればよかったっていう写真ですが(笑)、上の写真同様スッキリとした状況説明ができるレンズだと思います。

散歩で使うには若干重いのですがスナップとしても素晴らしい写りで取り回しは楽ではないですが驚かされます。RAW現像して出来上がる写真を見て「オ~ッ」と思ったりしますから^^。

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(f/11、1/250、ISO200:D700)

悲しくも伐採されて今はなき「この木なんの木(マルバヤナギ)」なんですが、中央の二人のグランドゴルファーがこんなに小さく写っているのにもかかわらずグッと浮き出るような立体感でビックリです。

そして「光芒」ですね、planar T*1.4/50もかなりイケてるんですが、このDistagonも空・雲の感触からして素晴らしいのですね。

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(f/11、1/750、ISO200:D700)

以前書きましたがα7IIでキットレンズなどを使ってこういう写真を撮ると空の青さと雲の濃い青が描ききれないんですよね、雲は黒くなってしまったりと。このレンズは地上のシャキッとした感じも良いし、撮りたいものがしっかり再現できている嬉しさですね。

それにD7200の時(約50mmの標準レンズになりますが)もいい写りをしてましたねえ。一番感激したのがこの画で、なんてことはない普段散歩でCobbyと歩く土手の道なんですが...

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(f/8.0、1/320、ISO100、-0.7EV:D7200)

一見絵のように見える写真ですが、しっかりと細部まで描かれており夕日に向かって歩いて逆光気味なんですが道の下草の陰影から背の高い雑草の葉の緻密な描写までとても良い感じです。この「絵のような感触」というのを過去に幾つかの作例で見つけとても気に入り本レンズを手に入れるきっかけとなったという経緯があります。

そしてこちらは少しグロですが朝イチの蜘蛛さんの食事風景を撮ったものです。

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(f/4.0、1/400、ISO100:D7200)

半逆光の状況で獲物を運ぶ蜘蛛がしっかりと描写されており、糸の上には他にもたくさん獲物があるので喜々としている軽い足取りが感じられるくらいでした(笑)。背景の植木の陰影もそして点光源も主役を邪魔しないばかりか影部では規則的な蜘蛛の糸をしっかり描写しています。

モノクロもいいんです^^。planar T*1.4/50のモノクロも気に入ってますが、このD7200の時も良かったですねえ。

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(f/8.0、1/60、ISO100、-0.7EV:D7200)

コントラストの効き方もよく雑然とした中にも空気感がしっかり閉じ込められているのが好きですねえ。画が画なのでこのコンテナ(レンタルスペース)が何なのか見た人には伝わりにくいのですが、生え放題の雑草やまわりの重機など混沌としているにも関わらずなんか気持ち良い写りというのは感じられるんじゃないでしょうか・・・独りよがりかな(笑)。

こんなD7200の写りがあるんでα7シリーズに乗り換えの下取りに出してしまったのがちょっと惜しくなってきてますね正直なところ、安い中古を買い戻そうかという考えも最近持ってます^^;)。

そのα7シリーズでの写りも見ていただきたいですね。しかしこのレンズ付けるとフロントヘビーになります(笑)。

写りの安定感で孫達はほとんどplanar T*1.4/50で撮っていたんですが、このレンズでもけっこう優しく撮ることができました。

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(f/4.0、1/25、ISO400、-0.3EV:α7)

少しコントラスト弱めにして仕上げていますが、産毛の感じから唇の柔らかそうなところまでいい感じに仕上がってきてると思います。ソフトからハードまで融通がきくところもいいと思ってます。

次のは同じ組み合わせで撮ったものですが、白いオシロイバナです...

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(f/4.0、1/800、ISO1600:α7)

白の花びらの陰影もしっかりついており、もちろんピントを置いたシベもピシッと浮き立っています。そこから地面に低く生えてる下草までなだらかにボケていく様も気持ち良いし、オシロイバナの葉の質感もしっかり出てます。

まだ2代目α7IIではそれほど持ち出してないのですが、よく行く那須で撮ったパノラマ写真のできもけっこう気に入っております。これはα7IIのスイングパノラマを使わずに展望場所の手摺りの上で120°ほど5~6枚程度に分けてシャッターを切った画像をPhotoshop CCを使ってパノラマ写真にしています。

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( 1920×599px :α7II)

右の朝日岳から少し見える茶臼岳と山の起伏の立体感もけっこうしっかり出ており、それなりに緻密な描写が損なわれずに合成されていると思います(Photshopの機能にも驚きますね)。

今どきのAFズームと違いヘリコイドを無限遠に回しきってすぐにF値とSSを決める動作に入れる潔さは夜などの景色などには随分と助けられます。そしてこの写りの良さですからこのレンズの美味しいところをもっとたくさん知りたいですね。α7IIではたしかにフロントヘビーですが、D700ではとてもバランスが良く歩留まりもとても良いですね。

長く付き合えるレンズであることは確かです...。



天気が良くて...

2017年12月17日 | 02. カメラライフ

​あいかわらず風がとても冷たいが空は晴れてとても気持ち良い日曜日、外を歩くのも楽しくなりますね。

ゆっくり朝寝をして風の様子を見ながら午後にCobbyを連れて散歩に出ます、たしかに寒いのですが日曜日だというのに子どもたちと出会うことがないのはどういうことなんでしょうかね。みな家でゲーム?ちょっと寂しくないですか・・・。それとも天気が良いのでお出かけかな。

休日恒例の渋滞の列を横切って土手を歩きます^^。

青い空に木瓜(ぼけ)の花の赤がとても映えてきれいです。

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しかしきょうは散歩中パトカーのサイレンがうるさく響いていました、土手ではあまりおまわりさんと出会うことはないのですがきょうは埼玉県警と書かれたバイクに乗った巡査が無線のやり取りしながら巡回してましたので何か近くで事件があったみたいですね。

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(※空は青くきれいなんですがあまり雲がないのでモノクロでは空が少し寂しい。コントラスト上げても意味がないですね)

やはりモノクロは形・デザインを見せることに趣を置くといい感じなんですね、三角の家だったんですがちょっと角度が悪かったかな・・・。

この木なんの木公園では良い天気のなかお年寄りたちのグランドゴルフで盛り上がる声が響いています、しばらく休憩ついでにCobbyとベンチで見学です。女性からも「ダフったのに入った!」とかそれっぽい単語が出てきてなんとなくおかしかったです(失礼)。

長く伸びた木の影も青空の良いアクセントになってますね...

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分かってはいるもののこの時期ほんとに花が少ないですね、景色が凍てつく空気を一層誇張するようです。背の低い樹木の最後の一葉がまわりの凍ったような色世界から傾いた陽を受けてその存在をアピールしているかのようです。

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でもここ近年、年末と言うか年の瀬の空気があまり感じられなくなってきているのはなぜでしょうかねえ、やはり昔ながらの商店街というのが消えつつあり、もしくは元気がなくなってきているせいでしょうかね。ちょっと寂しい気がしますね。

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散歩の途中商店街の中の小さな広場で福引き(抽選会)が行われていましたが時間が4時前ですからこれから夕飯の買い物の時間帯かと思うのですが集まるお客も少なくて、みな片付けを始めている姿は気のせいかやはり寂しそうでした・・・。

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もうすぐクリスマスそしてお正月、来年はどんな年になるのでしょうか...まあうちの場合は孫達の初正月であり、私たち夫婦の結婚35周年(3月)でもあるので春までには楽しいイベントを用意したいところですね。

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今考えているのがいつも正月か春にCobbyとお世話になっている東伊豆のピッコラルージュさんへ孫も含め全員で宿を貸し切りにして3日ほどみなでのんびり遊んでくるということ。あそこは四部屋だけの宿なので8人からなら貸し切りができるんですよねえ、貸し切りだと孫達が夜泣きしても迷惑かけないから安心かななんて。遊園地や動物園も近いしけっこう楽しい旅ができそうなので今から少しずつ計画を立ててみようかと思っているんですよねえ^^。

なんとか実現してみたいです...。



あかね雲...

2017年12月16日 | 02. カメラライフ

​話は前回のニコンミュージアムから帰ってからのことで、夕方のCobbyの散歩時である。

このところ空がとてもきれいなことが多く、素敵な夕日も随分と拝めるようになってきました。この日も散歩の帰り道素敵な色になっていましたよ。

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そして家に近くなるとよく私の写真に出てくる青いアーチ型の橋(といっても水道橋ですが)ごしに大きく富士山も見えてそれは素晴らしい眺めでした。この撮影地点からだと富士山が裾野近くまで見えるので特に大きく見えるんですね...

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考えてみればこちらに引っ越してきた当初は(もう30年以上前)裾野までよく見えるところがいっぱいあったのですが高層の建物が随分と増えてきたんですねえ、よく見える場所がどんどん少なくなってきました。写真に見える橋(道路の方)の中央からでも素敵な富士山が見えていたんですが、今では団地などで富士の7~8合目くらいから上しか見えなくなってしまいました・・・とても残念です。

そういえばこの日は風が冷たかったのですが、その少し強めの風が雲や汚れた空気を追い払ってくれたせいか秩父の山々がとてもはっきりその輪郭を現していました。

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まあこのくらいは季節によらず結構見えることは多いのですが、この日はもう少し東よりの群馬方面、いわば上州の山々も見えていたんです。これは驚きです、私の知る限り年に1回見えるか見えないかですから。

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まだ黒い影のようですが、時期的に1月くらいだと真っ白な雪をかぶった山々になりとても素敵な景色になります。まあ私もまだ2回くらいしか見たことがありません・・・それくらい稀なことなんです。この日はラッキーだったんですね。

そんな幸運を運んでくれたCobbyのめったにカメラ目線をくれない彼がしっかとレンズを見据えた写真も撮れました(笑)。

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これもラッキーといえばラッキーですね^^。

ニコンミュージアムへ行ったばかりなのでカメラの話で恐縮ですが、この散歩でAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sをα7IIに付けていたんですが、結構な枚数に気になるフレアが発生していたんですよね。半逆光程度でそれほど太陽に近く向けてはいないのですが・・・D700ではないことなのでマウントアダプターによるものかもしれないですね、ちょっと気になりだしました。撮れてる画は悪くないのでしばらく様子見ですね。

ただこの105mmマイクロレンズ、良い画角ですね・・・とても気に入りました。上の写真のような遠景もそしてCobbyを撮っていても画がとてもまとまるんですよね、主題をはっきりとさせ易いのでしょうね。

近くなったクリスマスには孫達も来るでしょうからこのレンズでまとめ撮りしてみたいと思っています、ますますZeissの出番が少なくなって悩み多き日々が続きそうです(笑)。


 ※ カメラ:Sony α7II

    レンズ:Nikon Ai Micoro-Nikkor 105mm f/2.8S



ニコンミュージアムへ行ってきた...

2017年12月15日 | 02. カメラライフ

​12/14(木)品川インターシティにあるニコンミュージアムへ妻と出掛けてきました。予定通り妻には年末のアメ横とグルメを愉しみにということで...^^。

雲ひとつないような晴天でお出かけ日和なのだが風の冷たさはこれまた凄かった、日陰に入りたくないくらいでしたね。

品川に降り立っても空が真っ青でした...

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インターシティビルの窓には周囲のビルがしっかりと映り込み素敵な姿を現していました。このインターシティC棟にニコン本社があるんですが、その2階に入場無料で開放されたニコンミュージアムが併設されています。

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平日の昼前ということで駅前からここまで人はそれほど多くはなくとても静かでした、建物に入るとさすがに平日でサラリーマン風の人がほとんどでNikonの方も多いのかなと思うと下げてるカメラが少し気になります・・・きょうはなんと軽い方のSonyのα7IIを持ってきているんです。まあレンズだけはNikon(Ai 28mm f/2.8S)付けているんですが、フロアの方の私のカメラを見る目もやはり気になりますね・・・すいません(笑)。

来訪者はオープンしてそれほど経ってないので私たち夫婦のみ、館内は静まり返っています。まず入って目につくのがミュージアムのシンボル的存在のこちら...

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とても大きいですね、中を覗き込むとまあなんとクリアなことでしょう。まるで薄い繊維の入れ物に水を入れて膨らませているようです。

☆ ​​ ​合成石英ガラスインゴット ☆
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​ ​光学​素材からの一貫生産体制がニコンの強みで、この合成石英インゴットは最新鋭の半導体露光装置用に開発された光学素材製造技術の粋なのだそうだ。

​​さあさっそく見て回ります、と妻がポツッとトイレへ...その後姿が見えないなあと思ったらミュージアムの外へ散歩に行っていたみたいです。そりゃそうですよね、妻はニコンどころかカメラにもそんなに関心がないんですから(笑)。私はお目当てのイベントスペース「Fマウント・ニッコールの世界」へ、何と言っても12/27までしかこのレンズが大挙して揃ったところ(約450本だそうだ)は見られないのですから。

フィルムカメラもたくさんありますね、お好きな方にはたまらないんでしょうねえ...

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私も興味はありますが、今のところフィルムカメラには食指が動きません(笑)。でも雰囲気ありますよね昔のカメラは、今見ても所有欲を満たしてくれそうなデザインです。

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このアナログ的な匂いが良いんでしょうね、人が自分の手で一枚一枚楽しみながら露出を設定しながらシャッターを切る感覚・・・今の私もそうなんですが^^。でもやはりフィルムカメラはお金(ランニングコスト)がかかりそうですので無理ですねえ(笑)。

少し奥にはいるといよいよレンズがたくさん展示されています、少し薄暗いのでISOを400ほどに上げました。さて私の使っているレンズなどを順に探します・・・まずはいまカメラに付いている[Ai 28mm f2.8S]ですね。

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広角レンズのグループケースにありました、奥の列にあるAi化される前の先白(シルバーリム)のデザインも良いですね。さすがに銘玉と云われるこの私のレンズは中央にでんと鎮座しておりました、うれしいですね。

​​​Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8S

Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.​8S

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​​こちらはマイクロレンズのコーナーにあった105mm f/2.8S。なんとなく小さく見えます。このレンズから後はAFやらVRやらと装備され大きく重たくなって行くんですね。このコンパクトさがとてもスマートにそして粋に見えてきます^^。

​そしてその前列には愛用の55mm f/2.8Sが並んでます。この辺は人気の名レンズが並んでいますね、このレンズほんとシャープで古い設計とは思えない良い玉だと思います。右端には私のもう一つの銘玉60mm f/2.8Dがありますね。

​​なかには「Fisheye-Nikkor 6mm f/2.8」なんていう超広角レンズが展示されていて実際にカメラにはめられ覗けるようになってます。もう虫の眼かと思える視野で自分の真横より後ろが見えてます、視野角220°だから当然ですね。

デザイン的に変わったというか面白いのがPCレンズにありました...

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広角19mmのとてもお高いPCレンズの仲間ですね。建築物等に使われるんだいう、あまり縁はないですがその出て来る素晴らしい画を見てしまうと一度は使ってみたいですね。

さてさて本日の一番のお目当てとても安かったが、使ってビックリ素敵な写りをする私のオールドレンズを見つけなければと35mmの集まったコーナーで目を皿のようにして探してみました...ありました!

コーナーの隅の方にちょこんと、もちろんAi化前のものですね。

​​☆ Nikkor-O・C A​uto 35mm F2 ☆
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​なんとピントが左のレンズに行ってしまった、マニュアルフォーカスですが...^^;)。体が前後に揺れているんですよね・・・相当近くでとっていますので微妙にピントが前後します(笑)。私のはAi改なのでカニ爪に穴が開いているのですぐわかりますが、デザインはそのままですね。よく見ると私のレンズのほうがきれいです^^。

1973年誕生ですね、大好きなオールドレンズのルーツをしかと確認してきました。

ただ​なんといってもこのレンズの型番のO・Cの意味するところが何なのかも今回の目的だったのだがコーナーのどこにも書いてないのですねえ。ここはちょっと会場の担当者に聞いてみようかと周りを見回したところ...なんと壁にしっかりと説明文が掲げられていました^^;)。

Cはコーティングなのは分かっているんですが、問題の「O」ですね、見るとこれはレンズ構成枚数のことだそうです。それによるとOは8枚構成ということでした!...問題解決です。

さて気になっていた問題も解決したので次に自分のカメラの歴史的位置を確認に行きます。

分かっていたのですが実際に見ると少し笑ってしまいますね...

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初代一眼レフのD5000を真ん中に2代目のD300sが右、そして現在のFX機D700が左にと私の歴代中心的に使ってきたカメラが1枚の写真に収まってしまうんです(笑)。気持ち的にはもっと右側の新時代的カメラが1台くらいあっても良いかなと思い妻に強くアピールしておきました(笑)。

​Nik​on P7100​​​​​​

​Nikon AW130​

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​このカメラも長い付​き合いです、癖はありますがびっくりさせられる画も時々吐き出しますので手放せません。

​こちら​​はやっと新しいグループですね、色違いですが動画もきれいで気に入ってます。防塵防滴・耐低温・耐衝撃が売りで私としては珍しくカムフラージュ柄を使ってます。

​まあなんとかAW130までたどるとちょっと使っていたD7200や最新のD500まで一緒に写るものがありましたので変な安心をしていましたが、新しければいいというものでもないですからね^^。

何度も話してますがD700は私のまさに「愛機」ですので・・・。

このあと戻ってきた妻と合流し、ディズニーランドにもあるような目が回るくらい入り込んでしまう映像(撮影不可でした)を楽しんだりしました。私としては電子カタログをじっくり見たり、レンズ実験コーナーなどじっくり拝見したかったのですが、当初の目的は果たしましたし、また次にゆっくり一人で来れば良いのでこの辺でミュージアムを後にしました。

さてその後は山手線で御徒町まで行きます、お腹も空いてきたので妻の楽しみにしていた昼食です。

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歩いて5分ほどで到着したのがこちら「井泉(いせん)本店」です。

カツサンドの生みの親だそうです、箸で切れるほど柔らかいとんかつがとても美味しいと職場の同僚に教えてもらいやって来ました。時間もちょうどお昼の12時過ぎ、並ぶかなと思ったのですが混んではいましたが幸い席には付けました。

さっそく二人でロースとヒレの定食をお願いしましたよ。まあ目の前で見えるんですが厨房は3人いてもてんてこ舞いの様子、団体やらおみやげ(カツサンド・弁当など)やら注文がごっそり入っている様子です。

それでもやはり年季の入った手際の良さで待つこと10分くらいかな...出てきました。

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​​​

上が妻のヒレカツ定食で右が私のロース定食。

どちらも評判通りサックとした美味しい衣と柔らかいお肉、これは美味しいですね。妻からもらったヒレはやはり一枚上手、肉の旨味が違います。でもロースも高い水準です。

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​​​もうあっという間に完食でした(笑)、歳なので毎日とは云わないけれどちょくちょく食べたいお味でした。

そして美味しい昼食の後はアメ横の年の瀬風情を感じながら歩きます。

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結構な人出でしたがとにかく外国人がとても多かったですね、安い正月の食料品を求めてごった返すのはもう少し先のようですね。お店もアジア系の人がケバブや韓国家庭料理などの店を出しているところがあり、昔と比べ国際色豊かな感じです。そんな中はやりなのか海鮮丼の屋台形式のお店が繁盛してたのが印象的だったかな、ちょっとこの日はお客さんたちも寒そうでしたが・・・。

買い出しの目的もなかったので久々のアメ横の空気を楽しんだあとはすぐ近くの甘味処へ入りました。

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こちらもこの界隈ではけっこう有名みたいで昭和23年開業というからけっこう歴史がありますよね。甘すぎないあんみつが有名のようで素材にもかなり気を遣っているお店のようで妻と期待しておじゃましました。

店内は昔ながらの甘味の店という感じ、明るくいわゆるお年寄りも気兼ねなく入りやすい感じですね。​私達が頼んだのが...

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私がクリーム白玉あんみつで妻が奥のクリーム白玉金時です。妻は寒天とか苦手だったんですよね、もったいないですよねえこのハーモニーが愉しめないなんて(笑)。

とにかく後味がスッキリ!餡も蜜も甘すぎず匙がぐんぐん進みます^^。これは男の人でもいけますねえ、食べた後も水とかお茶とかいらないくらいです・・・とても美味しかったですよ。

まだ2時前でしたが寒いしいくらかでも陽が高い温かいうちに家路につこうと上野駅から帰りました。

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こちらは通販以外では今日訪ねたニコンミュージアムでしか手に入らないその筋では有名な「Nikon 一口羊羹」(見るとよく行く那須方面・栃木大田原で作られているんですね、知りませんでした)。パッケージがまた素敵です。

一人ではなかったのでじっくりニコンミュージアムは見られなかったが期間限定のレンズ450本は見られましたし当初の目的は果たせました・・・また時間のある時にゆっくり行ってきたいと思ってます。

寒かったですが天気もよく、大蔵大臣の妻もいたので美味しいものも愉しめました、それに久々に乗った内回りで山手線一周もできましたし...良い一日でしたね。

そろそろクリスマス、今年のCobbyへのプレゼントはどんなワンごはんにしようか今から考えてます...


 ※ カメラ:Sony α7II

    レンズ:Nikon Ai Nikkor 28mm f/2.8S