with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

愛しのコスモスロード...

2014年10月12日 | 02. カメラライフ

つい最近までとてもきれいに咲きそろい、市民の目を楽しませてくれていたコスモスロードだが夕方のすてきな景色を拝みたくて何度か時間を見ながらチャレンジしていた。

昼間のコスモスは以前にもアップしているので、コスモスロードの終わろうとしている時期に合わせてこの夕方のすてきなコスモスたちを写真でまとめてみた。

カメラはいつものD700だが、レンズはお気に入りのAi AF nikkor 50mm f/1.4Dでと思ったのですが夕方の淡い色合いがしっかりと出るか、逆光の美しさが捉えられるか少し心配だった。

そこで「花だからマクロレンズ」ということではなく、クッキリの50mmより逆光に強く淡い色合いを得意とするAF-S Micro nikkor 60mm f2.8G EDに決めた。

50mmの方は明るいレンズで助かる所も多いのだが、背景(ボケ)が硬くなりそうだし、実際この時もマイクロレンズにで正解だったようだ…。


​​今年も絶​対に撮っておきたかった日が沈む直前のコスモスロード、


​​​夕日の方角に目を向けるとさらに色合いが素敵になる・・・


こうしてみるとやはり今年のコスモスもたくさん咲いてくれているが、昨年の方はよりボリューム感があったように思える、富士見市のほうが今年はコスモスの種の予算を抑えてきたのかな(笑)。


ここからは普段あまり撮る時間帯ではないのでどうゆうコスモスが撮れるかワクワクだったが、夕日とともに写るコスモスは昼の顔とはやはり随分と違ってくる。

昼間は明るめのどちらかというとハイキーよりの写真のほうがみんなの描くコスモスらしくきれいに見えるが、この時間帯は太陽光を強く入れたり、もろ太陽も入れたりすると花はぐっと暗くなる。その光の入れ具合で印象が随分と変わってくるのがとてお面白いです。

​柔らかいオレンジが入りすべてがソフトな感触


思い切り寄ってみる

少し風があるので忍耐のいる瞬間

​​​60mm microらしいソフト​​なコスモスが現れた



もう少しで太陽が沈む

眩しいファインダーの中で一生懸命シベだけを見る

​​意外なところに光が現れ、まるでコスモスが発光しているよう


露出をいろいろ調整してこのシチュエーションを楽しむ

暗いものから明るいものまで幾パターンかあるの中でとても明るい一枚に調整を加えたら・・・

こんなんできました~

​​​​Title : 『太陽の雫』


太陽が沈むころふと上を見ると月が出ていた

きれいな雲も低い位置でアピールしている

いえいえきょうは秋桜が主役です、でもね…

​​​月の脇役に回ってもらった白のコスモスも残った日を受けてオレンジ色


花から少し離れて地面に座り込む

アングル求めて寝そべりたいなあと思いながら

Cobbyを待たせさらに身をかがめる

これ以上は無理というところでシャッターを切る

​​月が脇に回ってくれたかな


ISO感度を上げないとブレ始めてきた

400~1600で様子を見ながらシャッターを切る

少しでも花びらに太陽の光を受けているコスモスを探す

あった!

​透けて見えるオレンジの光​も萼から漏れる光もとても愛おしい


光を求めて移動する

木々の間から太陽が顔を出しているところでピンクの秋桜

なぜかみな北東の方を向いている・・・

​​​​こんな色のコスモスだとまた印象が違ってくるんでしょうね


いよいよ太陽が隠れた

月がはっきりと見え始めるマジックアワー

​​​青のグラデーションにかすかに秋桜がその色を主張していた


低い雲にはまだ太陽が息を吹きかけ素晴らしい色合いを披露している

空の色がとても素敵になってくる

そろそろ月の光が強くなり明るい雲と喧嘩を始めだす

秋のそよ風と美しい背景に戯れる秋桜たち



以​上が夕景のコスモスのお気に入り写真でした...


下の写真はでかけ際にたまたま江川で採餌していたアオサギ、けっこう近かった、最近はダイサギ・コサギなどは近くで見られるのだがこんなに近いアオサギは久しぶりだ。

これくらいの距離(15m程)だとCobbyの動きが写真を決める(笑)、だいたいすぐCobbyが飛び出し被写体に逃げられるのがオチ、この時は近くのワンコが気になってアオサギに注意が向いていなかったのがラッキーだった。


まだ秋桜はけっこうな数咲いてはいるが、その数は寂しくなる一方。

これからCobbyの散歩はとても注意が必要になってくる、彼は草むらにどんどん入るのでこれから増えてくるコスモスの種が体中にくっついてくるのだ。玄関・風呂場で嫌がるCobbyと種とりで大格闘が始まるのである(笑)。

少しだけ憂鬱ではある・・・



皆既月食...

2014年10月11日 | 02. カメラライフ

仕事に追われ写真の仕上げが遅れて本日UPの「2014年10月8日の皆既月食」の記録。

夕方の大きな月で誰しも少なからず興奮を覚えたのではないでしょうか・・・。


No.1 [18:46] かけ始めに間に合わず、この状況から記録開始。


No.2 [18:58]


No.3 [19:05]


No.4 [19:12]


No.5 [19:25]


No.6 [19:40] ほぼすべてが隠れる


No.7 [20:46] 

影が消え始め月が現れる(しばらく雲も出て始まりがわかりづらかった)。


No.8 [21:20]

この間またもや大きな雲がかかり、しばらく観察できなかったが30分ほどで雲間から顔を出す。

こんなすてきなシーンも、シャッタースピードが遅かったので雲が流れる、それもまた良し。


No.9 [21:28]


No.10 [21:37]


No.11 [21:47]

ほぼすべてが現れる・・・


全て隠れてからまた見え始めるまで1時間ほど余裕があったのでその間に食事と風呂を、雲が出て撮影不能な時間がもったいなかったかな。

それでも十分すてきな天文ショーを観察できたので嬉しくなってしまいますね。

また来年の4月にあるそうなので楽しみに待ちましょう・・・。


那須高原...2nd.day[with Cobby]

2014年10月11日 | 01. ドライブ・旅行記

​那須高原 2日目はすてきな朝焼けから始まりました。[AM 5:47]


朝風呂で目を覚まし、Cobbyの朝の散歩でホテルをひと回りしてくる。駐車場の周りにはたくさんのムラサキシキブが咲いている、その先にこの辺ではひときわ目立つ紅葉を見つけた。


その後部屋に戻り妻とペニー・レインで調達してきたおいしいパンで朝食を済ませる。

きょうの予定は毎度のことでAOB(アジアン・オールド・バザール)から南ヶ丘牧場ということになるのでほぼCobbyと一緒の行動となる(笑)。

出発はAOBのオープン10時に合わせるのでチェックアウトまで結構ゆっくり出来る、TVを見ながらうとうとしていると「そろそろ行くよ」で目を覚ます。

昨日と同様天気は上々、気温は少し低めかな。車を走らせ窓を開けると若干寒いくらいだ、このへんは高原の朝という感じ、でもAOBはすぐご近所、あっという間に着いてしまうのです。


ほぼ開店と同時に入る、いつ来ても様々な商品があり女性陣にはとても楽しいらしい。

たしかに我々夫婦が娘たちを待つ間[メコンレストラン]でお茶してもたくさんのメニューで飽きない、ここで体験したベトナムコーヒーに一時期ハマって自宅で随分と楽しんだものだ。


四人の姉妹が早くも行動開始だ(笑)、こちらを向いているのが四女なのだが彼女のカメラストラップが私のものとまったく同じもの、一緒に買ったわけではなくある時ほぼ同時期に手に入れた。

久しぶりに帰ってきた四女のカメラに付いているのを見て二人で苦笑いだった、好みのセンスが一緒なのか・・・親子なんでしょうかね(笑)。

さあこうなると私はCobbyのお守りとなる、店の中も抱っこすれば入れるらしいがそうするとカメラが使えないので・・・しばらく広いAOBの中を散歩である。

ウブド広場で記念写真を、


Cobbyはけしておとなしいワンコではありません、そして食い意地がとてもはってます。こんな時おとなしくさせるには「おやつ」で釣るしかないのです。

この時もカメラを持つ左手にはおやつがあります、だから「待て」だけはしっかりしつけられます(笑)。


普段見られない背景がたくさんあるので、きょうはCobbyの撮影会としますか(笑).

可愛い一輪の鉢植えと一緒に・・・、


もう一つバリ風味はいかが・・・、


神様(バロンorボーマ?)がCobbyに驚いて目をむいているようで面白いかな。

こうして舌を出さずに口を閉じているととても可愛いんですがね、


おしゃれなベンチで一枚・・・、


このベンチで撮影している時にここの入り口で車をさばいたり場内の清掃をしているおじさんが「おとなしいワンちゃんだねえ」と言ってベンチに座り込んできました(笑)。犬が好きなようでCobbyがなついてきたらとても喜んでいましたね。

さてもう一枚というところでCobbyの口に締まりがなくなってきました、集中力が切れたみたいです。


おやつを彼にあげて散歩を続けました・・・。

道端に小さな穴が不自然に開いていたので覗いてみたら、なんとコオロギが顔を出していた、出ようとしていたようで私が近づいたものだから思わず後ずさりしてました。


なんかこうして巣穴から出てくるコオロギを見るなんて普段経験できないですよね。しばらく観察してましたが、コオロギも警戒してこのまま固まってなかなか動こうとしなかった、こちらが根負けして移動してしまった。

そうこうしているうちに時刻は11時、早めのお昼にしましょうということでここに来たら必ず立ち寄る「ウブドレストラン」へ向かいます。

私や娘たちが大好きな唐揚げがたっぷりのっている「鶏肉カレー」が定番なんです、でもこの時は限定メニューで美味しそうなカレーがイチオシ!されてたので今回はこのセットに決定。

名前が変わっていて覚えていないのですが、一見辛そうなんですが、実はとてもマイルドでかつスープカレーのような感じです。


そしてこちらのレストランの好きなところは美味しい上にボリュームがあること、メニューに偽りありというお店もありがちですが、こちらはほんとにメニューのまま出てきます。

このカレーも写真ではご飯が山盛りだったので「こんなに大盛?」なんて言っていたのですが、写真のように見事に大盛です(これで普通盛りです)。

セットの飲み物はちょっと変わった「コピバナナ」、


生のバナナジュースとコーヒーのコラボレーションです、甘さはなくガムシロップで調整できます。

ちょっと未経験の味でコーヒーの風味は弱いが美味しくいただきました。

ここでもCobbyは娘たち、特に三女におもちゃにされてます、


Cobbyが困ったちゃん顔になってますが、けして逆らいません。何故かこの三女がたまに家に帰ってくるとすごい喜びようなので気が合うんでしょうね(笑)。

全員お腹いっぱいになったところでデザートのアイスクリームを南が丘牧場へ食べに行きます、これも毎回恒例行事となっております。


ここ那須の二日間ほんとに天気には恵まれました、夜は雨が振りましたが秋らしい空で気持よく過ごせます。

アイスを求め「ミルク茶屋」へ行く途中池にかかった橋を見つけまたもや娘達にCobbyのビビリ具合を茶化されます・・・、


ほんとに彼はちょっとでも高いところが苦手なんです、このへっぴり腰具合を見てください、頭を板にこすりつけるくらいほぼ腹ばいになって渡っています(笑)。

ミルク茶屋で美味しいアイスクリームをいただいて皆でアーチェリーを楽しんだり、好奇心の強いCobbyに動物を見せたり・・・、各々楽しみました。


Cobbyはうさぎが気に入り、このケージから離れようとしませんでしたね、このうさちゃんの優しそうな目にハートを射抜かれましたかね・・・。

私はこのあとCobbyを連れて乗馬場や放牧場の方を散策です、残念ながら放牧場の周りは現在調整中ということで牛を入れての牧場風景は撮れませんでしたがその代わり乗馬場の周りにはたくさんのコスモスが咲いておりとてもきれいでしたねえ。


けっこう大人たちも乗馬を楽しんでおります、乗馬Girl も楽しそう・・・、


まさにコスモスが花盛り!


いい感じに那須連山も見えております、すてきな場所ですよね。


そういえばCobbyは何回か馬がそばを通っても怖がりませんでしたが、乗馬場の馬たちが繋留されているところではさすがに近すぎて私の方へ逃げてきました、彼にも相当大きく感じたんでしょうね(笑)。

できることならこの日の27日(土)からマウントジーンズの紅葉ゴンドラが動き出しているので頂上駅から清水平まで歩いてみたかったのですが2日連続の単独行動は不可になってしまいました(T_T)。

それでも天気に恵まれ楽しい那須の二日間を過ごせましたから十分OKですよね。

2時過ぎに南が丘牧場を出発しいつものようにチーズガーデンやお菓子の城経由で那須IC.で高速に乗り帰路についた。

一つだけ残念だったのはあと一週間後だったら素晴らしい紅葉も楽しめたということかな・・・こればかりは全員仕事の調整が必要なので難しいところなんですよね。

また次回へ期待しましょう・・​



那須高原...1st.day[散策]

2014年10月09日 | 01. ドライブ・旅行記

​少し前になるが 9/26~27 家族6人プラス1匹で紅葉にはまだすこ~しだけ早いかなと思われた那須高原へ出かけてきた。

(1日目):那須高原SA(出口)~那須町共同模範牧場~那須平成の森~殺生石~東急ハーヴェスト那須

(2日目):東急ハーヴェスト那須~アジアン・オールド・バザール~南ヶ丘牧場~(おみやげ)~那須IC.

というコースで廻った、ただし1日目は平成の森で私のみ降ろしてもらい駒止の滝から平成の森散策という単独行動を取らせてもらった。

[1日目]

Cobbyも乗せて一路東北自動車道へと向かう、

DSC_8302_Cobby.jpg
 

台風16号は前日熱帯低気圧に変わり、無事晴天の下出発できた。

空も秋めいてきて高速からも綺麗な空が見られた、

DSC_8352_東北道.jpg
 

自宅から岩槻IC.までの下道が朝の出勤時間とかぶり30分ほど余計にかかってしまったのが痛い、

ただしそれ以降はスムースで予定より若干の遅れで現着できた。

高速から降りるとまずは那須町共同模範牧場をめざす、

少しずつ登っている感じから、目の前にその最高点かと思える場所に差し掛かる。


 

目の前の空に向かって車が進む先には・・・、

まさに「那須高原」そのものが眼前に広がり気分をすっかり開放的にしてくれた。


左には那須のランドマーク「茶臼岳」がしっかり車について来る。

DSC_8374_Cobbyと茶臼岳DSC_8374_Cobbyと茶臼岳.jpg 

なにかと話題の「アルパカ牧場」を過ぎてしばらくすると最初の目的地「那須町共同模範牧場」だ、

いきなりの素敵な景色に早くもノックアウト。


おもむろに車を止めてもらい、カメラを持って外に降りパシャリ!だった(笑)。

牧場の白い柵と緑の草原、そして茶臼岳と青い空のコラボは最高だ。

観光牧場ではないので何処へ車を止めていいのか分からなかったが、じゃまにならない場所を見つけとりあえず皆車から降りる。

こちらが牧場の管理事務所的な場所のようだ、トイレもなにもないと言われていたがこちらに自販機だけは見つけることができた。

DSC_8390_牧場館舎.jpg
 

この建物の先が素晴らしく視界の開けた場所で、四阿やテーブル・ベンチなどがあった、これが黒磯方面の眺めである。


 

よしもとばなな原作の映画「アルゼンチンババア」のロケ地だったそうな、その時役所広司や鈴木京香も座ったテーブルと椅子がこちらだそうだ。

DSC_8393_牧場のテーブルから.jpg 

我が家の家族ものんびり牧場の雰囲気を楽しんでいるようだ・・・、

 

少しの間この素晴らしい牧歌的な風景をみんなで楽しんできた、一人ならこの広い牧場を歩きまわって素敵なアングルを探しに行くのだが・・・残念ながらそんな余裕は与えてもらえません(笑)。

こちらの牧場は近隣の酪農家から牛を預かり放牧する町立の牧場施設だと聞いているが、この時期牛の数はあまり多くないようだ。

牛たちを探して歩いていると、山際の一番奥の区画に見つけました。

食事は朝と夕方の2度くらいでその他の時間は放牧されているのかと思っていたがこの一画でしか牛を確認できなかった、ちょっと遠いのである。

道を入っていこうとしたら、ちょうど車で帰ってきた飼育員の方だろうか「そちらに入ってはダメですよ」と声をかけられてしまった・・・残念、ここはちゃんと指示をを守らなければね。


ちらの那須町共同模範牧場は季節的には5月くらいが花も咲いてとてもきれいだそうだが、ぜひその時期にもう一度訪ねてみたいものだ。


その時はこの柵の近くにたくさんの牛たちが草を喰んでいることを願って・・・。

楽しい時間はすぐに過ぎてしまう、そろそろ次の目的地[那須平成の森]へ向かうことに、なんといっても私のこの日の「お楽しみ」であるのだから。

マウントジーンズ那須を経て平成の森へ道路は少しずつ登っていく感じ。

そして「那須平成の森」駐車場へ到着(ほぼ正午すこし前)、

DSC_8421_那須平成の森.jpg

フィールドセンターへの入口付近でちょうど立派なネームプレートの柱を設置工事をしてました、そういえばきょうは金曜日の平日でしたね。

こちらで家族はトイレ休憩、そして私は一人散策の準備を・・・、カメラザックから今回は使わない三脚を外して荷物を軽くし、トレッキングシューズに履き替えて皆の帰りを待ちます。

トイレから帰ってきた家族はCobby共々これから車で下に降りて昼食へ、あとで聞いたらけっこう人が多くてランチをとるのに苦労したみたいで明日の朝食の件もあり[ペニー・レイン]で昼を済ませたそうだ・・・私は朝のCobbyとの散歩で調達したコンビニおにぎり2個だというのに。

それでも気分は上々、天気も上々、さっそくフィールドセンターへ。 

 

センター入口付近の木々も少し紅葉していましたね、青空に映えてとてもきれいです。

まずはご挨拶をしてトイレをお借りします、マップがあったので一枚いただき、なにか情報はないかとお話をうかがった。

「今日は天気もいいので滝も綺麗に見えますよ、あとコースは周回して歩くと森も楽しめます」とのことだった、アップダウンはそれほど無いようなので駒止の滝の周回コースと合わせ森の小径など全て歩くことにした、それでも合計4~5キロ、2時間余の計算だ。

写真を撮りながらなので3時間くらいかなと踏んで歩き始めた・・・、

DSC_8432_散策秋の気配.jpg
 

この辺り紅葉はまだ少し先のようだが、ところどころ赤く染まり始めていた、とにかく空が綺麗だ。

歩き出すとすぐに大きな石がゴロゴロしたコースに出る、私はカメラ持って歩くとファインダー覗きながら歩くこともあるのですぐ転びそうになる、ここは危ないのでさすがに歩きながらの撮影はやめた。

DSC_8435_散策路.jpg 

木々が降り注ぐ太陽の光をそれこそ優しく遮り、暑くなる身体を援護してくれるようだ、

ただし光は強く、とてもコントラストが強いので写真には気を使うシチュエーションである。

だが、それゆえのこんな素敵な演出もしてくれる。

 

少し暗めの木陰からまばゆいばかりの光を放ち浮き上がってくる木の葉、森の素敵な贈り物にしばし立ち尽くしシャッターを切る。

行きの直線的なコースは大小の石がゴロゴロと足元に転がってとても歩きにくい、ずっと登りばかりで久しぶりの(山)歩きでもあるので少しきつい(笑)・・・なんとも情けない。

駒止の滝へあと400mというゲートまでなんかあっけなく着いてしまった、でもこのゲートあたりの景色を撮った写真は木漏れ日が作る明暗のコントラストでまるで絵のように見えるから不思議だ・・・。


歩いていて唯一と言っていいくらいの色物がこの写真、たぶん「ガマズミ」だと思われる。

DSC_8449_ガマズミ.jpg

この辺りの其方此方にこの赤い実が木々の緑に彩りを添えていた。

ようやくゴロゴロした石の道が終わり少し視界が開けてくると、いきなり茶臼岳の挨拶を受ける、これには思わず声を上げてしまいますね。


ここから歩いて程なく駒止の滝駐車場へ着く、いきなり色づき始めた山々が目に飛び込んでくる。

もう一週間くらい後ならば素晴らしい景色となっているんでしょうね、人の数も桁違いでしょうが・・・。


写真のすぐ右横から観瀑台へと道は続いていくのだが、こちら側もすこ~しだけ紅葉始まってますかね。

DSC_8455_観瀑台より.jpg

お目当ての「駒止の滝」はというと・・・、



けっこう遠い位置にあるんですね、この距離で「観瀑台」と名乗っていいものでしょうか(笑)、わざわざ車でここまで来ている方にとっては「あれかい?」てな感じではないでしょうか・・・。

上の写真は先日入手した24mmで撮ってます、まあ最低限の視界の広さは確保できるのでありがたいですね、端の歪みも殆ど無くてカメラの角度に気を使わなくて済むので正解でした。


時間も少し悪かったですかね午前中のほうがより順光に近くて滝がもう少ししっかり照らされてくるようです。

条件は悪いのですが持ってきた70-300mmに付け替えて撮り始めます、

[70mm]


このくらいが一番自然な画角でしょうか、人間の見た目に近い50mm標準でもいいかもです。

[50mm]


これがほぼ撮って出しの50mmです、もう滝が殆ど見えないくらい周りが明るすぎます。

人間の目ではけっこうしっかり見えるのですがねえ・・・、仕上げ(現像)には苦労します。

[200mm]


滝の上部です、流れ込むところは影になってほぼ見えませんが、木々が紅く染まり始めているのがわかります。

このくらい望遠で撮っていると、ここが紅葉で真っ赤になったらどれだけ綺麗なんだろうと思わずにいられませんねえ。

なんとか滝壺の様子が見られないかとおもいっきり望遠端まで上げてみます・・・、

ほとんど木々に囲まれて見難い状況ですが、なんとか雰囲気は掴めそうな感じですね。

[300mm]


なんとか滝壺の水のエメラルドグリーンが見てとれます。

「午前中が吉」という情報は得ていたんですが、このへんが家族旅行の辛いところ(笑)、そういえば今ごろみんな美味しいもの食べているんだろうなあ・・・。

[100mm]


ということで急にお腹もすいてきて観瀑台の日陰でこちらもおにぎりで昼食にいたしました、家で淹れてきたCoffeeもまだ温かくとても美味しかったのがありがたかった:午後1時。

いただいたマップの標準時間はかなり年配向けに測っているようで時間が余りそうだ。

お腹も落ち着いてきたところで活動再開です、移動前にもう一度観瀑台からの景色を楽しむ、色づき始めた山の中に一際紅い木があるのが気になっていたので写真に収めておいた。


ほかに色づいているのは写真の右に見える木のような色が多いがこの左の木はまさに「紅一点」、とても鮮やかな色だった。

さてマップを一周りしてもそれほど時間がかからないようなので、近くの北温泉まで足を延ばしてみることにした。

DSC_8553_北温泉へ.jpg
 

この細い車道を歩きます、降りて行くのが少し不安ですね、帰りは登ってこなくては・・・(笑)。

観瀑台からは見えにくかった黒磯方面でしょうか視界が開けます、


この日はどこにいても雲はあるんですが、遠目が利いてとても気持ちよかったですね、北温泉の裏山方向も綺麗な空でまさに「天晴」、気温は少し高めですが日陰は涼しく湿度も低そうだし、爽快な気分で歩けます。

DSC_8561_北温泉裏側.jpg
 

北温泉入口まで来ました、降りて来るのですぐに着いた感じです。

DSC_8566_北温泉入り口.jpg
 

右側には北温泉のトレードマーク大きな温泉プールがありますが、なんとこの時は温泉をすべて抜いている状態でした。


清掃の日に当ってしまったのでしょうね残念でした、プールに温泉が張られていたらコースを端折ってでも入っていこうと思っていましたので・・・、あとから考えると大きな天狗のお面がある内湯だけでも入ってくればよかったと後悔しております。

このへんが後で車で拾ってもらう時間も気になる自分だけではない旅の辛いところですね、まあしょうがないか、と諦めてきた道を引き返した。

プールの横に木道が続いているのが見える、道標があり、どうやら茶臼岳方面への登山道らしい。

DSC_8571_茶臼岳へ.jpg

帰りの道を歩いていると三組ほどの年配ハイカーとすれ違ったが、中には三脚抱えている人もおり、この道の先が「駒止の滝」の滝壺まで降りられるかと思って来ている人も多かった。

たしかに観瀑台からの滝はちょっと遠かったですからね、気持ちは分かります・・・ハイ。

足元に落ちたばかりのまだ新鮮な紅葉を見つけたり・・・、

DSC_8581_秋を拾う.jpg

なめらかな肌を妖艶に目立たせていた樹木を眺めたり・・・、


すてきな空気を楽しみながら観瀑台まで戻ってきました。


着いた時よりだいぶ影になってきましたが、滝がすべて影になっているのでかえって露出は合わせ易くなっていましたね。上の写真でも滝壺のエメラルドグリーンが分かりそうですものね[50mm]。

さあ帰りは分岐点から往路と違う森のなかを歩きます、


あいかわらず天気は最高、紅葉部分も半逆光でとても引き立ちます。

分岐から別れて道に入ると背丈は低いのですが、木々が密集してとてもこんもりした森です、足元にはチップが敷かれているところもあったりと歩きやすく整備されているのには少しビックリ。


往路の石だらけの道に比べ年配者にも優しい散策路ですね、フカフカした道でとても気持ち良いです。

陽は少し傾いてきましたが、あいかわらず強い光が差し込んできます。

となればここは森のなか、逆光を楽しむ素材を見つけようと目を皿のようにして歩きます(笑)、まずはオーソドックスに虫に食われて穴の空いた葉から漏れる光など・・・、

DSC_8602_葉の遮光.jpg

いろいろ楽しめますね、でもやはり「探す」より「発見」の感動でしょうね、出てきた画に正直に現れます。これなんかその一枚、


大木に寄生している蔦のような植物で規則正しく三枚の葉っぱが並んで上に向かって伸びており、木漏れ日を受けて赤くなってきた葉の淵が綺麗に浮かび上がっています。

更に上を見ると、木のてっぺん目指して太陽の陽を受けようかという意志を感じるほどその葉は行進を続けていました。


それはほんとに「可愛い」という言葉がにあうくらいで、すてきな行進です。

その間あまり人と会わなかったのですが、後半ようやく三グループくらいに抜かされていきました。

年配の方がやはり多いですね、ちょっと気になったのは年配の男性の立ちションですかね、歳をとれば近くなってくるのでしょうがないと思いますが・・・せめて安全を確かめて木立の奥に入るとかすればなあと(良くはないが)思うのだが、散策路の脇でしているのを見てしまった、こちらが歩いてきたので慌てて小走りに先に行ってしまいましたが・・・いやはやなんともですね(笑)。

後半も曲がりくねった森のなかをマイナスイオンを感じながらゆっくりとフィールドセンター目指して気持ち良い散策が続いたが、残念ながらそれといって目立った発見はなかった。

これなんかは唯一面白かった一品、「被写界深度測定樹」とでも言えそうなもの・・・、


まっすぐに伸びた細い枝にこれまた形の揃った木の葉がほぼ均等な間隔で枝先に向かって生えているもの、手前の葉にピントを合わせているがよく見ると枝の模様がしっかり見えている部分とボケている部分がしっかり見てわかります。

手前と奥に向かってしっかり模様が見えている範囲がf/6.3の被写界深度ということになります(笑)、写真の教則本で使えそうな被写体ですよね、なんて遊んでいました・・・。

それからこの森の「紅葉待機中の方々」も見つけましたよ、モミジやカエデなどでしょうが、漏れてくる光を受けてまだまだ濃い緑をこちらに見せつけておりました、「まだですよ~」と言わんばかりに・・・。


それでもあと10日~ニ週間もすればこちらも染まってくるでしょうかね、もっと早いかな・・・。

分岐に出てきたので道標を見るとこれからが森の小径となるようだ、


ぐるっと外回りを大きく回ってきましたが、この時期は花なども少なく少し寂しい感じでした。


この30~40分を考えると滝を見たあと寄った「北温泉」でひとっ風呂浴びてくればよかったかなとつくづく思ってしまいました・・・でも日頃の運動不足の身体にはいい運動になりましたかね。


フィールドセンターに着くと時刻はほぼ15:00、予定通りの散策となった。

妻に携帯で連絡を取ると「今食事が終わったところ」だという、南ヶ丘牧場の美味しいハンバーグを狙って失敗し、「ペニー・レイン」で落ち着いたという経緯らしい。まあワンコ連れているのでしょうがないかなあ。

とはいえこちらも車待ちなので「早く来て~」と一言、15分くらいかなということでセンターの日陰のベンチで休憩を、


少しダラ~とさせてもらってなにげに空を見ていると、低いところに出ているんですがまるで空を隠すベールのような雲が大きく出てきていた。


これは近かったですねえ、すぐ手が届きそうなくらいに見えました。とてもなめらかな質感でそれは美しかったです。那須連山の麓とはいえけっこう標高もあるのでこうして近くで目にすることができるのでしょうね。

一息ついてから駐車場へ移動するとようやく迎えの車がやって来ました。

美味しいものたくさん食べて満足そうな顔をしております・・・オイオイ、こっちはおにぎりだぞ!でもいい空気の中でとても美味しかったのですがね(笑)。

全員揃って次に向かったのは「殺生石」、子供の頃には何回も連れてきたところだが、なぜか子どもたちはあまり記憶に無いようでリクエストされて今回寄る事になった。

着く直前に見られる紅葉の絶景スポットから一枚撮っておいた、前々回那須に来た時(11月)ここからの紅葉が茶臼岳を含めとても素敵だったのだ。


茶臼岳は多少色づいてきているがまだ「紅葉」というには寂しすぎる写真になってしまったが、この坂の途中からの景色はいいですよ~!


こちらではススキがいい具合に秋の風情を醸しだしております、本来曇り空と殺風景な方が「殺生石」らしくて良いのですがこんな雰囲気も捨てたもんじゃないですね。


殺生石を前に記念写真かと思ったら自分撮りであらぬ方向を写しているわが家の四姉妹プラス妻(笑)。

ススキが綺麗に夕陽に輝いています。


遠くに先ほどフィールドセンターで見たベールのような雲がこちらでも見られました。

こちらの紅葉も始まったばかりのようです、でも那須全体で1周間~10日ほど早く紅葉が始まっているようですからもうすぐですね、先ほどのアングルが素敵になるのは・・・。


三女がCobbyを連れて「展望台」への散策路を上がっていました、​


この道は思い出がありますね、まだ結婚する前に妻と那須を訪れた際にこの遊歩道で展望台どころか大丸温泉駐車場まで歩いています、途中ボルケーノハイウェイでは親切なドライバーから「乗っていきますか?」と声をかけられたっけかな、まだ今ほどトレッキングが流行ってなかった時代ですね、若かったですねえ(笑)。

そろそろ午後4時ということでいつもの宿「東急ハーヴェスト那須」に向かいます、私の方は歳のせいかそろそろ足に疲れが見え隠れ・・・トホホ。


駐車場に到着、いつも見る木なのですがメタセコイアでしょうかとても大きく見事で夕日に染まっています。秋の空に素敵にマッチしてますね。

今回は6人なのですが、ワンコが一緒ということで私たち夫婦がペットOKの棟に、娘4人は隣の一般棟に宿泊です。

ペットOKの部屋も一般の部屋に負けず広くてきれいです、


自炊もできるようになっており、ダイニング・リビングと寝室になっています。

こちらは寝室、


こちらのベランダ部分から外に出られますが、すぐ目の前にドッグランがあります。これは便利ですね。

それほど広くはないですが、Cobbyには十分。


案の定こちらが走ってやらないとCobbyはあまり走り回ったりしません(笑)。

いつもそうなんです、走れば走ったで足にまとわりついてワンワン吠えるし、どうせいっつうんじゃい!


Cobbyくん、君じゃないけど困った眉毛になるのはこっちだよ(大笑)。

いつもなら娘たちがお気に入りのイタリアンで夕食は決まりなので、ジョイア・ミーア、私おすすめのクーシ、それかカフェロルモあたりになる、今回はペットOKのジョイア・ミーアかなと思っていたのですが、あそこはけっこう人も多く騒がしいのでCobbyが心配ということでテイクアウトにしてもらい部屋で食べることになった。


大きなピザだが3枚で足りるかと心配した・・・が、ペニー・レインのパンなどもありけっこう満腹になりましたね。

でも朝からちゃんとした食事をしていない私としてはせっかくの那須、夕食くらいはお店で食べたかったのもあったが、美味しかったので良しとしよう。

このホテル、次女の会社の保養施設として契約しているようでこんな綺麗で広い部屋でもとてもリーズナブルな値段で泊まることができるので毎年大所帯のわが家としては助かっています。

Cobbyがいるので「全員で風呂に行くと絶対吠える」ということでまずは私が一緒に留守番を、入れ替わりで風呂にゆっくりと浸かってきた。

こちらは自家源泉があり、ジャグジー以外の内風呂・露天が天然温泉で、女性に人気の肌スベの温泉なのである。

ほんとは食事の後みんなで展望台まで車で行き、夜景と星空を楽しもうと計画していたのだが、ピザをとりに娘が出かけた際、雲が多く雨もぱらついてきたということで諦めてしまったのだ。

三脚まで持ってきたのにとても残念でした・・・、でも山の天気だったようで皆が部屋に戻り寝ようかという時間になって雲が切れてきた。

見上げると雲の間に星が見えるようになってきたというのでカメラを持ってベランダにでてみた。さて三脚はと見れば先ほど雨が・・・ということで車においてきたのであった:ガ~ン。

仕方なくテーブルを半分外に出し傾けてセルフタイマーでSS・10秒ほどのマニュアル撮影の開始である(笑)。

さすがに那須高原、雲間の星といってもけっこうな数の星が写りました。


先ほどまで雨の状況なので前回遭遇した流れ星までは見ることができなかったが・・・、その後はさすがに温泉浸かって疲れが出てきたのかバタンキューで就寝でした。

二日目へつづく・・・​