少し前に職場の近くにきれいに咲きだしたサザンカをα7IIIにZeissつけて撮ってきましたが、なにせ蕾がまだまだたくさんあったのであの2~3日後2日にわたって再び撮ってきました。
今回はX-T2にまだ1本しかない純正35mmをつけて臨みました。FUJIFILMですからなんといってもフィルムシミュレーション、最近はBKT(ブラケティング)で撮ることが多くなりました。だいたいProvia・ASTIA・Chrome・Velviaから3つをレンズ・被写体に合わせ選んでいる感じです。
まあ今回のサザンカは見るからに緑とピンクなのでChrome(低彩度)の渋さはどうかなと...ほぼその他の3つでいく事が多かったですね。
これVelviaなんです、ピンクがしつこくなるかなと思っていたんですが意外と濃い緑とメリハリが効いて滲んだり飽和することなく印象的で良いですね。
花の数もかなり増えてきているんですが、花が落ちるツバキと違い花びらが散っていく感じなので足元にはたくさんの花びらでアングルの探し甲斐があります(笑)。ただし褪せたり茶色くなったものも残りますから前回同様にきれいな花だけを撮るのにも苦労します。
また前回と違い午後の太陽もしっかりと照らしてくれてますからとてもコントラストも強くなり、日陰のきれいな花にスポットを当てる難しさもまた逆に楽しいです。
そして何より驚いたのが壁を作っているこのサザンカの裏側です。道路側がとても日当たりが良いのでたくさんの花をつけているのですが、裏も負けていないですね...というか、散った花びらがまるで絨毯のようにきれいに敷き詰められているので道路側とは別世界です。
低い場所の「葉」でもとても雰囲気があります...
ただしこれだけびっしり花びらが下にありますから、いくら背景をぼかしても同じ色の花を前に置いてはまあ目立ちません(笑)。どうしたらこの花の美しさが伝えられるか四方八方から眺めて時間オーバーになりそうに...
なんとかここしかないというアングル見つけられこの日はお開きでした^^。
翌日はなんとか自然光で撮れるのでアングルは選び放題ですが、花は刻々と変化しているのですよね...一から花選びです。
またしても時間が...(笑)。
ラッキーなことに主役が二人、前後の関係で同じ場所にいらっしゃいました...
ちょうどこういう2枚の並びがあるとXF 35mm F2R WRの前後のボケ具合が見事に分かりますね(開放です)。
この日は裏で素敵な木の実を発見です。
「マンリョウ」でしょうか、図鑑などで見て葉の形・実の着き方からの推測なんですが...
たくさん実がついていてきれいに揃った形なんですよねえ、サザンカを抜けてくる僅かな木漏れ日があたり真珠のように美しく輝いていました。
この日が撮り納めのようです、来年こそはあの「どちらを見ても」状態の時にカメラを持っていきます^^。
<撮影機材>
カメラ : FUJI X-T2
レンズ : XF 35mm F2R WR