10日(月)久しぶりに帰ってきた四女を連れて長瀞へ、妻とCobbyも一緒だ。
今回はもともと群馬は上野村付近に紅葉の盛りを見に行くつもりだったが、四女の参加でもっと近い長瀞あたりに希望が集中、「舟下りとかき氷」というリクエストもあり予定を変更した。
関越を走ること30分、140号を経てすんなり長瀞へ…、Cobbyは舟下り乗船不可(ケージがあればOK)、そのため私がお留守番。
妻と四女がマイクロバスに乗って(荒川ライン下り)スタート地点まで行くのを見送って、私はCobbyと一緒に一足お先に岩畳の見学だ。
細い岩畳通りの商店街を抜けて視界がひらけ、目に飛び込んでくるこの景色はいつ見ても気持ちが良い。
ようやく見頃に入ったくらいの紅葉加減であろうか、前に来た時は11月も下旬だったのでそれに比べるといささか寂しい状況だった。
やはりこの日は「上野村」だったかなと少々肩すかし、でも楽しめないほどではない。
ライン下りの舟が続々やって来る、
この後も妻たちが見えるかと、来る船来る船目を凝らしたが見つからず…。
どうやら2つのコースが有ったなと想い出す、この場所へ到着する舟は上流からの[Aコース]でこの場所から下流へ向かっているのが[Bコース]だ、妻たちはBコースだったようだ。
岩畳を歩いているといたるところで年配の方々が椅子持参で[写生」をしている、のんびりといい時間の過ごし方をしていますね・・・、天気も良いしとても気持ちよさ気である、筆も進みそうですね。
私も写真は[絵」のような感覚で撮っています、早く自分の作風が見えてくるといいなあなんて・・・、
写実派、印象派(この路線が好き)、それともアバンギャルド(^^)、でもありえますよね。
ほんとにこの日は気持ち良い天気なんです、
足元に気をつけながら広い岩畳を歩いていても少し汗ばむくらい、ウインドブレイカーを脱いでシャツ一枚になっていました、とても良い気分です。
青い空、岩畳、舟、紅葉…素敵な「色」です、なんともいえない景色ですねえ。
ここで、舟下りを終えた妻たちと合流しました、初めての舟下りを楽しんだようで四女も満足げ。
三人プラス一匹で再び岩畳を散策です、奥に向かって歩き出します。
途中の四阿でかわいいニャンコに話しかけられました、
人懐こいニャンコで耳の裏を撫でると気持ち良さ気に身を委ねてきます、かわいいですね。
このあとお弁当を広げていた観光客に食べものおねだりしてましたよ・・・(^-^)。
その先まで歩いて行くとまたひときわ素敵な景色に遭遇です、
岩畳と長く静かに流れれる川(瀞)と紅葉の見事なコラボレーションです。
って感動しながら振り返るとうちのニ人はCobbyを囲んで座り込んでいる…、暖かい陽だまりで日向ぼっこ?聞けばCobbyの顔についた草花の種を取っていたそうです(笑)。
そんなやりとりをしていたら、お昼の合図かサイレンが聞こえてきました、不思議なもので空腹に気が付きます。
こちらも昼食にしようと駅の方へ歩き出した。
ワンコが一緒なので食事も限られてしまうところが痛いのですが、この日はたまたま駅近くの手打ちの蕎麦を食べさせてくれる「むらた」の奥さんが私達を見て「店横のテーブルだったらワンコも一緒に食べられますよ」と声をかけてくれた。
ありがたい!美味しいと聞いていたので長瀞来たらぜひ寄りたいと思っていたのですが、ワンコ連れで食べられるとは思っていなかったので喜んでおじゃましちゃいました。
三人でざるそばやみそおでん、山芋揚げなどごちそうになりましたがとても美味しく、コシが強く香り高い手打ちの二八そばを堪能してきました。
美味しいお昼を済ませると午後は始めての宝登山神社とロープウェイ。
駅前の大きな鳥居を過ぎて参道を歩く、途中上の写真(右下)にある阿左美冷蔵(宝登山道店)を見つけた。この行きにはガラガラだった店も帰りに寄った時は満席状態でした、ビックリ。
宝登山神社が近づいてくるとそれは見事な紅葉・黄葉が目に入ってきた。
とてもきれいな紅葉で、天気もよく素晴らしい景色を拝めました。
さっそくお参りをと思ったのですが、入口に『これより先犬の散歩はご遠慮ください』となっており、仕方なく女性陣と交代でお参りを…。
白の鳥居はとても清楚かつ威厳があり、地味目に付いている飾りなどもセンスが良かったですね、そして本堂はこれまた立派で屋根下の飾りや彫り物がとても良くできておりました。
特に前面の柱と梁に纏わり付くように造られた【龍】は精巧な造作で目が釘付けです。
参拝を済ませ、いよいよロープウェイに乗って宝登山を登ります。
これがまただらだらとした上り坂がけっこう続き、わが家の女性陣からは文句たらたら(笑)、「もうすぐ、もうすぐ」と元気づけながら何とか麓駅まで到着です。
50人乗りのロープウェイもほぼ満員電車並みの混みようでしたが、太陽に向って登りそうだったので早めに並んで一番後部の座席をキープした。
窓からは登っただけありとても色づいた木々が見られました。
頂上駅からは低めの雲と色づき始めた山々の癒される景色を楽しみ、小さく一周りしてきました。
途中冬桜も見られまたまた得した気分、そして頂上駅へ戻る道すがらこれまた目にも鮮やかな紅葉を発見、この辺りはモミジやカエデの類は少ないみたいでまさに紅一点。
下りのロープウェイからは傾きかけた太陽がより色づきを良くした景色が見られ、なんとか長瀞に来るまでの紅葉フラストレーションがだいぶ和らげられましたねえ(笑)。
帰り道は下りなのだが女性陣の足を心配して「シャトルバスがあるみたいだよ」というと、彼女たちの口からは「行きで見つけた阿左美冷蔵に寄りたいからいい」という言葉が!
まったくどうせいっていうんじゃい!!(T_T)
お店は行きと違い「満席」、だがかき氷のお店だ回転は早いとみえてすぐに入店出来た。
とはいえ「ペットお断り」だ、仕方なく女性陣に道を譲って私はCobbyを連れて陽が傾いた岩畳を再度見に行くこととした。
それは期待を裏切らなかったです、この見事な色の変化。
夕陽が帰ってきた舟を浮き立たせています、まさに陰影が立体感を増しています。
素晴らしい景色です!
こちらも「月の石もみじ公園」同様、日没後ライトアップをするそうですからこの時期は朝から夜まで素敵な岩畳を楽しめそうですね。
(※調べたらライトアップは月の石もみじ公園と埼玉県立自然博物館のみのようです、失礼しました)
このあとおみやげを調達していた女性陣と合流し、家路についた・・・。
久しぶりに来た長瀞だったが、一日ゆっくりできる場所ですね。近くには日帰り温泉も多く、朝早くに来て午後は温泉に浸かりまったりしてから夜のライトアップを楽しむというのがベストかもしれない。
また行きます・・・。