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恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

短所ばかりが

2007年04月20日 | 所感とか
人間の長所を見つけるのは難しいものです。
どうやったって短所のほうが目に付いてしまうし、気になってしまうから。
最近の人たちは自分自身のことに関しても短所はいくらでも思い浮かぶけど、
自分の長所を話してみろといってもなかなか出てこなかったりするものです。
なんかこう、自分の長所を自分で言うのは恥ずかしいというか。

もちろん自分を過信しすぎて省みないのでは困ってしまいますが、
自他共に相手の長所を見つけ、尊重しあう心が大事だとつくづく思います。
短所なんて挙げればキリがなんだから。そしてなんのプラスにもならない。
もっと長所を見つけて、それを伸ばしていかなきゃならんなぁ。

恐懼謹言。

復帰の打診

2007年04月19日 | 日記とか
夕方校長より呼び出されて別室へ。
話の見当はついていました。
事前にこういう話があるであろうことは聞いていましたから。

内容を簡潔に言うと、野球部への復帰要請でした。
今年の野球部の新入部員が途方もない数に膨れ上がってしまった結果、
野球部の顧問が一人ではどうにもならない状況になった、ということなのです。
昨年度は私と監督の2人体制だったのですが、今年はどういうわけか監督一人に。
それまでの人数であれば確かに顧問が一人でも捌きききれたのですが、
さすがにこれだけの人数が入ってきてしまっては厳しいと。

であれば人事の段階でこういうことを予測して、
私でなくとも顧問を2人配置しておけばよかったような気もするのですが。
ともあれ、この要請に対して私にも複雑な思いがありました。
昨年度末の人事発表前には当然今年も野球なんだろうなと思っていた矢先、
急にテニス部への配置転換が決まってしまい、
ある意味、断腸の思いで野球部を去ったわけですから、
あの時の落胆は何だったのだ、と。

そして、新年度に入って何とか一日でも早くテニス部に溶け込もうとした、
そんな私の努力はいったいなんだったのか。
もちろん野球には未練タラタラ。その一方でテニスのほうにも徐々に慣れ始めた。
こういう宙ぶらりんな状況で私はどうすればいいのか。
ある程度もう答えは決まっているのですが、正式回答は保留しておきました。
複雑な思いが色々とありますので。
この件についてはまた追々。

恐懼謹言。

何気ない一言が

2007年04月18日 | 所感とか
高校に入学した当初の私はどうも当時の担任からは酷く映ったようで、
1年生のころはやたらと職員室に呼び出され、様々な注意を受けたものでした。
確かに提出物もろくに出さないし、服装も乱れていた。
何でそんなことをしていたのか、くだらない理由だったとは思いますが、
深い意味はなかったのは間違いありません。
今になって思うと、あのとき私に説教した担任の気持ちは今の私と同じなのかなぁと。
そして、そのときに何度となく呼び出されて注意された言葉というのは、
今になってもけっこう鮮明に頭に残っていたりします。
おそらく、あの時の担任は深い意味も何もなく言った言葉だったのでしょうが、
不思議なことに記憶に残っているわけで。

今、私が教員として生徒に伝える言葉の中にどれぐらい心に響く言葉があるのか。
別に狙ってそういうことを言うつもりは毛頭ないのですが、
それでも自分が何気なく言った言葉がその人の心に深く影響を与えるものだったら、
と思うとちょっと怖いような気もします。
はたして今日話した生徒には私の意志が伝わったのでしょうか。

恐懼謹言。

駅のホームでの出会い

2007年04月17日 | 日記とか
午後9時。仕事帰りに駅で電車を待つ間の出来事。
次の電車が来るまで少々時間があったのでベンチに座って本を読んでいると、
左手のほうから一人の老人がこちらに歩み寄ってくるのです。
その老人は年のころにして70代半ば。足取りも若干おぼつかず、
杖をついているのですが、その杖が古代中国の仙人が持っているような立派な杖で、
なんとなく風格を感じさせるようなものでした。

その老人、私の横の空席に目をつけて隣に座ります。
このとき私がちょっと腰を浮かせて席を詰めたのですが、
これに対してご丁寧にお返事を頂きました。以降会話形式で。

老「いやぁ、悪いね、どうも足が弱っちゃってかなわんよ」
私『いえいえ、どうってことないです。それにしても立派な杖ですよね』
(話しかけなきゃいいのに、なんとなく話しかけてしまう私。)
「あぁ、そうなんだよ。俺よりも杖のほうがしっかりしちゃってるな(笑)」
(自虐的になって足がおぼつかない自分を悲しむ老人)
『いやいや、そんなことないですって。しっかりしてるじゃないですか』
「んなこたぁないよ。最近になって周りの奴らがみんな死んじまってな、今度ぁ俺の番だ」
(悲哀に満ちた声で滔滔と語るご老人)
『なに言ってるんですか。そういっていられるうちはまだまだ元気ですよ。
もう一頑張り出来るんですから、そんな弱気なこと言っちゃいけませんよ!』



とまぁ、こんな感じでわずか数分間の会話ではあったのですが、
気分の落ち込む老人とそれを励ます私、という構図が出来上がっていました。
おそらく周りにいた人からは異様な光景に見えたことでしょう。

結局、最後には「兄ちゃんありがとな、なんだか嬉しくなっちまったよ」
と、感慨深げな表情になっており、繰り返し私に礼を述べてくるのでした。
別にこれといって私が何を言ったわけでもないのですが、
話を聞くということによってご老人の胸中には感ずるところがあったのでしょう。
何をしたわけでもないのですが、なんとなく心温まる一幕でした。

恐懼謹言。

敏感に察知される

2007年04月16日 | 恐懼とか
時に生徒の洞察力には驚かされることがあります。
今日もクラスでのことでちょっとしたことを気にかけていながら、
ホームルームに臨んだのですが、どうも見抜かれていたようで。
私としてはいつもと同じように話をして生徒と接したつもりでも、
「先生なんかあったの?」とか「なんか怒ってる?」的な質問が2,3出てきました。
まだ彼女らと出会って1週間やそこらです。
にもかかわらず、しっかり見てるとこは見てるんだなぁと。
ってかそんなに私がわかりやすいのか?と悩んでしまいますな。

入学してから1週間たち、クラス内でも様々な人間関係が見えてくる。
仲良くなったような友達でも徐々にマイナス部分が見えてくる。
自然に形成されてくるグループもそういうところでこじれてくる。
何かがクラスの中で起こっているということを察することが出来ても、
その根本的な原因がなんだかわからなかったり、
それがどの程度のものなのかも知るすべが現段階ではない。
そしてその問題にどの程度自分が入り込んで行っていいのか。入り込んでいけるのか。
そんな悩みが自然と顔に出てきているのかもしれません。
生徒に心配かけちゃいけませんなぁ。

禁煙生活25日目:節約金額累計8500円

恐懼謹言。

少しぐらいは勝ってほしいから

2007年04月15日 | 日記とか
テニスの都大会が行なわれるので二人の生徒を引率して杉並の方へ。
顧問に赴任してから日の浅い今日、早くも大会というわけで、
右も左もわからぬまま試合会場へ到着したわけで、
色々なことを生徒に教わりながらあれこれと動き回っておりました。
不慣れな動きだったので会場校の先生に不審な目を向けられてしまいましたが。

で、実際に試合を見た感想を言うと、
自分の高校の選手のレベルはやはり他校に比べてこれぐらいか、と。
もちろん指導者が素人連中ですからそれで上達させるほうが難しいのですが、
それにしてもそのレベルの差の開きは想像していた以上でした。
細かい技術とかそういうことはわかりませんが、圧倒的に基礎体力がない。
ボールに喰らいつく姿勢とか、足腰の強さとか諸々、
レベルの違いを感じずにはいられませんでした。
当然のことながら2人とも初戦で敗退し、別会場でやっていたもう一人も同様。

いかに勝ちにこだわるチームじゃないとはいえ、これじゃ楽しくないんじゃないかなぁ。
勝つことこそが最大の目標にはしたくはないけど、
勝負事のスポーツをする上では、ある程度は勝たないとなぁ。
というわけでそんな刺激を受けた私は帰りがけにさっそくブックオフに立ち寄り、
テニスの指導書を買い求めて自分自身がある程度テニスが出来るようになろう、
と決意したのでありました。
ただ、新刊でなく古本を求めるぐらいの熱意なのかもしれませんが、
とりあえずやるだけやってみよう。

禁煙生活24日目:節約金額累計8160円

恐懼謹言。

新たな畑で

2007年04月14日 | 所感とか
昨日今日とテニスの練習らしい練習に初参加してきました。
高校時代に体育の授業で選択していたとはいえ、結局は初心者。
改めて1から生徒から基礎を教わることになりました。顧問だってのに。
そこまでテニスが出来ない感触もないのでそれなりに出来るかなとも思ったのですが、
やはり全然基礎が出来ておらず、ボロボロ。
体育の授業の中でやったぐらいじゃ確かにそんなもんでしょうな。

とはいえ、部員のレベルもそこまで高いというわけではないので、
今日の練習でちょこっとミニゲーム的なことをやってしまうと、
それなりに形が成立してしまっているというのもなんとなく悲しいところ。
私の形なんて基礎も何もあったもんじゃない、無茶苦茶なもんですが。
男と女の体力差というのもあるのでしょうが、これだとねぇ。

まだ数日しか実状は見ていませんが、やはり部員の意識レベルは高くない。
それに、勝つことに主眼を置いてやっているわけではない(ように見える)ので、
そんなにガンガンやっていくこともないのかなぁと思ったり、
はたまたこちらが技術的な面で指導できないこともあるから大きく出ることも出来ず。
技術的なバックグラウンドがないところで叱り飛ばしても着いてこないだろうことは、
なんとなく想像が出来ますからね。
だからといって今の状況で新入部員を迎えられるのかといえばそれも疑問。
蓋を開けてみなければわからないのかもしれませんが、
こっちのクラブもこっちのクラブで大変なことがあるものです。

禁煙生活23日目:節約金額累計7820円

恐懼謹言。

早くも飽きられる?

2007年04月13日 | 日記とか
始業式が始まって5日間、本日より授業開始です。
昨年と教科も若干変更となり、改めて勉強の一年が始まるわけです。
今年は主に一年生を担当することになっているので、
人間関係的な面においても1からのスタートです。

そして、今年が去年と違う点というのが、自分の担任クラスでも授業があること。
この1週間毎日のようにホームルームで顔を見てきた連中に、
今度は改めて授業で接することになるわけですが、
やはりお互いに顔を見慣れているということもあって、
生徒の連中は早くも新鮮味を失ってしまい、全然食いついてこなかったり。
同じことを隣のクラスでしゃべるとけっこう食いついてくるんだけどなぁ。
やっぱりクラス運営の仕方が未熟だったか、などと反省したりもするのですが、
奴らは単に私の顔に飽きているだけかも。と信じたいものです。
わずか1週間ぐらいなのに。

禁煙生活22日目:節約金額累計7480円

恐懼謹言。

不本意なる咆哮

2007年04月12日 | 恐懼とか
本日で新入生オリエンテーション期間が終了します。
ようやっと学校に慣れて来た新入生の中には早くも安心感とともにやってくる、
ダラダラしたムードが漂うになってきており、
本日の学年集会でも幾度か注意をしなければならない場面に遭遇しました。
たとえば誰か先生が前で話をしているときにずっとうつむいているとか、
キョロキョロして集中力がないとか、そんな生徒には注意をします。
普通であれば一度か二度注意すれば生徒もわかってくれそうなものなのですが、
中にはそうした思惑が通じず、何度も注意しないと、という生徒がいるのも事実。
それでまた悪びれる様子がないところも、こちらとしてはストレスがたまります。
向こうはそこまで深くは考えてないのかもしれないけど。

こちらとて出来れば生徒に注意はしたくないわけです。
するほうもされたほうもいい気はしないわけですから。
そして、こちらから要求していることは決して難しくないこと。
髪を染めるなとか制服をきちんと着なさいとか、ちゃんとやってればできること。
一度目に言ってできないのはともかくとして、
頭ではわかっていながらも、確信犯的に何度も何度もそれを繰り返されると、
こちらとしても語気を荒げざるを得なくなってくるのは止むを得ざるところ。

柄にも合わず高校時代の野球部で培った大声でもって怒鳴らねばならんのです。
絶対に言われたほうは萎縮してしまうんですよ。
ましてや今日みたいに自分のクラスじゃない、顔すらよくわかってない相手に。
でも誰かがやらなきゃならないし、それこそがその生徒のためだと思うと、
見て見ぬ振りも出来ないものですから、これで悪役になるのであっても満足。
その怒号、咆哮が例え感情にその一時を支配されようとも、
それがそのときの最善の判断の結果のものであったことを信じたいものです。

禁煙生活21日目;節約金額累計=7140円

恐懼謹言。

まずは自分がわかってないと

2007年04月10日 | 日記とか
始業式等も終わりましたが、新入生にはこれからの生活について、
1から教えていかなければならないというハードルがあるわけで、
毎日用意されているホームルームの時間もそんなことでどんどん消費されていきます。
ただこちらから教えるとはいっても、私とて2年目で、
しかもはじめて担任をやるわけですから、分からないことも多々あります。
たとえばこの委員会に入った人はどんな仕事をするのか、とか、
ここの場所の掃除はどうやってやるのか、とか、
去年自分とかかわりのなかった点についても指導をしなければならないので、
私もクラスで話をする前にしっかりと確認をとるという作業が必要になってきます。

とはいっても、これは単にクラス運営だけに言えることかといえばそうでもなく、
去年の教科指導でも同じような状況だったんじゃないかなぁと。
世界史なんて全くの門外漢なのに、教えることになればそれなりにやるしかない。
そうすることによって、自分自身にも新たなものが見えてくるし、
それはそれでいいことなんじゃないかなぁと思ったわけです。
クラス運営に関しても同じで、最初は何もわからないのが常。
生徒だけでなく教員の側もはじめのうちはわからないことは何でも聞いて吸収し、
モノにしていかなきゃなぁと思うわけです。

やることが格段に増えた今年ですが、不思議と負担を感じることはありません。
担任としての立場で生徒と接すると、やはりそれなりに返ってくるものがあるのかも。
まだまだ始まったばっかりなんですがね。

禁煙生活19日目:節約金額累計=6460円

恐懼謹言。