恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

8/2(木)亀戸梅屋敷寄席

2018年08月02日 | 噺とか
亀戸で行われている円楽党の寄席です。
ここで行われているということは知っていたんですが、足を運ぶ機会がなく。
明日から遠出の予定もあり、今日は近場で楽しもうとこの機会に足を運びます。
トリには好楽師匠も出るとあって、しめしめと。
笑点で見ているといまいちなのですが、いろいろと情報収集していると、
落語の腕は確かである、とか良く記述も目にするわけで、
これを好機とばかりに確かめに。

ところがどっこい、多忙な好楽師匠、スケジュールの関係でトリのはずがサラ口に。
前座のあと、いきなりお目当てが登場という事態ですが、
ここ亀戸梅屋敷ではよくあることのようで・・・

鳳 月「本膳」
好 楽「蛇含草」
しゅりけん「牛ほめ」
円 福「たがや」
-仲入り-
楽 八「猫の皿」
楽 松「子別れ」

前述のように、好楽師匠のスケジュールの関係で順序が変わっております。
好楽師匠、テレビで見るよりやはり貫禄がありますねぇ。
今年72歳におなりなんだそうで。いやはや、人の歳はわからない。
ネタは珍しい部類に入る「蛇含草」でした。
以前に一之輔師匠で聴いたことがあるでしょうか。
ネタとしては「そば清」と同類のサゲですが、聞く機会は少ない。
しっかりとしたテンポと語り口で心地よい噺でした。
滑稽なところではしっかりと笑いがある。
いいですねぇ。

円福師匠、「たがや」をかけました。
先日、鬼丸師匠でも聞きましたが演じ手が変われば当然印象も変わる。
どうしても比べてしまうのはいけませんが、
季節の話としてはいいもんですね。
踊りで「奴さん」を披露して仲入りへ。

楽松師匠は「子別れ」を演じられました。
本来ならば好楽師匠がトリでお目当てなのに、
みんな帰ってしまったのでは、と思ったそうですが・・・。
で、実際に聴いてみるとじっくり聞き入ってしまう。
笑いあり、そしてほろりと来る展開の名作でございました。

初めて梅屋敷寄席に足を運びましたが、これはやはりお値打ちでしょうね。
円楽党の落語会には足を運んでいなかったのですが、
それぞれによさってありますね。

強いて不満があるとすれば自由すぎるお客さんかなぁ。
人と笑いのポイントがずれたり、笑うべきところでないのに笑いが起こったり、
いや、そりゃ人それぞれなんでしょうが、ちょっと気になりますねぇ。
それも含めて地域に根付いた落語会の良さなのかもしれませんが・・・

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする