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恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2/9(金)小ゑん落語ハンダ付け 小ゑん・喬太郎二人会@お江戸日本橋亭

2018年02月09日 | 噺とか
小ゑん師匠の「ハンダ付け」と銘打った二人会の7回目です。
過去にも何度か見に来たこともありまして、今回のお相手は喬太郎師匠。
すでに前売りは完売となっていて、整理券を会場一時間前から配布する、
というメールまで届く盛況ぶり。恐るべし喬太郎人気。
で、仕事終わりです忙しいいで駆け付け、会場30分前には着いたわけですが、
整理券の番号は80番台でしたよ。みんなどれだけ早くから来てるんだよ、と。
結局満員の客席の中、異様な熱気に包まれることに。
オープニングトークののち、前座のあおもりさんから始まります。

あおもり 「怪獣に愛の手を」
小ゑん「顔の男」
喬太郎「結石移動症」
-仲入り-
喬太郎「ウルトラのつる」
小ゑん「卒業写真」

・あおもりさんの新作は、喬太郎師匠を前にして特撮ヒーローもの。
 ハイパーマンなるヒーローと、宇宙怪獣を守ろうとする団体とのお話。 
 こういうゆるーい感じの新作、いいですねぇ。
 白鳥師匠とのエピソードでも笑いを誘っておりました。

・喬太郎師匠「結石移動症」ですが、マクラはたっぷり20分ほど。
 お江戸日本橋亭は久しぶりだとは言いますが、
 この手の落語会でよく見るお客さんが多く、いつものマクラが使えないと愚痴を延々と。
 また、お江戸日本橋亭が楽屋を含めて禁煙なことについても毒を吐きまくり。
 おそらくは寄席では聞けないようなきわどい話も多々。
 いやはや、もうやりたい放題でした。
 本編はナンセンスな感じがしながらも、ほっこりさせる場面あり。
 初聴でしたが、満足感のある一席。

・小ゑん師匠「卒業写真」はネタ出しされていて、どんな作品かなぁと思っていたら、
 以前聴いたことのある作品でした。
 ちょっと前の時代の高校生のほんのりとした情感があふれていながら、
 ちょいちょい笑わせてくるあたりが何とも言えず温かく面白い。

両人とも「柳家」を名乗りつつも個性あふれるキャラクターであり、それがまた魅力。
自分の好きなことを熱く語る姿っていいもんだなぁと思います。

恐懼謹言。