恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

11/12(日)国立演芸場 桂小南襲名披露興行

2017年11月12日 | 噺とか
普段はあまり聞きにいかない落語芸術協会の興行です。
小南治改め小南師匠の披露興行で、
実弟の林家二楽師匠が協会の垣根を越えて出演する、
ということもあり、行ってまいりました。
こういう粋な計らいって素敵ですよね。

昇りん「たらちね」
鷹 治「強情灸」
可 龍「桃太郎」
遊之介「長短」
山上兄弟「奇術」
鶴 光「藪井玄意」
-仲入り-
披露口上
遊 吉「紀州」
歌 春「鍋草履」
二 楽「紙切り(小南襲名披露、布哇の雪」
小 南「布哇の雪」

・山上兄弟、今年から芸術協会の所属ということでしたが、
 てじなーにゃ、でテレビに引っ張りだこだったのって16年前なのね。
 時のたつ速さに驚くとともに、寄席のマジックとしてはかなり大掛かりで、
 それもそれでびっくり。

・二楽師匠、実兄の小南師匠のエピソードを交えつつの紙切りはさすが。
 春日部の家でとれるタケノコを芸協の師匠方に配る小南師匠。
 竹を取るよりトリをとれ、と言って兄の機嫌を損ねた話。
 今後襲名披露があるなら、二楽の正楽襲名かな、とか。

・小南師匠は古典をやるつもりだったようですが、
 直前の紙切りで「布哇の雪」が出た関係か、二日続けての演目。
 国立演芸場ならではの構造を生かして紙吹雪の演出。
 音声で喬太郎師匠のものを聞いただけなので、この趣向には感動しました。

普段は聞かない芸協の公演、いやー、これはこれで面白い。
先入観とか好き嫌いを持っていてはいけませんね。
秋晴れの一日、心地良い気持ちになって国立演芸場をあとにしました。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする