恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

坂東三十三箇所巡礼 第十六番 水澤寺

2010年01月03日 | 坂東三十三箇所とか
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年は元旦をいつものメンバーで迎え、2日はゆったりと休む、という、
例年通りのスケジュールですごさせていただきました。
ここ数年、こういう年末年始の過ごし方が定番化してしまっておりますが。
そろそろ脱却したいようなしたくないような。

で、本日1月3日は私にとって正月休みの最終日でありまして、
そういう休みが一日降って沸いた日には最近ではやることも決まっております。
と、いうわけで、今日は巡礼初めということで、
ちょっと足を伸ばして群馬県の水澤観音までいくことに。
例の高速1000円割引という制度も手伝って、気兼ねなく高速道路を使い、
東京から約1時間半、群馬県の伊香保温泉近く、水澤観音まで参ります。

実はこの水澤観音、今から6年ほど前の夏に私がノープランでバイクで繰り出し、
一人で伊香保温泉に宿泊した際に足を伸ばしたことがあるのですが、
そのときにはほとんど参拝客がいないような、風情あふれるお寺だったのですが、
時節柄この日は水澤観音手前の道から大渋滞が発生しており、
近隣の名物のうどん屋さんも、夕方にもかかわらず大盛況なのでありました。
当然ながら境内にも人がごった返しており、
ご本尊に詣でるにも一苦労。ずーっと並んでるもんで。
お正月も3日とはいえ、地域の由緒あるお寺は混雑するものです。
納経所もおみくじやらお守り、破魔矢を買い求める人で混雑しており、
ご朱印をもらうのも一苦労。軽く15分は待たされました。

今までにめぐってきた霊場は、そこまで有名な寺院というわけでもなく、
浅草寺やご開帳したばかりの笠森寺でこそ、それなりの人出がありましたが、
ここまで大混雑なのは初めてでした。
なんとなく、静謐な雰囲気を求めての巡礼であり、
ご朱印をいただくにもひっそりと心を落ち着かせていただくのが普通になっており、
雰囲気を味わうという点では・・・でした。
まぁ、参拝には磁器を選ばなければいけませんね。
人が賑わっていた方がいいという人と、そうでない人と、人それぞれですが、
私は雰囲気を味わうという意味では後者が好きです。

●基本情報●
名称:五徳山 水澤寺(水澤観音)
宗派:天台宗
本尊:千手観世音菩薩
開基:恵灌僧正
創立:推古天皇の朝
住所:群馬県渋川市伊香保町水沢214

さぁ、そんなわけで参拝を終えたわけですが、さすがは群馬県、
このあたりの気温は東京よりも5度近く低い2度。
体が冷え切ってしまったので、体を温める日帰り温泉でもないものかと、
地図を探って、水澤観音から少し離れた金島温泉 富貴の湯へ。
ただ地図に載っている表記だけが頼りなので、到着するまで素性は知れません。
有名な伊香保温泉に行くよりも、かえってマイナーなほうが好みでして。
実際に到着してみると、本当にこじんまりとしたたたずまいであり、
利用客のほとんどがおそらくは地元に方々で、
料金も400円と手ごろなことから銭湯代わりに利用されていることが想像できます。
にもかかわらず、しっかりと内湯と露天風呂が用意されており、
冷え切った体を温めてくつろぐには十分すぎるほど。
新年からゆったり待ったりさせていただきました。

さ、そして明日からまた仕事。今年も頑張ってまいりましょう。
ほどほどに肩の力を抜きつつ。

恐懼謹言。
コメント
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