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タクシン元タイ首相、15年ぶりの帰国へ    第二党と軍が連立工作、22日に首班指名

2023-08-23 21:36:37 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)8月22日(火曜日)
        通巻第7874号 <前日発行> 
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 タクシン元タイ首相、15年ぶりの帰国へ
   第二党と軍が連立工作、22日に首班指名
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タイ下院の第2党「タイ貢献党」はタクシン元首相の政党である。
しかも次女のペートンタン(貝東丹)はいずれ首相になると目されている。ペートータン女史は、父親タクシン元首相(74歳)が8月22日に帰国すると発表した。じつは22日には混迷を続ける政局で、首相指名選挙が実施される日なのだ。

 タクシンはチェンマイ出身の華僑で中国名は「丘達新」。警察士官学校を首席で卒業後、アメリカの大學で学び、タイでいくつかの事業を興したが失敗、おりからの携帯電話ブームがあたって億万長者となった。タクシンのあとに首相となった妹のインラックの中国名は「丘英楽」。彼女も軍クーデター以後、海外へ亡命した。
 タクシンは2006年に一度、NYからロンドンは移動し、この十年ほどに間は、モンテネグロ、ニカラグア、ウガンダなどのパスポートを使用してきた。日本への入国はモンテネグロ国籍だった。

タイ国会の首相選出の投票は、5月の総選挙で第1党となった「前進党」のピター党首の首相就任が保守派の反対で不可能となったため、延期されてきた。第2党のタイ貢献党が保守派との連立政権を目指す状況になった。「タイ貢献党」はセター氏を首相候補に指名する見通しだ。

タクシン帰国は、貢献党が親軍派政党から支持を得た後に、政権樹立を巡り他の政党と合意に達したため可能となった。タクシン元首相は2008年から、じつに15年にわたって海外逃亡生活を続けてきた。59歳から74歳の老齢に達していた。

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