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☆日銀総裁のサプライズ人事
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高橋洋一
岸田首相、元日銀審議委員で経済学者・植田和男氏を起用する意向
岸田文雄首相は、日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁(78)の後任に元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏(71)を起用する意向を固めた。副総裁は前金融庁長官の氷見野(ひみの)良三氏(62)と日銀理事の内田真一氏(60)の2人を候補とする。政府が総裁就任を打診と報じられていた雨宮正佳副総裁(67)はなぜ消えたのか。サプライズ人事の裏を元内閣参事官で嘉悦大教授の高橋洋一氏が読み解く。
日銀と財務省(旧大蔵省)出身者以外が総裁に就くのは、1969年まで務めた第21代の宇佐美洵氏(旧三菱銀行出身)以来となる。
高橋氏は「正直なところ驚いた。雨宮氏の報道が出たことが影響したのではないか」と話す。
植田氏は東大卒で米マサチューセッツ工科大で博士号を取得、1998~2005年に日銀審議委員を務めた。
氷見野氏は東大から大蔵省に入省、ジュネーブに駐在歴もある国際派で、BIS(国際決済銀行)規制の専門家として知られる。
高橋氏は「日銀総裁に求められる条件は1博士号2英語力3組織の統率の3つだ。植田氏は1と2は申し分ない、3は不明だが、金融庁長官を務めた経験もある氷見野氏と日銀プロパーの内田氏がカバーするのだろう。結果的には国際標準に近づいたといえる顔ぶれになった」と評する。
ただ、金融政策については「誰が総裁になっても政府の方針に従うので変わらない。岸田政権が引き締め方向ならそちらに向かうことになるだろう」との見方を示した。
☆日銀総裁のサプライズ人事
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高橋洋一
岸田首相、元日銀審議委員で経済学者・植田和男氏を起用する意向
岸田文雄首相は、日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁(78)の後任に元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏(71)を起用する意向を固めた。副総裁は前金融庁長官の氷見野(ひみの)良三氏(62)と日銀理事の内田真一氏(60)の2人を候補とする。政府が総裁就任を打診と報じられていた雨宮正佳副総裁(67)はなぜ消えたのか。サプライズ人事の裏を元内閣参事官で嘉悦大教授の高橋洋一氏が読み解く。
日銀と財務省(旧大蔵省)出身者以外が総裁に就くのは、1969年まで務めた第21代の宇佐美洵氏(旧三菱銀行出身)以来となる。
高橋氏は「正直なところ驚いた。雨宮氏の報道が出たことが影響したのではないか」と話す。
植田氏は東大卒で米マサチューセッツ工科大で博士号を取得、1998~2005年に日銀審議委員を務めた。
氷見野氏は東大から大蔵省に入省、ジュネーブに駐在歴もある国際派で、BIS(国際決済銀行)規制の専門家として知られる。
高橋氏は「日銀総裁に求められる条件は1博士号2英語力3組織の統率の3つだ。植田氏は1と2は申し分ない、3は不明だが、金融庁長官を務めた経験もある氷見野氏と日銀プロパーの内田氏がカバーするのだろう。結果的には国際標準に近づいたといえる顔ぶれになった」と評する。
ただ、金融政策については「誰が総裁になっても政府の方針に従うので変わらない。岸田政権が引き締め方向ならそちらに向かうことになるだろう」との見方を示した。
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