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AP、アルジャジーラ入居のメディアセンター・ビルも空爆   イスラエル、ハマスの秘密トンネル(軍事要塞)に標的を絞る

2021-05-25 22:22:25 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)5月17日(月曜日)
  通巻第6911号
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 AP、アルジャジーラ入居のメディアセンター・ビルも空爆
  イスラエル、ハマスの秘密トンネル(軍事要塞)に標的を絞る
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 ハマスへの軍事物資を運ぶ秘密ルートは随処に掘られたトンネルで、総延長が数十キロ、これを「ガザのメトロ」と呼ぶ。まるで軍事要塞で、ここからイランから運ばれる武器や食糧などを隠匿し、武装ゲリラに指令を出す。

 イスラエルは、2014年以来、18回の攻撃をかけて、メトロ(トンネル)を寸断、破壊してきたが、なにしろイスラエルへの攻撃を「聖戦」と位置づけ、戦死は名誉、「殉教」と信じているパレスチナの戦闘員にとって、戦闘意思が萎縮することはない。5月10日からの戦闘で、16日までの死者は190名を超えた。

 またハマスは「外国人」を人間の盾として、巻き込んでいるため、イスラエルは空爆を中断せざるを得ないが、15日の空爆ではガザのメディアセンター・ビルも攻撃、破壊した。このビルにはAP、アルジャジーラらなど外国の報道機関も入居し、イスラエルの空爆対象からは外されていた。
それゆえにビルをハマスは活用し、安全地帯としてきたのだ。

 イスラエルは「自衛権の行使」として国際批判をかわす。
アメリカのアムル国務次官補は、エルサレムでガンツ国防相と会見し、停戦調整を進めているが、目処は一向に立たない状況。
くわえてイスラエル政界において連立工作が続いており、当面はネタニヤフ首相の続投となるだろう。

 またガザ地区のパレスチナ人は、PNA(パレスチナ自治政府)のアッバス議長を「アメリカの代理人」「イスラエルの協力者」として、合法性を認めようとはしない。

一方で、PNAは、2013年以降「パレスチナ国」を自称している。世界135ケ国がPNAを承認している。

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