日本の棚田

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四国の棚田と山岳集落(徳島県・三好市「天空の村・かかしの里」)

2017年11月07日 07時24分29秒 | 四国地方の棚田
9月下旬に鬼婆の声「私をおいてどこへ行くの!」の声。
「四国へ行ってくる!」「もう帰って来なくても良い!」の声を背中に受けて四国へ
 
 
ここは徳島県・三好市・東祖谷菅生(ひがしいや・すげおい)・名頃地区です。
「天空の村・かかしの里」です。
三好市の山里である標高800メートルの名頃(なごろ)集落。
空に近いので、別名「天空の里」ともいう。四国のほぼ中央の中山間地帯。
その人形の数は、集落の人数(約40人)より多い約100体に上る。
 
 
農作業をしたり井戸端会議をしたりするかかし達の風景に思わず心が和む。
人形を作成したのは、15年前に大阪から故郷に戻ったご婦人。
人形作りのきっかけは「故郷に戻ってから畑に種をまいたけれど、何も生えてこなかった。
それで、かかしを作ってみようと思った」という。
畑に野生の動物を寄せ付けないためだった。
 
 
バス停でバスを待つかかし。
かかし達はみんな、なんだか楽しそうで、その表情にほのぼのさせられます。
過疎化と高齢化で、共同生活の維持が難しくなり、社会単位としての存続が危ぶまれる集落を「限界集落」という。
少子・高齢化という急速な人口減少社会の中で、名頃集落のように本当に自然に恵まれた美しい集落が、「人形だけの村」となってしまうのは、そう遠くない日かもしれない。
 
 

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