izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

久しぶりのライブ。久しぶりの「john john」で、ポール・マッカートニーに感動!

2017-06-21 10:42:30 | 日記・エッセイ・コラム

以前、横浜で、「Bay MA」という小さなバイブルサイズのライブとアートの街情報誌を出していた。

その後、それを引き継ぐ形で、5年ほど(だったかな?)神奈川新聞社のWEBサイトで「LIVE MARKET」というコンテンツを担当した。

その頃は、足繁くあちこちのライブ・バーに通って、横浜の”遊び上手な中年(すでに高年)”に接していたが、ここ5~6年は太極拳活動にどっぷり。。。ライブにもすっかり足が遠のいていた。

 

少し時間も気持ちも余裕が出来た日曜日の夜、久しぶりに伊勢佐木町の「john john」に。

「Bay MA」時代からのお馴染み、AMI TAMEさんに、CHOOさんが加わっての3人ライブだ。 

「john john」は、昼間はホットドッグ屋さんで、夜はバー。ライブハウスでなくて、”ライブをやってるバー”。

木曜日と日曜日に、ライブをやっている。http://johnjohn.jp

 

「john john」は、12~3人も入ればいっぱいの狭い店なのだが、狭いなりの楽しさがある。

ミュージシャンとお客の距離が(ほとんど)ないので、壁際の席に座るとギターのネックにぶつかるし、譜面は丸見え。。。(いろいろメモ書いてるミュージシャンもいるヨ)

演奏する曲の説明や、ちょとしたMCにも即!反応!

 

「次はトム・ウェイツの曲を〜」の前に、「トム・ウェイツ、って酔っ払いのイメージがあるけど、お酒は呑めないンですよね~」というTAMEさんに

「あ、そうなんですよ!」と客席から即レスポンス。

店主の安藤さんがカウンターの中から静かに「『LAZY BONE』に来た時も吞まなかった、って」。

 

ちなみに、『LAZY BONE』って、かつて伊藤さんという方がやっていた、静かで大人っぽいバーでありました。

伊藤さんはトム・ウェイツが大好きで、カウンターの中の壁に写真(イラスト?)がかかってたなぁ~。。。

『LAZY BONE』には、島田 耕さんという、アメリカンカントリー音楽の評論家と一緒に行くことが多かったが、島田さんは去年亡くなってしまった(寂しいことです。。)。

『LAZY BONE』は、その後、伊藤さんが郷里に帰ってそれきり足が遠のいたが、今は『STARGES』という店になり、今年の冬頃に、AMI TAMEさんのライブに出かけたのでありました。

で、トム・ウェイツのお話でやりとりしたり、「California Dreamin’」では客達も勝手にコーラスしたり、TAME さんが唄う曲の内容をAMI さんが語るのだが、これがまったく演歌を紹介する往年のアナウンサー玉置宏さん(知らない?)の語り口のようで、ついつい大笑い!(大体、アメリカンカントリーやブルース系の歌詞は、情けない男の心情が多いし)。 

 

「john john」には、モニターが2台あって、ライブがないときや昼間はミュージックDVDが流れているのだが、安藤さんのチョイスによる映像がすごくいいの!

これまでも、「john john」で映像を見て買い込んだCDやDVDがあるが、この日は、ポール・マッカートニーが70歳の時に吹き込んだ録音の様子。

ダイアナ・クラールがピアノに座っている。ギターを弾いているのは E.クラプトンである。それ以外にも著名なミュージシャンが何気にバックで演奏している。

曲は昔のスタンダードなもの。モノクロ画像だから、懐かしさもたっぷり。でも、今(2012年に)、ポールが唄ってるのだ。 ”ラジオから流れるナット・キングコールが歌うクリスマスソングを、家族で聞いていた頃の曲”ーーまさに、ジャズであった! 

 「まさか、今、ポールのこんな映像を見るとは思わなかった」と言う安藤さんと「これ、いいですね~!!」と語りながら画面に釘付け(安藤さんも私も、ビートルズ世代である)。 

 

映像を見ていると、1950年代の頃のイギリスの家庭の様子が思い浮かぶ。

そうえいば、私が子どもの頃、家には電蓄(!電気蓄音機)というのがあって、母親がよく「S盤アワー(多分?)」から流れるアメリカの音楽を聴いていた。

高校生頃になると、生意気になって、「F.E.N(今はAFN)」というアメリカ軍のラジオ。。。。大学時代には、「F.E.N」が受信できるところまで、と言いながら、鎌倉や茅ヶ崎の海岸をドライブしていたっけなぁ~~ 

ほとんど忘れていたような記憶が、ポールの映像を見ながら浮かんできた。。。

 

1回目のライブが終わって店を出ると、外は小雨。。。

 AMI TAME CHOOのライブで楽しく笑って、ポール・マッカートニーのミュージック映像で懐かしく心温かく、日頃のモヤモヤがすっかり消えた夜でした。


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