izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

10月の陳式太極拳教室の日程です

2020-09-30 11:20:57 | 教室と講習会のお知らせ

9月も終わり、今週に入ってやっと(!)涼しい空気に代わり、呼吸がラク〜になった(*^。^*)

彼岸花が咲き、空は高くなり、コロナウィルスは相変わらず収まる気配なしでも、あるいは地球温暖化の影響で季節ごとの様子も大分違ってきているが、それでもなお、草や木や花は淡々と季節の移ろいを感じさせてくれる。

明日から10月。外出自粛制限が解除されてから4ヶ月が経ち、会員さんが戻らない教室もあるが、それでもなお、やり方は変えても淡々と、練習会場に身体を運び、自分の身体を感じながら地味に地道に練習を重ねることで生じてくる気づきや変化を大事にしていきたいと思う日々である。

10月の太極拳教室は以下の通りです。身体を動かすこと。ちゃんと呼吸すること。深く求めること。美しさを忘れないこと。。。伝統太極拳はそんな気持ちに応えてくれる。

 

■陳式太極拳普及会土曜日教室(毎週土曜日午後)

〜中国・陳家溝伝来の陳式太極拳。故三代一美先生指導の下、陳正雷老師より老架一・二路、新架一路・二路、剣、単刀、双刀、槍、大刀を学ぶ。現在、一つ一つの身法を確認しながら新架一路を練習中。

03日 13:00-15:00 磯子スポーツセンター第3体育室

10日 13:00-15:00 下野庭スポーツ会館

17日 13:00-15:00 井土ヶ谷・集英館 ☆

24日 13:00-15:00 元街小学校

陳式太極拳普及会ブログ https://chen-style-taiji.jimdofree.com/

参加費:月謝 5,000円( 来た時払い 2,000円もあり)/ 体験 1,000円 

申込み・問い合わせは chinshikidaisuki@gmail.com

 

■マイカル本牧水曜陳式教室

〜仕事帰りの会員ばかりなので、老架一路を丁寧に、カラダを聴きながら気持ち良く行う練習をしている。秋からは陳式剣の練習も再開する予定。 

10月07日、14日、21日、28日

時間:18:30-20:00(※3ヶ月で11回開講)

場所:イオン本牧2番街2F カルチャーセンター本牧

種目:陳式老架一路、陳式剣

申込み・問い合わせは https://www.culture.gr.jp/detail/honmoku/index.html

 

■カルチャー本牧教室(太極拳と経絡ストレッチ)

〜経絡ストレッチと合わせて、老架一路の一段・三段だけを広々と気持ち良く練習。

経絡ストレッチだけの参加も大歓迎!

10月08日、22日(毎月第2・第4木曜日は太極拳) 

10月15日(毎月第3木曜日は経絡ストレッチ)

時間:11:00-12:30

場所:「本牧一丁目」バス停下車すぐ。「HOT MOTTO」2階

申込み・問い合わせは linmuizumi@gmail.com

 

☆毎月第2月曜日の「経絡ストレッチ〜はまじょ会」は、10月はお休みです。

 

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「さとう陽子 ”愛でる”」展が、六本木s+arts にて

2020-09-20 14:19:40 | アート・文化

絵画・写真・詩・パフォーマンス等を通して世界との向き合い方を問い続けているさとう陽子。

初めて彼女の作品を観た時からすでに20年近くになる(多分?)が、周囲へ向ける真っ直ぐな眼差しと自分自身への覚悟はずっと変わらない。

不要な線や面を省いて最小限の線と色とで構成した絵画や、普段の日常にある何気ない景色を切り取った写真、必要最低限の言葉を選らんで語る詩・・・彼女の作品を観るといつも、W.H.オーデンの詩「今日は頭を上げて 僕たち見ている・・・」という一節を思い起す(ここしか覚えてないのでありますが。。💦💦)。孤高を恐れず、妥協せず、美意識と精神性を高く保ちつつ、同時にこれまで以上に他者へ向ける眼は優しく柔らかくなってきているように思える。

今回の作品展のテーマ”愛でる”について、彼女は以下のコメントを書いている。

「私は周囲を見回していて、音楽や小説を味わうようには美術作品が生活の中に溶け込んでいないように感じることがある。

・・・中略・・・

美術という概念が入ってくる以前に日本人の美意識は生活の中にあった。こしらえとしての生け花や掛け軸、のちに民画や民藝と呼ばれるようになる品々・・・

けれど現在私たちは美術の概念と美意識とをごっちゃにしたまま作品をつくり鑑賞し続けている。・・・・・

私は日常の中で愛でられる作品をつくる。そして作品が生きていくことに静かに力を添えるものになる仕事をしたい。」

 

う〜む。「美術の概念と美意識をごっちゃにしたまま」か。。。これ言えてるよなぁ〜。。。自分自身がそうだもの。

「美しいものを見つづける

 逃げではない

 責めでもない

 ひとつの覚悟として」

お正月に彼女がくれた賀状に添えられた言葉を時々取り出しては、ワタシも、私自身の美意識を問い続けることを忘れたくないと思うのでありました。

 

■さとう陽子 ”愛でる”

会期:2020年10月2日(金)〜10月11日(日)

時間:12:00-19:00(最終日は17:00まで。会期中無休)

場所:s+arts(スプラスアーツ)港区六本木7-6-5 六本木栄ビル3F

https://www.splusarts.com

 

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陳鑫著「陳氏太極拳図解」その14〜搂膝拗步の続き

2020-09-06 15:43:41 | 太極拳

前回(7/14)搂膝拗步より続く 〜その14

 

上勢「白鶴亮翅」は両手を挙げ内勁が十分に行きわたるのを待って、そして両手を平らにして両側に下げる。右脚を正しく西に向かわせ、左足を左に二尺ほど大きく一歩開く。足指も正西方角へ向け、強く踏みしめる。手を平に下げるとき、右手は右膝をかすめて通り、下から右上に向かって右に大きく一回りさせて胸の前に落とし、手をひねり手首を左に向け、手の甲は右に向け、手指を揃え斜め上にもっていき鼻と付き合わせる。

左手は左膝をかすめて下へ持って行き、左上からまた下に向かい、後に向かって一回りさせる。この際、反背勁を用い、手は後背中位に落として腰と同じ高さの位置に止まり、右手も倒転一回りする。

右手と左手は一斉に運行を始め、同時に停止する。右手は胸の前に落とすが、左手は後身の中位に落とすので腹と背は丁度ひとつの輪を隔てる様で、右手が呼べば左手はそれに応え、前後の神情は自然かつ一貫し、右手が西正位にあるのは人の血気が水の様に流れるからで、水が流れ渡るのは絶え間がない。右手は前にあって前を顧み、左手は東にあって背後から突然侵されるのを防ぐ。東は「离」に属し离中は虚であり、拳者が左手を後に置くのは極虚極、何かを感ずればすぐじ、臨機応変の効を奏する。手ばかりではなく、背後全面これ皆であり、左手を後に置くのは決して無駄なことではない。左手を後に置いて指を揃えるのも他人が指をつかんで節を折ったりするのを防ぐためである。左肘が南を向くのは、南が乾の正位であるためで、乾は剛中に凜然の気があり、誰しも侵しがたい。右手は北にあるが、北は坤の正位で「順」である。即ち、順理順勢、以て万物に応ずる。易では美はその中にあり、四肢に流れ、業の完璧はここにあるという。右肘はこの意味で北に向かう。北方角には強敵があろうとも何を恐れることがあろうか。耳は敵が来る音を聞き出し、眼は敵が発する気象を見る。頭眼は前後の見境をつけ、左右の手はそれを助ける。これこそ乾を首に円をなすの気象で、足は左から、右から、敵を御し、前にも後にも一挙足一行動にも疾雷の如き力を発揮する。敵が我を侵す時、足は下体を守る。まさに「六封四閉」、上下四方とも封鎖され、敵は入る口さえ見つからない。閉じれば左右前後無縫で、間髪を入れない。敵が虚をつこうが、実に手向かおうが、側面なり正面なりから当たってこようとも、恐れることがないわけである。上勢の「白鶴亮翅」は体然たる開勁の本勢で、本勢の「膝拗步」は合勁である。上勢は即ち下勢の前半勢であり、下勢は上勢の後半勢に相当し、一開一合で一勢となす。

(訳註: 坎=真北  离=東に属する  灵=霊、靈、魂.精神)

 

以下続く。20209月6

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3ヶ月ごとの検査で思い出す。そういえば私、ガン患者なんだった💦

2020-09-04 11:38:51 | 日記・エッセイ・コラム

9月1日は3ヶ月ごとの定期検査日だった。

本態性血小板血症の治療で抗がん剤を吞んでいる(それに乳ガン手術後のホルモン剤)。薬の副作用は何もなく、普段は自分がガン患者であることを忘れるくらいだ(薬をのむことは忘れないけど)。

 

まずは血液検査の採血をして、まずは乳腺外科に寄って経過確認。この日は「手術跡を見せてください」。右胸に残る手術跡もほとんどきれいに消えて、右胸切除したとは意識することもないくらい。診察は5分かかるかかからないくらいで終わり、それから血液内科に回って、医師と血小板の数値の確認と経過のお話。。。

今回の数値は48,7。血小板の標準値は、36,9〜30,7だから、ワタシの場合はやや高い。95,2だった当初の値から見ればかなり下がってきているが、最高値の範囲は超えている。血小板の数が多すぎる→血液が固まりやすい→心臓や脳に血栓が出来やすい(!?)、というのがヤバイところ。遺伝子の突然変異が原因(らしい)ので、自力でどうにかなるものでもない。

 

先生曰く「40台なら心配ないでしょう」。

それに加えていつも聞かれるのは「心臓の動悸とか胸が苦しいとか、ありませんか?」。

いつもは「どこもなんともありません」でOKだが、このコロナと猛暑の季節、坂道を上ると息が詰まる感じがある。

「心臓がドキドキ?」

「ドキドキはしないけど、胸が詰まる感じ。息が吸えないような。。」

「脈を計らせて」と脈拍を触り、「リズミカルですね。これなら心配なし」。

 

そういえば、8月23日に八王子で、久しぶりに朝から午後までの形意拳講習会があり、午前中の連環拳の練習をしているときに息が苦しくなり(!?)「顔が青いですよ」。ひたすら前に突っ込んで突いていく崩拳を繰り返しやっていたら、呼吸のタイミングがうまくいかなくなって、アップアップ!!ヒェ〜ッ!!

もともと朝早くからの活動が苦手で(朝はほとんどアタマもカラダも起きてない。。。)、猛暑の続く中、八王子で9:30開始に向けて普段よりず〜っと早起きしたのでカラダが整ってなかったこともあるが、同時に、血小板血症のせいもあるのかなぁ〜とフト思った。

吸えないっ!吐けないっ!!。。。陸先生が声をかけながら呼吸を整えてくれて、どうにか深い呼吸が戻ったのであった。

陸先生曰く「吐くときに力が抜けきってない。力が残ってる」。

言われて気を付けてみると、確かに、息を吐く時に、お腹まで吐き沈めようと意識しすぎて逆に力が入っているようだ。「肺で呼吸すればそれで十分。段々長くしていけばいい」と。

 

太極拳をやるときに、”呼吸は深く細く長く”と言われるが、無理矢理お腹まで吐き落とさなくても方や腕の力が抜けるところでいい。呼吸が出来てくれば腹まで〜足の裏まで、となるのだが、それは自然に任せればいい。これも、「やる」じゃなくて「なる」だね。

息が詰まったことで、思いがけずに出来てると思い込んでいた呼吸法も、実はまだ十分ではないことが判明!カラダの力を抜ききるって、こういうことか!?と、行けば必ず何かの気づきがある形意拳講習会でありました。

 

で、血液内科の診察時にそれを思い出して、あらためて自分はガン患者であること。を忘れないようにしよう!と思ったのでありました。

 

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